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【ハイライト動画あり】京都産業大学、終了間際に逆転トライ。同志社大学との接戦を制し関西制覇へ大きな一歩。ラグビー関西大学リーグ
ラグビーレポート by 京産大アスレチックラグビー関西大学リーグ第5節、京都産業大学と同志社大学の一戦が、天理親里競技場で行われた。
昨年のリーグ戦では30点差をつけられての大敗、今春のトーナメントでは1点差で敗北を喫していた。リベンジに燃える京産大、「京産らしいひたむきで愚直に粘り強く」というPR(プロップ)平野叶翔(西陵・4)共同主将の言葉通り、最後に我慢が報われた試合となった。
前半7分、京産大は前節にも見られたスクラムでのペナルティで同大にチャンスを与えてしまう。ラインアウトモールを組まれると押し込まれトライ。反則から先制を許す苦しいスタートとなった。
この日2トライのアサエリ・ラウシ
すぐに追いつきたい京産大は14分、敵陣深くに入り込むとゴール目前でスクラム、同大FW(フォワード)を押し込むと反則を誘った。さらにもう一度スクラムを選択、ここまで押し込まれたお返しと言わんばかりに、スクラムにこだわった。2度目も押し込むとサイドに展開する。最後はアサエリ・ラウシ(日本航空石川・3)が飛び込みトライ、7-7の同点とした。
追いついた京産大は流れに乗って追加点が欲しいところ。24分、ハーフェイライン近くからSH(スクラムハーフ)廣田瞬(天理・4)共同主将がボールを高く蹴り上げるハイパントキック。
ボールをキャッチした同大の選手の周りを赤紺の選手が囲み、平野共同主将がジャッカルに成功した。そこからのラインアウトは乱れてはしまったがマイボールにし、ディフェンスが整う前に飛び込んだアサエリ・ラウシがトライ。14-7とリードを奪った。
連続トライで順調だったが前半ロスタイム、ゴール目前でラインアウトのチャンスを与えてしまう。先制トライと同じようにモールを組まれると押し切られトライを許す。キックは外れ14-12、ここで前半を終えた。京産大としては試合を優位に進めた前半だったが同大は隙を見逃さず、2点差に迫っていた。
後半開始、1分に京産大がペナルティを犯し自陣で相手ボールラインアウト、前半と同じ形でピンチを招いてしまう。しかしここではモールを崩し粘り強いディフェンスを見せボールを奪回。前半の失点シーンを京産大が修正し、逆転を許さなかった。
ラグビー 関西大学リーグ2021
【ハイライト】同志社大学 vs. 京都産業大学
後半9分、敵陣でペナルティを獲得、プレースキックでの3点を選んだ。FB(フルバック)竹下拓己(東福岡・3)が、ゴールやや左からPG(ペナルティゴール)を決め、17-12と点差を広げた。
後半13分からは同大が快速BK(バックス)に展開しアタック、京産大は我慢の時間帯だった。攻め込まれるも集中力を切らさずに大きなゲインを許さない。しかし23分、ゴール前へ侵入されると左から右、右から左へと大きく展開、左にできたスペースにトライされ、17-19と逆転を許す。残り20分弱、京産大は2点差を追う展開となった。
逆転のため、敵陣でプレーしたい京産大だったが逆に攻め込まれてしまう。さらなる失点は許されない状況、同大FWがラックサイドを突くが、粘り強いディフェンスを見せた京産大が守り切り、相手の反則を誘った。我慢強さを見せる京産大だったがアタックでは思うように攻めることができない。
逆転トライ後、雄叫びをあげる三木皓正
後半39分、NO8(ナンバーエイト)藤井颯(京都成章・4)らの突破で敵陣に入り込み逆転を狙う。SO(スタンドオフ)西仲隼(近代附属・3)がボールを持つと、その背後に隠れていたFL(フランカー)三木皓正(京都成章・2)が真横でパスを受け取り突破、カバーに来た同大BKをかわしゴールラインに飛び込んだ。
昨秋、1年生ながら出場したリーグ開幕戦でも逆転トライを決めていた三木。この日、豊富な運動量と京都成章仕込みのピラニアタックルでチームの先頭を走り続けた男が逆転を決めた。
「最後のトライはみんなの気持ちの現れだと思う。みんなに後押しされるように足が前に出た」と語る三木。ロスタイムは1分、西仲がボールを外に蹴り出すとホイッスル、22-19の大接戦だった。ノーサイドの瞬間、抱き合う選手たち、涙を流す者もいた。
後半は同大にゲームを握られ苦しい時間帯が続いた。「何とか3点差で勝つことが出来たが、どっちに転ぶか分からないゲームだった。選手が苦しい時間帯も耐えてくれて、攻撃に転じてしっかりとスコア出来たところがとても良かった」と廣瀬佳司監督。ここ1年間、悔しい思いをしてきた同大相手に逆転勝利、関西制覇に向けて大きな1勝だ。
次戦、第6節の相手は天理大学、去年の関西王者にして大学選手権覇者だ。ここまで全勝の京産大に対して、天理大は1敗しているが京産大はチャレンジャーとして臨む。これまで関西の壁として京産大の前に立ちはだかってきた天理大、悲願の関西制覇へチーム一丸となって挑む。
文/写真:出口敬介(京産大アスレチック)
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