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ラグビー コラム 2021年11月1日

早稲田大学、帝京大学と全勝対決。カギを握るのはスクラム。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 早稲田スポーツ新聞会
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青学大戦、突破するLO(ロック)桑田陽介(スポ4=愛知・明和)

9月にラグビー関東大学対抗戦が開幕してからおよそ2カ月が経った。日程も佳境に差し掛かる11月3日、今後の早稲田大学の命運を握る試合が行われる。

早大はここまで4戦4勝。前試合の青山学院大学戦は、前半こそチームの歯車がかみ合わずリズムをつかむことができなかったが、後半は力の差を見せつけ最終スコアは61-14と青学大を圧倒した。そんな早大が次に対戦する相手は帝京大学。この後に慶應義塾大学戦、明治大学戦との伝統の2連戦を控える今、ここで立ち止まるわけにはいかない。

早大にとって、帝京大は相性の悪い相手ではない。対抗戦では2年連続で勝利を収めており、今年度菅平で行われた夏のオープン戦でも40-24で白星を挙げている。BK(バックス)陣の活躍と低く鋭いタックルで主導権を握り続けたが、フィジカルの強い帝京大相手にスクラムで圧倒されたという反省もあった。この帝京大のスクラムをどれだけ攻略できるかが、勝利へのカギとなる。

一方の帝京大は早大へのリベンジに燃えている。帝京大も早大と同様、ここまで4戦4勝。初戦の筑波大学戦では17-7と苦しんだが、それからの3戦全てで8トライ以上を挙げており、調子は上々。帝京大のストロングポイントは先述の通り、フィジカルの強いFW(フォワード)陣だ。早大としては接点の部分やセットプレーで当たり負けせず、反則を犯さないことが重要になる。

この試合で注目すべきは、スクラムの要となるPR(プロップ)小林賢太(スポ4=東福岡)、HO(フッカー)川崎太雅(スポ2=東福岡)、PR木村陽季(社4=東京・早実)のフロントロー3人。

今シーズンから3番から1番にコンバートした小林、スタメンに定着し安定したプレーを見せる川崎、この試合が対抗戦初スタメンとなる木村らが早大のスクラムをけん引する。スクラムを強みとする帝京大相手にフロントローの3人がどれだけ粘ることができるかが、勝敗を左右することは間違いない。

トライを挙げるWTB(ウィング)松下怜央(スポ3=神奈川・関東学院六浦)

伝統の2連戦を前にしたこの試合は、タフなゲームになることが予想される。CTB(センター)長田智希主将(スポ4=大阪・東海大仰星)が「自分たちの大事にしている部分をしっかりやり切る姿勢をチーム全員が持つことで良いゲームにしたい」と語るよう、この試合に勝利して次に弾みをつけたいところ。対抗戦優勝へ、そして『荒ぶる』奪取へ、まずはこの試合で勝利をつかみにいく。

文/写真:内海日和(早稲田スポーツ新聞会)

早稲田スポーツ新聞会

早稲田スポーツ新聞会

1959(昭和34)年創刊。人気の野球、ラグビーを中心に早大体育会44部をくまなく取材し、年12回の新聞発行およびWebやSNSによる情報発信を行う。現在部員170名で活動。»早スポHP»Twitter»Facebook

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