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ラグビー コラム 2021年11月1日

【ハイライト動画あり】同志社大学、摂南大学に勝ち1敗をキープ。次節は全勝の京都産業大学と対戦。ラグビー関西大学リーグ

ラグビーレポート by 同志社スポーツアトム編集局
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ジャッカルに成功し、吠える小島

10月30日、鶴見緑地球技場(大阪府)で2021ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第4節、同志社大学摂南大学と対戦した。リーグ優勝に向けて何としても勝たなければならない試合。先制点を許す展開となったが、そこから立て直し、45-5で勝利した。

晴れ空の中、同志社のキックオフでゲームは始まる。負けられない同志社は先に点を取り、楽にゲームを進めたかった。しかし、序盤から相手の猛攻を受け、前に出られない展開が続く。

3分、相手の出足を止めようと、果敢な守りを見せるも反則。ビッグゲインからギャップを突かれ、摂南大に先制トライを許す(0-5)。「外国人選手が走り込んでくる時に、待ったような形のディフェンスをしてしまった」と伊藤紀晶HC(ヘッドコーチ)。大型選手に対応が遅れ、先手を取られた。

しかし、すぐに立て直した。序盤以降は強みである攻めのディフェンスで、自陣への侵入を許さない。敵陣22m付近で守り続け、反撃の時を待った。16分、FL(フランカー)小島雅登のジャッカルで相手にノットリリースザボール。ペナルティを獲得し、スクラムを選択した。

チャンスの場面でのスクラム。ファーストコンタクトで圧倒し、そのまま5mのゲインに成功する。オフサイドのアドバンテージをもらったところでブラインドサイドに展開。SO(スタンドオフ)嘉納一千からボールを受け取ったFB芦塚仁がインゴールに飛び込み、同点に追いついた(5-5)。

同点となり、チームは調子を取り戻した。22分、27分にもセットプレーからトライが生まれ、19-5とリードで前半を折り返す。

後半はBK(バックス)陣が負けじと得点ラッシュを見せる。7分、スクラムでのゲインからSO嘉納が裏へ走り込んだ。相手ディフェンスラインを突破し、ボールはWTB(ウィング)稲吉渓太へ。前節に復帰のトライゲッターが自慢の快走で抜き去り、後半初トライ (24-5)。

その後、猛攻を仕掛けるも反則を取られ、なかなか攻め切ることができない。両者攻め合い、中盤でプレーする時間が増える。沈黙を破ったのはCTB(センター)大森広太郎のランだった。

ラグビー 関西大学リーグ2021

【ハイライト】摂南大学 vs. 同志社大学

鋭角に走り込み、同じくCTBの西村海音からボールを受けると、ディフェンスを置き去りに。最後は共同主将のSH(スクラムハーフ)田村魁世へと渡りインゴール中央にトライ。今試合2トライ目を決めた。(31-5)。

今試合2トライの田村主将

続々とリザーブの選手もピッチに現れる中、SO嘉納に代わって入ったCTB倉岡治輝も躍動する。35分、西村海の裏へのパントキックを見事キャッチすると、そのままインゴールへ駆け抜けた(38-5)。38分にはCTB岡野喬吾のダメ押しの独走トライ。最後の反撃と意気込む摂南大に対しても、慎重なディフェンスを見せ、45-5で試合を終えた。

計7トライを挙げ、ボーナスポイントを加えた勝ち点5をつかんだ同志社。この試合で通算成績を3勝1敗とした。ディフェンスラインを突破され、何度かピンチを招いたが、失点を1トライにとどめた。

「ラインブレイクされても全員で守ってターンオーバーまで持ち込み、攻めることができたところが良かった」と共同主将のLO(ロック)南光希。耐え忍んで反撃の時を待ち、チャンスの場面で一気に攻め込めたことが勝因となった。

得点力という面では、CTB西村、大森の3回生コンビの活躍も大きい。今季この2人でのラインブレイクが非常に目立っている。また、POM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)にはPR(プロップ)山本敦輝が選出された。スクラムで最前列から相手にプレッシャーをかけ続け、ペナルティを誘発していた。攻撃面でも体を張り続け、縁の下の力持ちとしてチームの勝利に貢献。次戦でも躍動に期待がかかる。

次戦の相手は京都産業大学。第4節終了時点で唯一全勝の強敵だ。今後の行方を左右する大一番。次節、親里の舞台で雄たけびを上げるのは紺グレだ。

文/写真:野村大智(同志社スポーツアトム編集局)

同志社スポーツアトム編集局

同志社スポーツアトム編集局

同志社スポーツアトム編集局は1978年に創刊された同志社大学唯一の体育会機関紙です。年6回の本紙の発行を軸に、号外の発行やHPの管理などをすべて学生の手で行っています。
公式サイト Twitter→@atom_doshisha

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