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ラグビー コラム 2021年10月14日

クボタスピアーズ船橋・東京ベイ、江戸川区との連携と新ユニフォームを発表。ジャパンラグビー リーグワン

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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新リーグの初代王者を目指すスピアーズ

10月13日(火)、1月から開幕する「ジャパンラグビー リーグワン」のDivision.1に所属する「クボタスピアーズ船橋・東京ベイ」が方針発表会見を行った。会場はホストスタジアムの1つである東京・江戸川区陸上競技場にて行われた。

方針発表会見は2部制で行われた。1部の冒頭でクボタのラグビー部長の木村一尋氏が「2021年のトップリーグでは、過去最高成績の3位を収めることができました」。

「1月7日に開幕する『リーグワン』では『Proud Billboard ~強く、愛されるチームを目指し、すべてのステークホルダーの誇りの広告塔になる~』というビジョンを掲げて、プロ的な運営でホストエリアの活性化に貢献しながら、スピアーズがいてよかったという存在になりたい」と挨拶した。

さらにクボタスピアーズ船橋・東京ベイは、昨年9月に連携協定を結んでいた江戸川区と、さらに「SDGs推進に係る連携と協力に関する協定」を結ぶことが発表された。

江戸川区とスピアーズは今後、ラグビーの体験イベントだけでなく、子ども食堂へ選手の派遣ふれあいイベント、練習見学会、食品ロス削減に向けた取り組みなど、SDGsの活動を連携して行っていく。

左からルディケHC、石川GM、木村部長 中央右が斉藤区長

ラグビー経験者だという江戸川区の斉藤猛区長は、「2019年ワールドカップ時にご協力いただいてから、連携を取らせていただき、地域貢献で様々な形でお力添えをいただいている」。

「今月からは青少年の育成のため、地元の小中学校でタグラグビーの指導もしてもらっています。昨季、江戸川区陸上競技場でのホストゲームは3戦、すべて勝っている。不敗神話を続けていただいて優勝に向かっていただきたい。また、スピアーズさんと強力なスクラムを組んで、ラグビー普及、SDGsの推進を進めていきたい」と話した。

現在、江戸川区陸上競技場は臨時のスタンドを入れても収容人数は8000人ほど。リーグワンのDivision.1のクラブには、2025年から2028年のフェーズ2では、ホストスタジアムの条件に1万5000人の収容スタジアムを課す予定である。

新ジャージーをお披露目

来年1月の開幕に向けてまだ改修の予定はないが、斉藤区長は「(スタジアムが)満員になって区民全体が盛り上がり、みんなでスピアーズを応援しようという動きになればそう(改修)いう形もあるかもしれない」と話すにとどめた。

2部はグランドに場所を移し、ファン25名も参加して行われた。まず、ユニコーンの横顔が大きく描かれた、BKL JAPAN製の新ジャージーが発表された。ファーストジャージーのスピアーズを象徴するオレンジはより明るくなり、セカンドジャージーはクボタブルーとなった。

また1月7日(金)、国立競技場で埼玉パナソニックワイルドナイツとリーグワンの開幕戦を戦うため、リーグワンの開幕記念ジャージーも発売することが発表された。

オフィシャルスーツを着たFL末永(左)FB金

続いてオフィシャルデニムサプライヤー「G‐Star RAW」のオフィシャルデニム着た選手と、オフィシャルスーツサプライヤー契約を結んでいる作業着スーツ発表のボーダレスブランド「WWS」のスーツを着た選手も登場.
その後はスポンサー企業の紹介などが続いた。

オフィシャルデニムを着たHO杉本(左)SO岸岡

スピアーズの石川充GM(ゼネラルマネージャー)は「(新リーグに向けて)ビジョンである『Proud Billboard』を泥臭く、体現していきたい。今までをベースにして、スローガン『NEXT LEVEL』をやっていきたい」と話した。

また、2016年から指揮をとるフラン・ルディケHC(ヘッドコーチ)は「(昨季は)ラインアウトのアタック1位、トライ数は過去のシーズンから倍になり、ディフェンス面も2位となり、成長できたことを示せた。これらの部分も改善し、ネクストレベルを目指したい」と話した。

開幕記念ジャージーを着たキャプテンCTB立川

開幕記念ジャージーに身を包んだキャプテンCTB(センター)立川理道は「オープニングゲームで戦えることは、すごくありがたいことですし、光栄です。新国立(でのプレー)は初めてです。1試合1試合、厳しい試合が続くが、初代王者はその年しかなれないので狙っていきたい。自信を持って臨めるようにあと数カ月、チームにしていきたい」と意気込んだ。

「リーグワン」の開幕戦まであと3カ月。クボタスピアーズ船橋・東京ベイは「オレンジアーミー」と呼ばれるファンの声援や、江戸川区の協力を仰ぎながら、選手層を厚くするため、そして初代王者となるための強化を急ピッチで進めていく。

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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