人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2021年10月11日

【ハイライト動画あり】同志社大学、主導権を握れず近畿大学に敗戦。ラグビー関西大学リーグ

ラグビーレポート by 同志社スポーツアトム編集局
  • Line

敵を振り払い進むNO8木原

痛い黒星。同志社大学は序盤から主導権を握ることができず、10-24で近畿大学に敗北。勝ち点を得られず、2戦を終えて勝ち点5と遅れをとる結果となった。

スクラムで組み勝ち、自慢のBK(バックス)陣が展開ラグビーを見せつけるはずだった。しかし、得点したのはわずか10点。相手の反則によるPG(ペナルティゴール)の3点と、マイボールスクラムからのNO8(ナンバーエイト)木原(スポ4)のトライによる7点のみ。スクラムではボールを保持できても、その後のBKが機能できずに試合を終えた。

先制したのは同志社。前半1分に敵陣22mライン付近での近大のオーバーザトップでショットを選択し、3-0とする。初戦で天理大学を倒し勢いに乗る近大相手に、タイトなゲームになることは予想されていた。まずは得点し、同志社を流れに乗せたい。

しかし14分、ラインアウトモールからトライされ逆転を許す(3-7)。負けじと取り返した27分のトライで10-7とするも、これが同志社最後のトライとなった。

ゴール前、トライを狙うHO谷本

前半をリードで終えるも理想の展開に持ち込めず、緊張感ある面持ちでハーフタイムを迎える。心機一転で臨んだ後半だったが、やはりゲームの主導権は握れなかった。

後半6分、反則から与えたPGで近大に並ばれる(10-10)。反撃に出るも、アタックの場面でミスを連発し得点できない。対して近大の勢いは止まらず、33分にハイパントキックからディフェンスのギャップに走り込まれ逆転のトライを許す(10-17)。

トライを返すべく前へ前へと出る気持ちがかえって反則を生んでしまった。自陣深くでの接点で反則を犯してしまう。ジリジリと攻められ、後半40分、最後の最後でさらに点を追加され試合終了(10-24)。7点差以内のボーナスポイント獲得もかなわず、貴重な勝ち点1をノーサイド直前に失い、選手たちは肩を落とした。

前後半通して多用されたキックで中々試合が動かなかった。リズムをつくりながら攻撃するのが同志社のスタイルだが、蹴り合いとセットプレーの時間が長く、アタックに時間を使えない。

ラグビー 関西大学リーグ2021

【ハイライト】同志社大学 vs. 近畿大学

エリアを獲得すべく行ったキックが返ってリズムを崩す結果となった。キックに緩急をつけることで攻撃の機会を生み出せば、同志社に流れを引き寄せられたかもしれない。

チャンスをものにできず、ピンチを自ら招いた。「ミスが多く自滅した試合になってしまいました」(SO/スタンドオフ嘉納)。敵陣深くでのプレーに持ち込むも、キックミスやノックオンで攻め切れずに得点のチャンスを逃す。ゴールラインを目前に、自陣に引き戻される場面が何度もあった。自身のミスであと1歩届かなかったトライが勝敗を分けた。

春から強みとして磨き上げてきたディフェンスやブレイクダウンも、近大が一枚上手でかなわない。近大も同じく接点を強みとし、競り勝てなかった。ブレイクダウンに注力して今試合に臨んだ近大に攻略された形。ディフェンスも低く刺さる鋭いタックルで同志社に思うようなプレーをさせなかった。

鍵となるスクラムは互角に戦えていただけに、自身のミスで攻め切れず悔しい結果に終わった。秋の関西王者は春王者に確約されたものではないと改めて感じさせられる。しかし、まだ2戦目。今試合で露呈した課題を修正し、同志社の展開ラグビーの真価を見せつけたい。

文/写真:米澤千種(同志社スポーツアトム編集局)

同志社スポーツアトム編集局

同志社スポーツアトム編集局

同志社スポーツアトム編集局は1978年に創刊された同志社大学唯一の体育会機関紙です。年6回の本紙の発行を軸に、号外の発行やHPの管理などをすべて学生の手で行っています。
公式サイト Twitter→@atom_doshisha

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ