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ラグビー コラム 2021年9月24日

【ハイライト動画あり】明治大学、10トライで立教大学を破り連勝スタート。3連覇への挑戦はまだまだ続く。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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3トライを挙げた江藤

先週から開幕したラグビー関東大学対抗戦。青山学院大学との初戦を52-3で制した明治大学。9月18日、昨年度は73-15で快勝している立教大学を相手に、アースケア敷島ラグビー場にて第2戦を戦った。

序盤からいい流れができていた。開始直後、相手のキックを左LO(ロック)山本嶺二郎(法2=京都成章)がチャージする好プレーがさく裂し、早速試合が動く。3分、敵陣22mラインでのラインアウトからモールで押し込みHO(フッカー)田森海音(政経4=長崎北陽台)がトライ。「ラインアウトモールは青学大戦で課題に挙がっていたのでこの1週間で修正できた」(田森)。

12分に再びラインアウトから追加点が生まれると、さらに明大ペースに。16分、敵陣22mライン付近でのラックからSH(スクラムハーフ)飯沼蓮主将(営4=日川)がボールを持ち出す。「自分の中で積極的に仕掛けていこうというテーマがあった」(飯沼)。

空いたスペースに走り、1対1でかわすとそのままトライを決める。4年生の3連続トライで士気も上がり順調かと思われたが、守り切れず立大にトライを許す。「思うように上がれずに相手にクイックボールを出されてしまった」(飯沼)。

それでも22分、敵陣10mラインでのラインアウトから右へ開いたNO8(ナンバーエイト)福田陸人(法4=国学院栃木)が、右CTB(センター)江藤良(文4=報徳学園)へタイミングよくワンパス。最後は相手を押しのけトライを決め、ペースを崩さなかった。その後も着実に攻め敵陣での攻撃が続く。

32分、相手のペナルティから敵陣5mラインでのラインアウトを得て成功させると、モールで押し進みトライ。左FL(フランカー)木戸大士郎(文1=常翔学園)の初対抗戦、初トライとなった。

前半終了間際には、敵陣22mラインでのラインアウトからモールに持ち込もうとするも、崩れてしまう。そこから飯沼がSO(スタンドオフ)伊藤耕太郎(商2=国学院栃木)へパスを出すと、キックパスを試みる。相手に当たり転がったボールを江藤が運よくキャッチ。そのまま走り込みラッキーな3トライ目を挙げた。相手に1トライを許したものの、40-7で危なげなく前半を終える。

ラグビー 関東大学対抗戦2021

【ハイライト】 立教大学 vs. 明治大学

後半開始直後、明大のパントキックをキャッチした立大に自陣22mライン付近まで攻められるが、左CTB(センター)廣瀬雄也(商2=東福岡)のジャッカルが決まり取り返す。そして、後半8分と11分には左WTB(ウイング)松本純弥(政経4=佐賀工)が連続トライ。

「前半よりも点数が取れなくて流れが良くなかった」(飯沼)。序盤で点を重ねた明大だったが、オフサイドやノックオンのミスが目立つように。ゴールライン付近まで攻められる場面では、プレッシャーを与えてペナルティを誘い、なんとかしのぐ。

6人の選手を入れ替え迎えた29分、ラックからパスを受けた廣瀬がステップで相手をかわしオフロードパス。託されたFB(フルバック)安田昂平(商1=御所実)が対抗戦初トライを決めた。「先輩がつないでくれたボールをトライできたのはうれしかった」(安田)。

後半トライを挙げる児玉

35分には、児玉樹(政経4=秋田工)のトライが決まり、点差をつけてノーサイド。危うい場面もありつつも後半はノートライに抑え、最終スコア68-7で連勝をつかんだ。

今試合は対抗戦初トライを決めた木戸や安田というフレッシュな選手の活躍とともに、江藤を筆頭とする上級生による連続トライで青学大戦を上回るトライ数で勝利を手にした。しかし、完全に満足いく内容ではなかった。

「後半になるにつれて、自分たちのクオリティが良くなかった」(福田陸)。後半続いた、ボールを運んでからのミスをどこまで修正できるかが今後の勝利のカギになりそうだ。

次戦の相手は日本体育大学。「外国人選手がいるので、ゲインを許して勢いに乗らせてしまうといけないチームだと思う」(飯沼)。世代別代表に選ばれてきたハラトア・ヴァイレアや、体重130キロを超えるリサラ・ミキロを擁する日体大。

フィットネスを強みにし、一筋縄ではいかないチーム。ボールキャリーだけでなく、春から力を入れている80分間走り続ける体力も重要なポイントだ。10月9日、江戸川陸上競技場にて行われる次戦も目が離せない。

文:豊澤風香/写真:内山嶺(明大スポーツ)

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明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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