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ラグビー コラム 2021年9月21日

【ハイライト動画あり】慶應義塾大学、盤石の試合運びで初陣飾る。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 慶應スポーツ新聞会
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トライのマプスア(左)に駆け寄る山田(中央)と永山(右)

いよいよ新シーズンの開幕を迎えた慶應義塾大学。シーズンを占う大事なオープニングゲームは、日本体育大学との対戦となった。

試合は前半8分に慶大が先制。直後に同点とされたが、その後は力強いモールやスクラムなどから好機を演出しトライを重ねた。終わってみれば7トライ43得点。圧倒的な攻撃力を見せた慶大が、昨シーズン逃した開幕白星を手にした。

どんよりとした曇り空の秋葉台公園球技場に、新シーズンの開幕を告げるホイッスルが鳴り響いた。開幕戦勝利で勢いに乗りたい慶大。キックオフ直後から慶大ペースで試合が進む。

前半8分、早くも試合が動く。右サイドのラインアウトからモールを形成し、HO(フッカー)田中慶伸(総4・桐蔭学園)がモールから抜け出しトライ。5-0と幸先よく先制点を挙げる。しかしその直後、一瞬の隙を突かれる。相手WTB(ウィング)に右サイドを一気に突破され同点となるトライを許した。

その後は相手の集中した守備の前になかなか好機を作れず、膠着した展開が続く。そんな局面を打開したのが昨シーズンルーキーながら全試合に出場し、今シーズンSH(スクラムハーフ)に転向した山田響(総2・報徳学園)だ。

26分、持ち前の俊足を生かし自陣から相手ゴール前まで大きくゲイン。相手のペナルティを誘うとラインアウトから再びモールを形成し、FL(フランカー)高武俊輔(総3・尾道)がトライを決める。

1年ぶりの出場で得点を挙げたマプスア

このトライで流れに乗った慶大。35分には昨シーズンの開幕戦以来の出場となるCTB(センター)アイザイア・マプスア(総3・King's College)が、右サイドを駆け上がりトライを決めるなど得点を重ね、前半を24-5で折り返す。

後半に入っても慶大の勢いは止まらない。開始早々2分、CTBイサコ・エノサ(環3・King's College)が中央を強引に突破しトライを決めると、21分にはHO田中が今日3つ目となるトライ。直後にはFB(フルバック)中楠一期(総3・國學院久我山)が今日4本目となるキックを成功させ、リードをさらに広げる。

ラグビー 関東大学対抗戦2021

【ハイライト】慶應義塾大学 vs. 日本体育大学

後半開始直後から降り始めた雨が、時折激しさを増し難しいコンディションとなる中、慶大は落ち着いた試合運びを見せる。相手陣内の高い位置からプレッシャーをかけ、低く鋭いタックルで相手の好機の芽を摘む。

相手をゴールライン付近に寄せ付けず、試合終了間際にWTB鬼木崇(法3・修猷館)がダメ押しとなるトライを決め、43-5でノーサイド。初戦を勝利で飾った。

悪天候の中、試合の主導権を握り続けた

試合開始直後こそ、開幕戦の緊張感からか、パスミスやハンドリングエラーなど細かいミスが散見されたものの徐々にペースをつかみ、堂々とした試合運びを見せた。

特に光ったのはスクラムやモールの力強さだ。相手を圧倒するパワーで幾度となく好機を作った。次戦の相手は筑波大学。昨シーズンの開幕戦で敗れた手強い相手との一戦は、今シーズンの行方を占う大切な一戦となりそうだ。

文:松田英人/写真:松田英人、相良葉子(慶應スポーツ新聞会)

慶應スポーツ新聞会

慶應スポーツ新聞会

慶應義塾大学文化団体連盟所属の公認サークル。通称ケイスポ。全40ある体育会の取材から記事の執筆、年7回の新聞製作まで全て学生の手で行う塾内唯一のスポーツ新聞サークル。部員数約50名、35年の歴史を持つ。»慶應スポーツWebサイト

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