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春の関西大学戦でトライを決める梁本(3年)
春季トーナメントで強豪天理大学を撃破し、王座を奪還した同志社大学。9月18日(土)に開幕する秋季リーグ戦で悲願の頂点へ向け、無念の辞退となった昨年度の悔しさを糧に再起を図る。
共同主将のSH(スクラムハーフ)田村魁世(4年)、LO(ロック)南光希(4年)を軸に、全員が主体となってスローガンである「LINK」を体現してきた。圧倒的な団結力で着実に目標達成へ向け前進する。
FW(フォワード)、BK(バックス)ともに一丸となって戦うのが同志社の持ち味だ。中でも、天理大戦において優位に立っていたディフェンスが勝負の鍵を握るに違いない。第111代は例年に比べ選手層が厚く、熾烈なメンバー争いを勝ち抜いた精鋭のプレーに期待がかかる。
果敢に突進する谷本
FW(フォワード)は、最前線でけん引するHO(フッカー)谷本卯楽(4年)、LO(ロック)依藤隆史(4年)、南(4年)を中心に構成する。体格こそ劣るものの、8人が束となって敵陣に攻め込むプレーが強みだ。昨年からの長い練習期間で培ったフィジカルを生かしたラインアウトやスクラムを確実な得点源とする。
天理戦で鮮烈なデビューを飾ったFL(フランカー)奥平都太郎(1年)からも目が離せない。大柄の選手にも臆することのない低い重心から繰り出されるタックル。身体を張るルーキーのプレーがチームの勢いを加速させる。
ケガからの戦線復帰が期待されるFL(フランカー)木原音弥(4年)が先発争いに加われば、更に切磋琢磨しレベルアップにつながる。
BK(バックス)では、果敢に攻めるディフェンスを武器にするWTB(ウィング)和田悠一郎(4年)が最高学年となった。また、和田と同じくU20日本代表にも選抜された実力のあるFB(フルバック)稲吉渓太(4年)の2人に注目が高まる。
また、圧倒的な存在感で紺グレを台頭するのがWTB(ウィング)山口 楓斗(4年)だ。俊足やステップを持ち味とするエースが躍動し、日本一へ導く。
ハーフ団では、主将のSH(スクラムハーフ)田村が核となり、BK陣を率いる。SO(スタンドオフ)では、西村海音(3年)、嘉納一千(2年)の勢いのある選手が司令塔を担う姿も必見だ。
若手時代から同志社の最前線として活躍してきた選手達が集まる4年生。ラストイヤーを笑顔で終幕できるよう、万全の状態で決戦へ向かう。前回全国の舞台に立った2年前は、筑波大学に大差で敗れ敗退した。先輩方の悔しさを背負い、リベンジをかけて全身全霊で戦い抜く。
「僕らの目標は秋シーズンで関西優勝して、日本一が最終目標」(田村)。関西リーグはあくまで通過点。1年越しの大学選手権へ、夏を乗り越え奮い立った。
初戦に対するのは関西大学。春シーズンは70-19と快勝を見せた相手だけに好スタートを切りたい。春・秋優勝、その先の日本一を手にするべく、全員で「LINK」し、総力で同志社旋風を巻き起こせ。
文:松久莉万(同志社スポーツアトム編集局)
同志社スポーツアトム編集局
同志社スポーツアトム編集局は1978年に創刊された同志社大学唯一の体育会機関紙です。年6回の本紙の発行を軸に、号外の発行やHPの管理などをすべて学生の手で行っています。
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