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ラグビー コラム 2021年9月14日

【ハイライト動画あり】帝京大学、筑波大学との初戦白星も苦しい試合展開。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 帝京スポーツ新聞部
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筑波大学との試合は17-7。ラグビー関東対抗戦優勝を目指す帝京大学は、開幕初戦から苦しんでの白星となった。「結果がどうあれ、勝利できたことに価値がある」と主将のPR(プロップ)細木康太郎(4年=桐蔭学園)は前向きに捉え、次戦へに向けて準備を進める。

前半開始2分、筑波大が一気に攻め込み、そのままトライ。先制点を許した。しかし、前半12分、WTB(ウィング)大籔洸太(3年=中部大春日丘)がハーフライン付近で前へ蹴り出したボールを、見事な走りから自ら抑えてトライ。SO(スタンドオフ)高本幹也(3年=大阪桐蔭)もゴールキックを決め、同点に追いつく。

前半35分、モールを押し込みトライ

前半17分には、ゴールライン手前でのスクラムで押し込んだが、グラウンディングが認められず、新ルールによりドロップアウト。その後は硬直状態が続いた。スコアが動いたのは前半35分。ゴール前のラインアウトからモールを押し込んでそのままPR細木がトライし、ついに逆転した。前半40分、相手からペナルティを得てPG(ペナルティゴール)を選択するも、失敗。前半は14-7で終えた。

後半は一進一退の攻防が続き、互いに何度も敵陣のインゴールまで攻めるが、トライを決めることはできなかった。後半30分、筑波大のキックでゴールライン直前でボールを確保されるが、帝京がギリギリでトライを阻止。後半31分には、自陣ゴールライン前で相手にペナルティを与え、連続攻撃を受けるが冷静に守り、筑波大の猛攻を凌いだ。

ロスタイムに高本幹也がPGを決める

後半35分には、FL(フランカー)山川一瑳(3年=常翔学園)が好ゲインで一気にゴールラインまで迫るがノックオン。その後も激しいプレーが続いた。ロスタイムに入った後半43分、相手から得たペナルティでSO高本がPGを成功し、突き放す。そのまま17-7で逃げ切り、試合終了。この試合のプレイヤー・オブ・ザ・マッチには、前半に逆転トライを決めたPR細木が選ばれた。

「初戦での気持ちの作り方が難しかった」とPR細木が話すように、試合では終始パスミスやトライの決めきれなかったプレーが目立った。筑波大の粘り強いタックルやデフェンスに苦しみ、「1つ1つのことに対して集中ができなかった」と冷静に振り返り、帝京ラグビーを前面に出せなかったと話した。

ラグビー 関東大学対抗戦2021

【ハイライト】 帝京大学 vs. 筑波大学

岩出監督は、「自分たちでチャンスを失うことが多かった。今後に向けて、精度の高いプレーが必要なる」と話した。だが、試合前から筑波戦を意識して練習をしてきた帝京。相手の動きを想定して準備してきたといい、僅差で逃げ切った試合を「タフなゲームでとても良い試合」とポジティブ捉え、初戦から多くの収穫を得たと副将のFB(フルバック)押川敦治(4年=京都成章)は語った。

プレイヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれた細木主将

大学9連覇を知るメンバーが不在の中迎えたシーズン。監督は「苦い経験をして成長してほしい」と話し、今回の辛勝も大切な経験になると話した。「やるべきことをきちんとやれば、良い結果につながる」と意気込む細木主将は、強豪校との連戦を控える11月に向けて、チームの完成度を高めていく。

次戦は、9月25日に青山学院大学と対戦する。昨年の対抗戦では122-0と圧倒的な力の差を見せつけている。次も勝利を収めて着実に成長をしていってほしい。

文:臼井塁/写真:亀ヶ谷沙希(帝京スポーツ新聞部)

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帝京スポーツ新聞部

1996年創刊。帝京大学体育局所属の公認クラブにして唯一の学生新聞。ラグビー部をはじめ、柔道部、空手部、野球部など帝京大体育局の情報を年4回の発行で熱く伝える。現在部員13名で活動。 Twitter @teikyo_sports

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