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ラグビー コラム 2021年7月18日

夏のセブンズ王者を目指して48校が激突。全国高校7人制ラグビー大会1・2日目の結果

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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ベスト4を決めた東海大相模・中村のトライ

7月17日(土)から長野・菅平高原サニアパークで、第8回全国高等学校7人制ラグビーフットボール大会が開幕した。1日目は出場48校が3校ずつ、16のプールに分かれてプール戦を行い、2日目は各プール1位の16校が優勝を争う「カップトーナメント」、2位が「プレートトーナメント」、3位が「ボウルトーナメント」に進み、それぞれベスト4が出揃った。

まず、17日の1日目の予選プールの結果を見ていこう。Aプールは佐賀工業(佐賀)が京都成章(京都)に競り勝ち、1位で通過した。Bプールは前回大会準優勝の國學院栃木(栃木)、Cプールはパスラグビーに定評のある茗渓学園(茨城)、Dプールは前回大会覇者の桐蔭学園(神奈川)が1位で通過した。

Eプールは滋賀学園(滋賀)に競り勝った石見智翠館(島根)、Fプールは長崎北陽台(長崎)、Gプールは尾道(広島)が1位。Hプールは東海大相模(神奈川)、名古屋(愛知)、熊本(熊本)と初出場が3校揃う組になったが、東海大相模が1位となった。

創部3年目で初の全国大会に出場した倉敷

また、Iプールは御所実業(奈良)、Jプールは創部3年目にして初出場の倉敷(岡山)が青森山田(青森)に競り勝ち、Kプールは秋田工業(秋田)、Lプールは春の選抜王者の東福岡(福岡)が1位でカップトーナメントに進んだ。

Mプールは優勝経験のある東海大仰星(大阪)、Nプールは報徳学園(兵庫)が優勝経験のある流通経済大柏(千葉)を寄せ付けず、Oプールはパスラグビーが武器の高鍋(宮崎)、Pプールは初出場の東京王者の早稲田実業が1位となった。

18日(日)の2日目は優勝が決まる「カップトーナメント」を中心に見ていきたい。1回戦1試合目は國學院栃木が佐賀工業との接戦を24-19で制した。2試合目は展開ラグビーが武器の茗渓学園が、15人制ではSH(スクラムハーフ)を務める高橋佑太朗キャプテンの活躍もあり、前回大会王者の桐蔭学園に35-14で快勝した。

桐蔭学園を下した茗渓学園。トライを挙げる高橋主将

3試合目は、石見智翠館が長崎北陽台を28-0と零封。4試合目は接戦となったが、東海大相模が尾道に21-14で勝利した。5試合目は初出場の倉敷が先制したものの、全国常連の御所実業が35-21で逆転勝利した。

初出場ながらベスト8入りを果たした早稲田実業

6試合目は最多3回の優勝を誇る東福岡が、秋田工業に35-14で勝利。7試合目は関西の強豪同士の対戦となったが、先制した東海大大阪仰星が試合を優位に進めて、報徳学園を31-24で下した。8試合目はアタック力に長けた早稲田実業が高鍋に28-10で勝利した。

◆カップトーナメント1回戦結果

●佐賀工業(佐賀)19-24 國學院栃木(栃木)○
○茗渓学園(茨城)35-14 桐蔭学園(神奈川)●
○石見智翠館(島根)28-0 長崎北陽台(長崎)●
●尾道(広島)14-21 東海大相模(神奈川)○

○御所実業(奈良)35-21 倉敷(岡山)●
●秋田工業(秋田)14-35 東福岡(福岡)○
○東海大大阪仰星(大阪)31-24 報徳学園(兵庫)●
●高鍋(宮崎)10-28 早稲田実業(東京)○

3大会連続のベスト4入りを果たした國學院栃木

2回戦は4試合が行われた。1試合目は國學院栃木と茗渓学園が対戦。國學院栃木は後半、伊藤龍之介のトライで逆転すると最後は粘りの守備を見せて、14-12で逃げ切った。國學院栃木は3大会連続のベスト4を決めた。

2試合目も接戦となり、初出場の東海大相模がラストプレーで中村大和がトライを挙げ、石見智翠館を14-12で下し、初の全国大会ベスト4となった。

3試合目は春の王者・東福岡が楢本幹志朗、平翔太らが5トライを挙げて27-7で快勝した。4試合目は前半は初出場の早稲田実業がリードする展開となったが、後半、地力に勝る東海大大阪仰星が野中健吾の2トライで逆転し、19-12で勝利した。

◆カップトーナメント2回戦結果

ベスト4入りした東海大仰星

○國學院栃木(栃木)14-12 茗渓学園(茨城)●
●石見智翠館(島根)14-17 東海大相模(神奈川)○
●御所実業(奈良)7-27 東福岡(福岡)○
○東海大大阪仰星(大阪)19-12 早稲田実業(東京)●

2位校による「プレートトーナメント」は京都成章(京都)、仙台育英(宮城)、日本航空石川(石川)、流通経済大柏(千葉)の4校が、3位校の「ボウルトーナメント」は札幌山の手(北海道)、関商工(岐阜)、城東(徳島)、土佐塾(高知)の4校がベスト4入りを果たした。

全国高校7人制ラグビー大会2021 カップトーナメント2回戦

【ハイライト】御所実業(奈良) vs. 東福岡(福岡)

梅雨も明けて、暑さの中で行われている第8回全国高校生7人制ラグビー大会、19日(月)の3日目は各トーナメントの準決勝、3位決定戦、決勝が行われる。

カップトーナメントを制したチームが今大会の優勝となるが、3大会連続でベスト4に進出した國學院栃木の初優勝か。初出場の東海大相模がその勢いのまま初優勝か。春の選抜王者・東福岡が「2冠」を達成するのか。それとも東海大大阪仰星が2度目の優勝を飾るのか。

7月19日(月)試合予定

春の選抜との2冠を目指す東福岡

◆カップトーナメント準決勝
・10:50 國學院栃木 vs. 東海大相模
・11:00 東福岡 vs. 東海大大阪仰星

◆プレートトーナメント準決勝
・10:50 京都成章 vs. 仙台育英(宮城)
・11:00 日本航空石川 vs. 流通経済大柏(千葉)

◆ボウルトーナメント準決勝
・10:50 札幌山の手 vs. .関商工(岐阜)
・11:10 城東 vs. 土佐塾(高知)

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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