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ラグビー コラム 2021年7月6日

【ハイライト動画あり】同志社大学、大学王者・天理大学から6年ぶりの勝利で優勝。ラグビー関西春季トーナメント決勝

ラグビーレポート by 同志社スポーツアトム編集局
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果敢に攻め込む共同主将の南

7月4日、天理親里競技場(奈良県)で、ラグビー関西大学春季トーナメントの決勝、天理大学vs.同志社大学戦が行われた。

前半から接点で強さを見せた同志社は、相手に流れを渡さず、35-19で勝利。大学王者・天理大から6年ぶりの白星をあげ、見事春季トーナメントで頂点に立った。

試合開始早々にゲームは動く。前半3分、天理大にモールを組まれ先制トライを許した(0-5)。しかし、紺グレは冷静なプレーを見せる。同7分、ラインアウトからモールを形成するとそのまま押し込みHO(フッカー)谷本(4年、同志社)がトライ。

準決勝の京都産業大学戦と同じくモールから得点が生まれた。プレースキックをSO(スタンドオフ)嘉納(2年、大阪桐蔭)が着実に決めて逆転に成功する(7-5)。

14分、天理大の選手がレイトチャージによりシンビンで一時退場。人数的に有利になった同志社は、PG(ペナルティゴール)で点差を広げた(10-5)。その後は両者得点を許さず、激しい身体のぶつかり合いに。「Link!Link!」と選手たちが声を掛け、得意のディフェンスで天理大に得点を許さない。

42分、相手のオフサイドにより、再びペナルティキックのチャンスを獲得。PGを選択した同志社は3点を追加し、天理大を突き放した(13-5)。

しかし、その2分後、天理大SO藤田(4年、伏見工業)が裏に転がしたボールを再度拾われ、ゴールポスト中央へトライを許す(13-12)。前半を終わって1点のリードと、気の抜けない展開で前半を折り返した。

後半に入っても、両者一歩も譲らない展開が続くが、先に得点したのは同志社だった。11分、再びラインアウトモールで前進し、HO谷本がインゴールでボールを抑えた(18-12)。

続く26分、スクラムからCTB(センター)岡野(2年、常翔学園)がゲインラインを突破。大外で待っていたWTB(ウィング)和田(文情4)にボールが渡り、ライン際に飛び込んだ(25-12)。

2021年度ラグビー関西大学春季トーナメント決勝

【ハイライト】天理大学vs.同志社大学

その後、天理大に1本返され、25-19となり再び1トライ1ゴールで逆転される点差に。しかし、同35分にFL(フランカー)梁本(3年、常翔学園)が相手2人を振り切ってインゴール中央へトライ。

ガッツポーズを見せる梁本

梁本は「勝利の女神が完全に僕に微笑んだな」と勝利を決定づけたトライを振り返った。41分にも笠原(法3)がPGを成功させ、35-19で昨年の大学王者・天理大から勝利を奪い取った。

練習から意識的に取り組んできたブレイクダウンの部分では相手を終始圧倒した。「勝てるかもではなく、勝つつもりで臨んだ」(LO/ロック南主将)。

昨年大学日本一の天理大に対してもディフェンスからゲームを支配した。攻撃面でもキックを有効的に使い敵陣でのプレーの時間が多かったことで、相手にチャンスを作らせなかった。

春シーズンを最高の形で締めくくった同志社。4月の関西セブンズでも優勝し、紺グレは勢いに乗っている。しかし、チームはさらに前を向く。

「日本一が最終目標であくまでこれは通過点」(SH/スクラムハーフ田村主将)。同志社の輝かしい歴史を取り戻すべく日本一へ。新時代の扉を開ける時は今しかない。

文/写真:野村大智(同志社スポーツアトム編集局)

同志社スポーツアトム編集局

同志社スポーツアトム編集局

同志社スポーツアトム編集局は1978年に創刊された同志社大学唯一の体育会機関紙です。年6回の本紙の発行を軸に、号外の発行やHPの管理などをすべて学生の手で行っています。
公式サイト Twitter→@atom_doshisha

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