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ラグビー コラム 2021年7月2日

同志社大学、大学王者・天理大学に挑む。ラグビー関西大学春季トーナメント

ラグビーレポート by 同志社スポーツアトム編集局
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逆転トライを挙げたFB山口楓斗

5月23日、2年ぶりにラグビー関西大学春季トーナメントが開幕した。同志社大学は今季の初戦で関西大学を相手に全10トライを奪い、70-19の大勝。長く遠ざかる王座奪還に向け、順調な幕開けとなった。

続く、準決勝の京都産業大学戦では、後半一時リードを許す展開を作られるも、21-20で逆転勝利。終盤で踏ん張り、なんとか決勝への切符を手にした。

「新たな時代に同志社を」。選手権でのリベンジと「日本一」の目標を託され、新たにスタートした同志社を引っ張るのがLO(ロック)南光希(4年、東海大仰星)とSH(スクラムハーフ)田村魁世(4年、桐蔭学園)の2人だ。「人数が多いので、1人でやるより2人でやって協力していきたい」。2人がうまく連動して、170人を超える大所帯をまとめている。

今季の強みは積極的に取り組んでいるブレイクダウンとディフェンスだ。初戦の関大戦では、その接点の部分で終始圧倒。ボールを奪い得点につながる場面が何度か見られた。

また、FW(フォワード)とBK(バックス)がそれぞれ5トライを奪い、様々な攻撃の形を見せた。ハーフ団の早いテンポで表裏を使った攻撃での得点や、ラインアウトモールからも2トライを奪った。

モールでトライを奪いきる

準決勝でも前半3分にラインアウトモールから先制した。この試合ではケガで離脱していたWTB和田悠一郎(4年、東海大仰星)が復帰。昨季も抜群の突破力と鋭いタックルで幾度となくチームを救った猛者は、この試合でも強さを見せ追加点を演出した。

14-0とリードを奪ったものの、序盤以降は流れを掴めない展開に。しかし、ビハインドで迎えた後半38分、FB(フルバック)山口楓斗(4年、東海大福岡)が逆転のトライでゲームを決めた。

7月4日に行われる決勝戦では黒衣の王者、天理大学と対戦する。前年度、全国大学ラグビー選手権を関西勢としては36大会ぶりに制覇した天理大はそう簡単に崩せる相手ではない。

今年度、HO(フッカー)の佐藤康(4年)が率いる天理大は「stay hungry」をスローガンに、チャレンジャーの姿勢で選手権連覇を狙っている。

しかし、春季トーナメントでは初戦の近畿大学にまさかの苦戦。後半に一時リードを許す展開も、終盤のトライで27-22と逆転で初戦を突破した。準決勝では関西学院大学に危なげなく勝利し、決勝へとコマを進めてきた。

日本代表に選出されたCTBシオサイア・フィフィタ(近鉄)や、1年生からハーフ団を組み、BKの核を担っていたSH藤原忍(クボタ)、SO(スタンドオフ)松永拓朗(東芝)など、前年度の主力選手が多数抜けた今シーズン。それでも侮れる相手ではない。

主将の佐藤康、NO8(ナンバーエイト)山村勝悟(3年)ら、昨年の優勝メンバーに、留学生の高さが加わり形成されるFW陣は強力だ。同志社はこの試合でも今季の強みである接点の部分で粘りを見せ、好機をモノにしたい。

「80分間立ってプレーして走り続けるラグビーを体現したい」(南主将)。同志社を象徴する展開ラグビーのさらに進化した姿を見せ、まずは関西の頂点へ。新時代を駆けるチャレンジャーは貪欲に勝ちを奪いに行く。

文/写真:野村大智(同志社スポーツアトム編集局)

同志社スポーツアトム編集局

同志社スポーツアトム編集局

同志社スポーツアトム編集局は1978年に創刊された同志社大学唯一の体育会機関紙です。年6回の本紙の発行を軸に、号外の発行やHPの管理などをすべて学生の手で行っています。
公式サイト Twitter→@atom_doshisha

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