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ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ 日本代表戦の出場メンバー
6月22日(火)、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズのウォーレン・ガットランドHC(ヘッドコーチ)が、26日(土)にスコットランド・マレーフィールドで行われる日本代表戦の出場メンバー23名を早々に発表した。
同じ日に行われるプレミアシップ決勝に出場するエクセター・チーフスの選手4人はまだライオンズに合流しておらず、また、先週末に試合があったイングランドの選手の多くも遅れて合流した。そのため、先発の15人に2023年ワールドカップで日本代表と同組となったイングランド代表の選手は入らなかったが、控えに4名の選手が入っている。
また、試合が行われるスコットランド代表の選手がPR(プロップ)ザンダー・ファーガソンら4名、LO(ロック)イアン・ヘンダーソンら、アイルランド代表が6名、FB(フルバック)リーアム・ウィリアムズら、ウェールズ代表が5名というスターティングラインアップとなった。
キャプテンは世界最多キャップ「157」を誇るLO(ロック)アラン ウィン・ジョーンズ(ウェールズ)が務め、ハーフ団は、過去に日本代表とも対戦経験のあるSH(スクラムハーフ)コーナー・マレー(アイルランド)とSO(スタンドオフ)ダン・ビガー(ウェールズ)のコンビになるなど、さすがライオンズ、国際経験豊富な選手が多く、23人のテストマッチのキャップ総数は「1309」となった。
今回、初めてライオンズのジャージーに袖を通すことになる選手は、今年のシックスネーションMVPのFL(フランカー)ハミッシュ・ワトソン(スコットランド)、突破力のあるニュージーランド出身のCTB(センター)バンディー・アキ(アイルランド)、シックスネーションズで5トライを挙げてトライ王となったWTB(ウィング)ドゥーハン・ファンデルメルヴァ(スコットランド)、2019年ワールドカップで7トライを挙げてトライ王に輝いたWTBジョシュ・アダムズ(ウェールズ)ら8人となった。
リザーブには、昨日合流したばかりのサラセンズのSO/CTB(センター)オーウェン・ファレル(イングランド)が入ったが、ガットランドHCは、「リーダーグループは選手の投票で決めたが、彼が一番票を集めた」と彼のキャプテンシーを評価してリザーブ起用となったことを明かした。
また、2019年ワールドカップの予選プールで日本代表と対戦したスコットランドの選手が1名、アイルランドの選手3名が23人のメンバーに入ったことに関して、指揮官は「日本代表に黒星を喫したスコットランド、アイルランドの選手たちはここで、まず1つ借りを返したいと闘志を燃やしています」と選手たちのモチベーションが高いことを明らかにした。
日本代表についての印象を、ガットランドHCは「この試合はツアーの良いスタートを切るために重要な試合だ」と言い、続けて「日本代表はワールドカップでベスト8に入ったチームです。ここ数年成し遂げたことをみても非常にリスペクトを持っている。ワールドカップでは、フィールド全体を使ったアタックと堅守とセットピースを見せていました」と高く評価した。
また、ライオンズを率いて3度目となる指揮官は、6月12日の日本代表とサンウルブズの試合を映像で見て「最初の50~60分はベストコンディションではないようだったが、それでも試合に勝っていた。その時からさらにコンビネーションも良くなっているだろうし、かなり厳しい試合になるだろう」と日本代表を警戒した。
そして、「恐らく日本代表は早いテンポでゲームを進めようとしてくるでしょう。反面、ラインアウト、スクラム、モールといったフィジカルな面は、ダイレクトに当たってくる南アフリカ代表とは違うものになるので、タフでチャレンジングな試合になるだろう」。
「日本代表に勝つためのゲームプランを持って戦う必要がある一方で、この後の南アフリカ代表とのテストマッチに向けての戦術も考えていかないといけない。ですので、試合ではこの2つの課題をクリアしないといけない」と試合のフォーカスポイントを挙げた。
最後にガットランドHCは「エディンバラの1万6000人のサポーターの前でプレーできることを大変うれしく思います。(ライオンズは遠征なので)、ホームでファンの前で試合する機会はそう多くはありません。日曜日に南アフリカに向けて出発する前に、観衆は選手たちを大いに盛り上げてくれるでしょう」とファンの後押しを期待した。
ライオンズと日本代表の歴史的な一戦は6月26日(土)日本時間午後11:00(現地時間午後3:00)に、スコットランド・エディンバラのマレーフィールドでキックオフされる。
◆ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ 日本代表戦出場メンバー
(所属チーム/代表 年齢 代表キャップ/ライオンズキャップ)
☆:2017年ニュージーランド遠征に参加した選手
◎:2019年ワールドカップで日本代表と対戦した選手
●:過去に日本代表と対戦した経験がある選手
1 ローリー・サザーランド(エディンバラ/スコットランド 28歳 16/0)●
2 ケン・オーウェンズ(スカーレッツ/ウェールズ 34歳 82/6)☆
3 ザンダー・ファーガソン(グラスゴー・ウォーリアーズ/スコットランド 25歳 38/0)◎
4 イアン・ヘンダーソン(アルスター/アイルランド 29歳 63/6)☆◎
5 アラン ウィン・ジョーンズ(オスプリーズ/ウェールズ 35歳 148/20)☆ ※キャプテン
6 タイグ・バーン(マンスター/アイルランド 29歳 22/0)
7 ハミッシュ・ワトソン(エディンバラ/スコットランド 29歳 41/0)
8 ジャック・コナン(レンスター/アイルランド 28歳 20/0)
9 コーナー・マレー(マンスター/アイルランド 32歳 89/11)☆◎
10 ダン・ビガー(ノーサンプトン・セインツ/ウェールズ 31歳 92/5)☆●
11 ドゥーハン・ファンデルメルヴァ(エディンバラ/スコットランド 25歳 10/0)
12 バンディー・アキ(コナート/アイルランド 31歳 31/0)
13 ロビー・ヘンショウ(レンスター/アイルランド 27歳 52/4)☆
14 ジョシュ・アダムズ(カーディフ/ウェールズ 26歳 32/0)
15 リーアム・ウィリアムズ(スカーレッツ/ウェールズ 30歳 71/6)☆●
◆控えメンバー
16 ジェイミー・ジョージ(サラセンズ/イングランド 30歳 59/6)☆
17 ウィン・ジョーンズ(スカーレッツ/ウェールズ 29歳 35/0)
18 タイグ・ファーロング(レンスター/アイルランド 28歳 49/6)☆◎
19 コートニー・ロウズ(ノーサンプトン/セインツ/イングランド 32歳 87/6)☆
20 タウルペ・ファレタウ(バース/ウェールズ 30歳 86/13)☆
21 アリ・プライス(グラスゴー/ウォーリアーズ/スコットランド 27歳 42/0)
22 オーウェン・ファレル(サラセンズ/イングランド 29歳 93/13)☆●
23 アンソニー・ワトソン(バース/イングランド 27歳 51/6)☆
文:斉藤健仁
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント
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