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ラグビー コラム 2021年6月4日

早稲田大学、初戦黒星から1ヶ月の修正期間を経て日本大学と対戦。ラグビー関東大学春季大会

ラグビーレポート by 早稲田スポーツ新聞会
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SH河村(社4=大阪・常翔学園)のトライ

ラグビー関東大学春季大会が開幕して1カ月。新体制発足後、初の公式大会に臨んだ早稲田大学ラグビー部は、1年ぶりの開催となった今大会の初戦で、昨年度関東大学リーグ戦王者の東海大学と対決した。

しかし、結果は26-48と敗北。華々しいスタートとはいかず、勝ち星獲得は持ち越しとなった。その前節から約1カ月の準備期間を経て、対するのは昨季リーグ戦3位の日本大学。早大は今試合で公式戦初勝利を狙う。

前節の東海大戦、前半は一進一退の攻防が続いた。序盤のチャンスを物にできず、思うように得点に結びつかない。東海大に先制点を奪われた後もセットプレーのミスにより主導権が握れない時間が過ぎていく。

しかし前半21分、早大に好機が訪れた。着実にフェーズを重ね、CTB(センター)長田智希(スポ4=大阪・東海大仰星)のラストパスを受けたWTB(ウィング)堀尾健太(スポ4=茨城・茗渓学園)がトライ。そのキックをSO(スタンドオフ)吉村紘(スポ3=東福岡)が決めて逆転する。

スクラムでも競り勝ち、勢いづいた早大にこのまま試合の流れが来ると思われた。ところが、前半終了間際で東海大にトライを奪われ、再び劣勢に。後半が始まると連続で得点され点差を開かれてしまう。連携プレーからトライを決めるなど、立て直しを図ろうとした早大だが、本来の持ち味を発揮できないまま試合終了。26-48で黒星スタートなった。

次戦の相手は日本大学。2019年の全国大学選手権準々決勝以来の公式戦対決だ。2年前の対決ではBK(バックス)陣の活躍により、57-14で早大が快勝した。

今年度の日大は、昨年度の主力が多数残っている。その中でも昨年のリーグ戦でチームのトライ王となったWTB水間夢翔(日大)、1年生から主力として水間と共に活躍してきたFB(フルバック)普久原琉(日大)には注意が必要だ。

また、昨年1年生ながら福岡工業大学戦で5ゴールを決めたSH(スクラムハーフ)前川李蘭(日大)にも警戒したいところ。日大は初戦の明治大学戦は19-24で敗北している。課題を修正し、立て直しを図る日大は一筋縄ではいかないだろう。

ラグビー関東大学春季大会 Aグループ

【ハイライト】早稲田大学 vs. 東海大学

前節ではセットプレーでのミスや、試合の立ち上がりという課題が露呈した早大。一方、春から取り組んできた部分は通用したという収穫があった。

また、長田やPR(プロップ)小林賢太(スポ4=東福岡)ら上級生だけでなく、PR亀山昇太郎(スポ1=茨城・茗渓学園)や、NO8(ナンバーエイト)佐藤健次(スポ1=神奈川・桐蔭学園)ら、ルーキーの活躍も今後期待できそうだ。

さらに日大戦ではHO(フッカー)西野直樹(法3=東京・早大学院)、FL(フランカー)藤井将吾ら、公式戦初メンバー入りとなるリザーブ陣にも注目したい。

日大戦はセットプレーに注目したい

1カ月という長い調整期間を経て、どこまで成長しているのか、日大戦で真価が問われる。チームの修正力が勝利へのカギとなるだろう。磨きをかけた早大に期待だ。

文:水島梨花/写真:大滝佐和(早稲田スポーツ新聞会)

早稲田スポーツ新聞会

早稲田スポーツ新聞会

1959(昭和34)年創刊。人気の野球、ラグビーを中心に早大体育会44部をくまなく取材し、年12回の新聞発行およびWebやSNSによる情報発信を行う。現在部員170名で活動。»早スポHP»Twitter»Facebook

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