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ラグビー コラム 2021年5月10日

【ハイライト動画あり】早稲田大学、主導権握れず開幕戦は黒星。ラグビー関東大学春季大会

ラグビーレポート by 早稲田スポーツ新聞会
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新型コロナウイルスの影響により、無観客で開催されるラグビー関東大学春季大会。早稲田大学はAグループとして昨年度の関東大学リーグ戦1~3位の大学と対戦する。

初夏にふさわしい快晴の下、東京・上井草グラウンドで行われた初戦の相手は昨年度のリーグ戦王者で、公式戦での直接対決は2年ぶりとなる東海大学。前半はキック差の接戦を制す展開となったが、度重なるセットプレーのミスやペナルティを修正しきれず、春季大会の初戦は26-48の黒星スタートとなった。

前半は一進一退の攻防が続く。序盤は東海大のペナルティから敵陣に攻め込みチャンスを作るが、相次ぐラインアウトのミスで思うように得点につながらない。6分、東海大にギャップを突かれて先制点を献上すると、その後もセットプレーが安定せずボールを思うように保持できない時間が続く。

しかし21分、マイボールから徐々にフェーズを重ね、CTB(センター)長田智希(スポ4=大阪・東海大仰星)のパスを受けたWTB(ウィング)堀尾健太(スポ4=茨城・茗渓学園)がインゴールを駆け抜けると、SO(スタンドオフ)吉村紘(スポ3=東福岡)がキックを決め逆転。

前半トライを挙げた河村

その後も早大はPR(プロップ)小林賢太(スポ4=東福岡)を中心にスクラムで競り勝つなど勢いに乗る。さらに25分にはNO8(ナンバーエイト)田中智幸(政経4=東京・早大学院)がゲインラインを突破し、SH(スクラムハーフ)河村謙尚(社4=大阪・常翔学園)がグラウンディング。

前半はこのままの点差で終わるかと思われたが、終了間際にトライを許し、前半を14-12と2点差のリードで折り返した。

インゴールに向かう相良

後半は開始早々、空いたスペースにキックで攻め込まれる形で、連続で得点を許し、相手に流れを渡してしまう。15分、FW(フォワード)の連携をうまくつないだFL(フランカー)相良昌彦(社3=東京・早実)が敵陣22m付近から走り抜けてトライ。

食らいつく早大だったが、その後もスクラムの反則が起因となりモールでトライ、PG(ペナルティゴール)を決められ、後半残り8分で点差を「22」に広げられてしまう。

ラグビー関東大学春季大会 Aグループ

【ハイライト】早稲田大学 vs. 東海大学

しかし、意地を見せたい早大は敵陣ゴールライン前で相手のパスミスに素早く反応すると、そのまま右に展開してFB(フルバック)槇瑛人(スポ3=東京・国学院久我山)がインゴールを陥れた。さらに、ここから立て直しを試みるが、最後に再び得点され、試合終了のホイッスルが鳴った。終わってみれば26-48。開幕戦勝利とはならなかった。

試合を通して最も浮き彫りになったのは、やはりセットプレーの課題だろう。また、この試合では相手にターンオーバーされる場面が幾度か見受けられた「ミスやブレイクダウンで圧力をかけられて、その結果負けにつながった」と吉村が話すように、取り組んできたブレイクダウンにも課題はありそうだ。

しかし、小林や長田、LO(ロック)村田陣悟(スポ2=京都成章)など、接点で当たり負けしないフィジカルの強さが垣間見えた場面もあった。

「春から取り組んできた部分に関しては東海大学さんと戦えていた」という大田尾竜彦監督(平16人卒)の評価のように、今日までに積み上げてきたものを実戦で応用することで得た収穫も大きいだろう。

次戦の相手は日本大学で、6月6日の対戦となる。約1カ月の期間を経て、どこまで課題を修正できるか。成長した早大ラグビー部に期待したい。

文:塩塚梨子/写真:大滝佐和(早稲田スポーツ新聞会)

早稲田スポーツ新聞会

早稲田スポーツ新聞会

1959(昭和34)年創刊。人気の野球、ラグビーを中心に早大体育会44部をくまなく取材し、年12回の新聞発行およびWebやSNSによる情報発信を行う。現在部員170名で活動。»早スポHP»Twitter»Facebook

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