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ラグビー コラム 2021年5月7日

日本代表とも戦うドリームチーム「ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ」が南アフリカ遠征スコッドを発表

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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B&I・ライオンズは日本とも対戦

4年に1度、イングランド、ウェールズ、スコットランド、アイルランドの各国代表の選抜で構成されるドリームチーム「ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ」のスコッド37名が発表された。ライオンズは6月26日(土)にスコットランドで日本代表と対戦してから南アフリカに移動する予定だ。

イングランドからは11名(FW:8名、BK:3名)、ウェールズからは10名(FW:5名、BK:5名)、スコットランド代表からは8名(FW:3名、BK:5名)、アイルランド代表からは8名(FW:5名、BK:8名)が選出された。

イングランドは今年のシックスネーションズで5位だった影響からか、4年前は16名の選出だったが、今回は11名と減少した。ただ、クラブチームとしてはイングランドのサラセンズから最多の5人が選ばれた。

キャプテンにはウェールズ代表の主将で今回唯一、2009年に行われた前回の南アフリカ遠征にも参加した、テストマッチ最多の157キャップのLO(ロック)アラン ウィン・ジョーンズが務める。

ジョーンズ キャプテンは「日曜の夜にガッツ(ガットランドHC)から(携帯に)着信があった。それで掛け直してちょっと話して引き受けると伝えました。大変名誉なことです。スコッドに選ばれるのだけでも名誉なのに、さらにキャプテンの腕章をつけるのは非常に栄誉」と話した。なお、ジョーンズは史上4人目となる4回連続の選出となった。

ほかにもイングランド代表HO(フッカー)ジェイミー・ジョージは「名前が呼ばれるまで、神経が張り裂けるような時間でしたよ。とにかくすごくホッとして、とても誇らしく思います」と安堵の表情を見せた。

37名のスコッドの約半数にあたる19名の選手が、前回のニュージーランド遠征(2017年)に引き続き選出され、さらに6選手が8年前のオーストラリア遠征にも参加した選手が入った。

イングランド代表キャプテンのSO(スタンドオフ)オーウェン・ファレル、スコットランド代表キャプテンのFB(フルバック)スチュアート・ホッグはスコッドに選ばれたが、アイルランド代表のスキッパーであるSOジョナサン・セクストンは外れた。

また、NO8(ナンバーエイト)ビリー・ブニポラ(イングランド)、CTB(センター)ジョナサン・デーヴィス(ウェールズ)、LOジェームズ・ライアン(アイルランド)らも選外となった。

一方で、2018年3月から代表でプレーしていないFL(フランカー)/NO8サム・シモンズ(イングランド)や、今回の遠征で最年少となる20歳のWTB(ウィング)ルイス・リー ザミット(ウェールズ)らが召集された。

2013年からライオンズを率いるウォーレン・ガットランドHC(ヘッドコーチ)は、「ライオンズのスコッドを決めるのは本当に難しい仕事で、コーチングスタッフで3週間に渡って話し合いをしました」と選考の苦悩を明かし、「このスコッドが南アフリカ代表とのテストマッチに勝てるメンバーだと信じています。これから準備に入るのが楽しみです」と意気込んだ。

ライオンズは6月26日(土)に、スコットランド・マレーフィールドで日本代表とウォームアップマッチを戦った後、南アフリカに移動し、7月上旬に南アフリカのクラブチームやA代表と5試合を戦い、南アフリカ代表と3試合を行う。

ライオンズのターゲットはもちろん、2019年ワールドカップのチャンピオンチームである南アフリカ代表相手に3連勝することだ。

◆2021ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ スコッド

(所属チーム、代表、年齢、各国代表キャップ/ライオンズキャップ)
☆2017年ニュージランド遠征スコッド
★2013年オーストラリア遠征スコッド
※2009年南アフリカ遠征スコッド

【FW:21名】

PR(プロップ)
ザンダー・ファーガソン(グラスゴー・ウォーリアーズ、スコットランド、25歳、38/0)
タイグ・ファーロング(レンスター、アイルランド、28歳、49/6)☆
ウィン・ジョーンズ(スカーレッツ、ウェールズ、29歳、35/0)
アンドリュー・ポーター(レンスター、アイルランド、25歳、37/0)
ローリー・サザーランド(エディンバラ・スコットランド、28歳、16/0)
マコ・ヴニポラ(サラセンズ・イングランド、30歳、67/13)☆

HO(フッカー)
ルーク・カーワン ディッキー(エクセター・チーフス、イングランド、27歳、31/0)
ジェイミー・ジョージ(サラセンズ・イングランド、30歳、59/6)☆
ケン・オーウェンズ(スカーレッツ、ウェールズ、34歳、82/6)☆

LO(ロック)
タイグ・バーン(マンスター、アイルランド、29歳、22/0)
イアン・ヘンダーソン(アルスター、アイルランド、29歳、63/6)☆
ジョニー・ヒル(エクセター・チーフス、イングランド、26歳、9/0)
マロ・イトジェ(サラセンズ・イングランド、26歳、48/6)☆
アラン ウィン・ジョーンズ(オスプリーズ、ウェールズ、35歳、148/20)☆★*
コートニー・ロウズ(ノーサンプトン・セインツ、イングランド、32歳、87/6)☆

FL(フランカー)/NO8(ナンバーエイト)
ジャック・コナン(レンスター、アイルランド、28歳、20/0)
トム・カリー(セール・シャークス、イングランド、22歳、33/0)
タウルペ・ファレタウ(バース、ウェールズ、30歳、86/13)☆★
サム・シモンズ(エクセター・チーフス、イングランド、26歳、7/0)
ジャスティン・ティプリック(オスプリーズ、ウェールズ、31歳、85/11)☆★
ハミッシュ・ワトソン(エディンバラ・スコットランド、29歳、41/0)

【BK:16名】

SH(スクラムハーフ)
ギャレス・デーヴィス(スカーレッツ、ウェールズ、30歳、62/0)
コナー・マレー(マンスター、アイルランド、32歳、89/11)☆★
アリ・プライス(グラスゴー・ウォーリアーズ、スコットランド、27歳、42/0)

SO(スタンドオフ)
ダン・ビガー(ノーサンプトン・セインツ、ウェールズ、31歳、92/5)☆
オーウェン・ファレル(サラセンズ、イングランド、29歳、93/13)☆★
フィン・ラッセル(ラシン92、スコットランド、28歳、55/1)☆

CTB(センター)
バンディー・アキ(コナート、アイルランド、31歳、31/0)
エリオット・デーリー(サラセンズ、イングランド、28歳、52/7)☆
クリス・ハリス(グロスター、スコットランド、30歳、28/0)
ロビー・ヘンショウ(レンスター、アイルランド、27歳、52/4)☆

WTB(ウィング)
ジョシュ・アダムズ(カーディフ、ウェールズ、26歳、32/0)
ルイス・リー ザミット(グロスター、ウェールズ、20歳、9/0)
ドゥハン・ファンデルメルヴァ(エディンバラ・スコットランド、25歳、10/0)
アンソニー・ワトソン(バース、イングランド、27歳、51/6)☆

FB(フルバック)
スチュアート・ホッグ(エクセター・チーフス、スコットランド、28歳、85/7)☆★
リアム・ウィリアムズ(スカーレッツ、ウェールズ、30歳、71/6)☆

◆マッチスケジュール

・6月26日(土)vs. 日本代表(BTマレーフィールド、スコットランド・エディンバラ)
・7月03日(土)vs. ストーマーズ(ケープタウンスタジアム、ケープタウン)
・7月07日(水)vs. 南アフリカインビテーションXV(ネルソン・マンデラ・ベイ・スタジアム、ポートエリザベス)
・7月10日(土)vs.シャークス(ジョンソン・キングス・パーク、ダーバン)
・7月14日(水)vs.南アフリカA(ムボムベラ・スタジアム、ムボムベラ)
・7月17日(土)vs.ブルズ(ロフタス・ヴァースフェルト・スタジアム、プレトリア)
・7月24日(土)vs.南アフリカ代表(FNBナショナルスタジアム、ヨハネスブルク)
・7月31日(土)vs.南アフリカ代表(ケープタウンスタジアム、ケープタウン)
・8月07日(土)vs.南アフリカ代表(エミレーツ・エアライン・パーク、ヨハネスブルク)

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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