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3シーズンぶりの栄冠へ。2021年度のラグビーシーズンが開幕する。4月12日に関東ラグビーフットボール協会より、第10回関東大学春季大会の日程が発表された。
新チームをまとめる飯沼主将
昨年度は22年ぶりに対抗戦連覇を成し遂げたが、全国大学選手権の準決勝では天理大学に15-41と完敗。「昨年度の悔しさを忘れてはいけない」。今年度主将を務めるSH(スクラムハーフ)飯沼蓮(営4=日川)は新体制インタビューでそう語った。
今年度、新たに掲げたスローガンは『MEIJI PRIDE』。「もう一度、強い明治をつくり上げて、優勝して明治の誇りを取り戻す」(飯沼)。勝負の秋シーズンに向けて、どれだけ春に挑戦できるか。新たな紫紺に期待がかかる。
ここ数年の明大とは大きくチームの変化が予想される。2018年度から3年間チームを率いた田中澄憲監督が、春シーズン途中で退任予定。新たに現在リコーブラックラムズで、監督を務める神鳥裕之氏が明大の新監督に就任する予定となっている。
また、1年次からチームの主力として活躍していた箸本龍雅(令3商卒・現サントリーサンゴリアス)、山沢京平(令3政経卒・現パナソニック ワイルドナイツ)らが今春卒業。チームスタイル、メンバーともにこれまでと大きく変わる可能性がある。
特にFW(フォワード)では、セカンドロー、バックローが大きく入れ替わる。天理大戦のスタメン5人中4人が卒業。LO(ロック)では昨年度対抗戦デビューを果たした武内慎(商3=石見智翠館)と山本嶺二郎(法2=京都成章)、B戦を中心に経験を積んだ吉沢拓海(政経3=熊谷工)らに期待がかかる。
NO8(ナンバーエイト)は副将に就任した大石康太(営4=国学院久我山)が、どこまで食い込めるか注目だ。
一方、昨年度のスタメンが全員残っているフロントロー。大きな変更は見込まれないが、PR(プロップ)山本耕生(商4=桐蔭学園)はポジションを奪い返せるか。最上級生の意地を見せたい。また、天理大戦ではかなり苦しんだスクラム。重戦車の強みを取り戻すべく、さらなる進化を成し遂げたい。
BK(バックス)では、CTB(センター)児玉樹(政経4=秋田工)、FB(フルバック)雲山弘貴(政経4=報徳学園)が最上級生に。飯沼とともに下級生から試合に出続けている2人がどこまでチームを引っ張れるか。
WTB(ウイング)では絶対的エース石田吉平(文3=常翔学園)が7人制日本代表候補合宿の関係で、春シーズンの出場は見込めない。松本純弥(政経4=佐賀工)、高比良隼輝(政経4=長崎北)の4年生コンビが定位置奪取を目指す。
天理大戦後に悔しがる廣瀬(左)と齊藤(右)
3年生以下では天理大戦に出場したSO(スタンドオフ)齊藤誉哉(文3=桐生一)、CTB廣瀬雄也(商2=東福岡)らに注目だ。
ルーキーにも楽しみな逸材が豊富だ。第100回全国高校大会の優秀選手30名のうち、7名が明大に進学。FWでは福田大晟(商1=中部大春日丘)、BKでは安田昂平(商1=御所実業)、金昂平(政経1=大阪朝鮮)らを中心に春シーズンから紫紺を狙う。
迎える春季大会初戦は日大と相対する。日大とは昨年度の大学選手権・準々決勝以来の対戦だ。最終スコアは34-7だったものの、点差以上に明大を苦しめる一戦となった。昨年度のスタメンは10人が残り、今年度も手ごわい相手になることは間違いない。
注目はNO8ハラシリ・シオネを中心とした3人の外国人選手だ。外国人選手をいかに止められるかで流れが変わっていく。また、大学選手権では日大のラインアウトに苦しめられた明大。セットプレーから明大ペースに持ち込んで勝負したい。
「勝って成長し、勝って反省していくチームにしたい」(飯沼)。春でどこまで経験を積み、課題を見つけられるか。4年ぶりの大学王者に向け、今年度初の公式戦を勝利で飾りたい。「チーム飯沼」の道のりが始まる。
文:田中佑太/写真:上松凜助(明大スポーツ)
明大スポーツ新聞部
1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。
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