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ラグビー コラム 2021年4月18日

トップリーグ勢が3勝1敗、トップチャレンジからは近鉄ライナーズが2回戦へ。プレーオフトーナメント1回戦

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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いよいよ、20チームによる一発勝負のプレーオフトーナメントが始まった。4月17日(土)18日(日)、トップリーグの各カファレンスの7~8位と、トップチャレンジ上位4チームによる1回戦4試合が行われた。

近鉄が2回戦進出

どの試合もクロスゲームとなったが3試合はトップリーグチームが意地を見せて勝利し、トップチャレンジからは近鉄ライナーズのみが2回戦に進出した。

18日(日)、東京・秩父宮ラグビー場では宗像サニックスブルース(レッドカンファレンス8位)と近鉄ライナーズ(トップチャレンジ2位)が対戦した。

試合序盤は拮抗した状態だったが、11分、宗像サニックスFW(フォワード)陣が縦にボールをつないでHO(フッカー)王鏡聞がトライ。7-0と先制する。近鉄もすぐに反撃、18分、ボールを動かしてFL(フランカー)テビタ ツポウがトライ。

さらに攻撃の手を緩めない近鉄はモールを起点にSOクウェイド・クーパー、NO8ロロ・ファカオシレアがトライを挙げ、17-7とリードする。だが、宗像サニックスもゴール前でFWが粘り、PR(プロップ)佐々木駿がグラウンディング。14-17と3点差に追い上げて前半を終えた。

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後半4分、いきなり試合が動く。相手を持ち上げる危険なタックルで近鉄NO8ファカオシレアがレットカードで一発退場。数的有利となった宗像サニックのペースとなるかと思われたが、近鉄はFW陣のハードワークとSH(スクラムハーフ)ウィル・ゲニアのキックで上手く敵陣でのプレータイムを増やす。12分にはゴールまで粘りLO(ロック)マイケル・ストーバーグがねじ込んで24-14とする。

宗像サニックスもゴール前のスクラムでペナルティを得て、クイックタップから途中出場のFL鶴岡怜志がトライを挙げ、21-24と再び3点差に追い上げる。33分、近鉄はSHゲニアの裏へのキックをWTB片岡涼亮がキャッチし、そのままトライ。ゴールも決まって10点差とし、そのまま31-21でノーサイドを迎えた。

格上相手に勝利した近鉄は25日(日)の2回戦、ホームの東大阪市花園ラグビー場でパナソニックワイルドナイツ(ホワイトカンファレンス1位)にチャレンジする。

18日(日)のもう1試合は京都・たけびしスタジアム京都で清水建設ブルーシャークス(トップチャレンジ4位)と、日野レッドドルフィンズ(ホワイトカンファレンス7位)が対戦した。

序盤はチャレンジャーの清水建設が果敢に攻める。PGで先制した後、18分にはSOガース・エイプリルのキックパスをWTB尾崎達洋がキャッチしトライ。さらに25分にWTB森谷直貴がトライを挙げて、15-0とリーとする。

その後、日野も反撃し28分、33分にWTB竹澤正祥が連続トライを挙げて1点差と追い上げるが、清水は38分にSOエイプリルがトライを返して、20-14と6点差で前半を折り返す。

後半は一転して地力に勝る日野のペースとなる。3分、SHオーガスティン・プルがチャンスを作り、SOクリップス ヘイデンがトライ、さらに8分、WTB竹澤がハットトリックとなる3本目のトライで24-20と逆転に成功する。その後は日野が猛攻を見せて、竹澤の4本目のトライなど、さらに4トライを重ねて、終わってみれば日野が48-20で勝利した。

後半に6トライを挙げて快勝した日野は4月25日(日)の2回戦、秩父宮ラグビー場でトヨタ自動車ヴェルブリッツ(レッドカンファレンス2位)にチャレンジする。

17日(土)は雨の中、2試合が行われた。大阪・東大阪市花園ラグビー場では、豊田自動織機シャトルズ(トップチャレンジ1位)vs. NECグリーンロケッツ(ホワイトカンファレンス8位)が対戦した。

前半15分までにNECが、SO(スタンドオフ)アレックス・グッドのPG(ペナルティゴール)と、CTB(センター)マリティノ・ネマニのトライで、10-0とリードする。その後はセットプレーで優位に立った豊田自動織機ペースとなり、27分にWTB(ウィング)リサラ シオシファのトライで、3点差として前半を折り返す。

トップリーグ プレーオフ1回戦

【ハイライト】豊田自動織機 vs. NEC

後半1本ずつトライを挙げて迎えた16分、豊田自動織機がボールを展開し、FB(フルバック)大道勇喜がトライを挙げて、21-15とリードする。その後、互いにイエローカードが出る展開となるが、30分、豊田自動織機のSOフレディー・バーンズがPGを決めて、24-15と9点差に広げる。

だが、NECの集中力も途切れず33分、CTBベンハード・ヤンセヴァンレンスバーグが力強いランでトライを挙げ、22-24と2点差に。さらに40分、相手反則からSOグッドがPGを決め、25-24と逆転に成功する。

ラストプレーで豊田自動織機もSOバーンズが距離のあるDG(ドロップゴール)で逆転を狙ったが外れてしまい、そのままノーサイド。NECがトップリーグの意地を見せ、25-24で接戦を制して、24日(土)の2回戦、東京・秩父宮ラグビー場でサントリーサンゴリアス(レッドカンファレンス1位)にチャレンジする。

愛知・パロマ瑞穂ラグビー場では、三菱重工相模原ダイナボアーズ(レッドカンファレンス7位)vs.コカ・コーラレッドスパークス(トップチャレンジ3位)が対戦した。

前半序盤、セットプレーで優位に立った三菱重工相模原が、前半12分までにモールで2トライを奪い、14-0とリードした。コカ・コーラも19分、すぐに反撃し、ゴール前の密集からNO8(ナンバーエイト)ジョセフ・トゥペがトライ、前半終了間際にはSOマット・ルーカスがPGを決め、14-10で三菱重工相模原のリードで前半を折り返した。

後半6分、キックパスを起点にコカ・コーラがチャンスを作り、最後はCTBトゥクフカ トネがトライを挙げて、17-14と逆転に成功する。その後は一進一退の攻防が続いたが、36分、ボールをつないだ三菱重工相模原のCTBマイケル・リトルが、左端にトライを決めて、19-17と逆転する。

ロスタイム、コカ・コーラも自陣から攻めたが、逆にミスしてしまい、こぼれ球を拾ったCTBリトルがそのままトライを挙げ、ノーサイドを迎えた。24-17で勝利した三菱重工相模原は、24日(土)の2回戦、東大阪市花園ラグビー場でディフェンディングチャンピオンの神戸製鋼コベルコスティーラーズ(ホワイトカンファレンス2位)に挑む。

プレーオフトーナメント 1回戦結果

●豊田自動織機 24-25 NEC○
○三菱重工相模原 24-17 コカ・コーラ●
●宗像サニックス 21-31 近鉄○
●清水建設 20-48 日野○

プレーオフトーナメント 2回戦組み合わせ

◆4月24日(土)
・12:00 東芝 vs. リコー @パロマ瑞穂
・12:00 クボタ vs. ヤマハ発動機 @江戸川
・14:30 三菱重工相模原 vs. 神戸製鋼 @花園
・14:30 サントリー vs. NEC @秩父宮

◆4月25日(日)
・12:00 Honda vs. NTTドコモ @パロマ瑞穂
・12:00 NTTコミュニケーションズ vs. キヤノン @江戸川
・14:30 近鉄 vs. パナソニック @花園
・14:30 トヨタ自動車 vs. 日野 @秩父宮

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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