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清水建設 vs. 日野
2月20日(土)に開幕した「トップリーグ2021」は全7戦のリーグ戦が終了。
いよいよ下部トップチャレンジリーグ(TCL)4強を加えた全20チームによるプレーオフ・トーナメントに突入する。
1回戦ではレッド・ホワイトの両カンファレンスの7・8位チームが、TCL4チームの挑戦を受ける。
4月18日(日)は、たけびしスタジアム京都で、TCL4位通過の清水建設が、1勝5敗でホワイトカンファレンス7位だった日野に挑戦する。
1976年に創部し、18年度にTCL昇格を決めた清水建設は今季、リーグ最終戦で33-36で敗れたが、ボーナスポイント獲得で直接対決で勝利していた1勝2敗の釜石シーウェイブスに勝点5で並び、目標のひとつだったというTCL4強入りを果たした。
そして今週、いよいよ「トップリーグチーム撃破」というもうひとつの目標へ向かう。
清水建設は01年からクラブチーム制度を導入している。以下はチーム公式HP内「選手募集」ページからの抜粋だ。
「清水建設ブルーシャークスに在籍する選手は、母体である清水建設株式会社及び清水建設グループ企業の社員の他、トップリーグのチームなどを引退し、もう一度プレーを希望する選手、他の企業に就職したが会社にラグビー部がない選手などが集まり、トップリーグ入りを目指して活動しています」
大卒新人のほか、トップリーグチームを離れることになり再起にかける男達もいる。
清水建設スターティングメンバー
今季先発出場を経験している元キヤノンのWTB森谷直貴、NTTコミュニケーションズでプレーしたPR佐藤勇人などは果敢な再チャレンジ組だ。
そうした多彩な社員選手がいる一方で、20年度のサンウルブズでも活躍した南アフリカ出身のSOガース・エイプリルらが在籍するのも魅力的。バックスは実力者が揃い、プレー精度が高い。
原稿執筆時点で先発メンバーは未発表だが、キャプテンで身長184cmのWTB尾ザキ(山に竒)達洋は頼れるフィニッシャーだ。
フォワードでもサンウルブズでもプレーした安藤泰洋はジャッカルも得意。佐藤弘樹は闘争心溢れるフランカーだ。
日野スターティングメンバー
一方、1950年創部の日野は17年度に初昇格し、18年にはチーム名から企業名を外し「日野自動車」から「日野」に。積極的な地域密着の取り組みでも注目されている。
そんな日野にも新天地を求めて結集した男達は多い。
NECやNTTドコモでプレーしたPR久富雄一、元神戸製鋼の木津武士、元ヤマハ発動機のディネスバラン・クリシュナンとNO8堀江恭佑共同キャプテン。
そんな経験豊富な猛者たちに、CTB川井太貴、WTB竹澤正祥ら大卒加入の有望選手が食い込み、活躍している。
雷の影響で順延された第4節NECは、上記メンバーが全員先発し、10ー7で今季初白星を勝ち取った。
かつてNECにも所属した元トンガ代表のビッグヒッターで、この試合でリーグ戦通算100試合出場を達成したニリ・ラトゥがマン・オブ・ザ・マッチは、今季トップリーグのハイライトのひとつだろう。
NEC戦でも力強かったのは、CTB片岡将らが体現している日野の前に出るディフェンス。また日野は敵陣深くに侵入した時のアタックが力強く、重量級が揃うフォワードの攻防に見応えがある。
そのセットピースでは、21年度の日本代表候補に選出されたLOリアキ・モリ、ヤマハ発動機でスクラム技術も磨いたLOクリシュナンら、迫力あるハードワーカーが中心となる。
バックスではSHオーガスティン・プルが大黒柱。守備力が高くジャッカルも得意で、ビッグタックルでも魅せる。
果たして2回戦で待ち受けるトヨタ自動車(レッドカンファレンス2位)への挑戦権を手にするのはどちらか。
「清水建設ブルーシャークス×日野レッドドルフィンズ」は2021年4月18日(日) 午後1:45からJ SPORTS 4で生放送、J SPORTSオンデマンドでLIVE配信される。
ラグビーに対する情熱は人一倍。返り咲きに懸ける男達も多い両軍による、負ければ敗退の大一番だ。
文:多羅 正崇
多羅 正崇
スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。
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