人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2021年4月9日

攻撃力抜群のサントリーか。急上昇中のNTTコミュニケーションズか。トップリーグ第7節

ラグビーレポート by 多羅 正崇
  • Line

サントリー vs. NTTコミュニケーションズスターティングメンバー

全7試合のリーグ戦もついに最終節(第7節)を迎えた。

4月11日(日)は、東京・駒沢オリンピック公園陸上競技場で、レッドカンファレンスの好カードがある。

無傷の開幕6連勝でレッドカンファレンス1位を走るサントリーが、3勝2敗1分けで同4位のNTTコミュニケーションズを迎え撃つ。

NTTコミュニケーションズは第5節で東芝に45-19で快勝すると、先週は6年ぶりのトップリーグ開催となった高知で、宗像サニックスを40-21で退けて3勝目。

サントリー戦、そしてノックアウト制のプレーオフ・トーナメントへ向けて調子は右肩上がりだ。

大きなスペースにボールを運ぶ「キープ・アタッキング・ビッグスペース」をスタイルに掲げており、同時に観る人を楽しませることも大きなターゲットにしている。

近年は宗像サニックス戦でも武器となったスクラム、ラインアウトモールなどFW戦も得意としており、サントリー戦ではどんな戦いを見せるか。

迎え撃つサントリーはリーグ随一の攻撃力を示している。

46トライは2位神戸製鋼に8トライ差をつけてリーグ1位。326得点も1位だ。

またクリーンブレイク数136回、ディフェンス突破数223回、ゲインメータ3,731mも第6節終了時でリーグ1位であり、まさにチームの文化となっている「アグレッシブ・アタッキング・ラグビー」を体現している。

NTTコミュニケーションズスターティングメンバー

そんな6度目のトップリーグ王者を狙うサントリーに対してチャレンジするNTTコミュニケーションズは、先週から先発15人中4人を変更した。

南アフリカ出身のLOルイス・コンラディ、そして果敢なタックラーである慶大卒の栗原大介が、8番を背負って今季初出場。弟はリコーのCTB栗原由太であり、兄弟での今季トップリーグ出場を実現させる。

そして先週の高知開催では出場のなかった元スコットランド代表キャプテン、SHグレイグ・レイドローが2試合ぶりの先発。キックを駆使した巧みなゲームメイク、要所で見せる好守備も見どころだ。

そして注目は筑波大卒で3年目に入ったSO前田土芽。

センターとしてキャリアを築いてきたが今季からスタンドオフに挑戦し、得意のラン、センターならではの堅実な守備でも貢献。歴戦の猛者・レイドローとのコンビは要注目だ。

ゲーム主将はFL金正奎共同キャプテンが務め、もう一人の共同キャプテンであるFL中島進護とスクラムの両サイドにつく。

メンバーに今春入団のルーキーはいないが、5年目に入った牧野内翔馬は途中出場すれば今季初出場となる。

サントリースターティングメンバー

一方のサントリーは、33-26で勝利したクボタ戦から、先発15人中8人を変更した。

リザーブからPR垣永真之介、FL西川征克、CTBサム・ケレビ、そしてスタメンでは今季初コンビとなるハーフ団が繰り上がる。

ルーキー入団で2年目になったばかりのSH齋藤直人と、今季初先発を飾るSO田村煕だ。2人はスタメンで初コンビを組み、アタッキングラグビーを牽引する。

そしてハードワーカーの副将LOトム・サベッジが先発復帰。欠場のCTB中村亮土キャプテンに代わってゲーム主将を務める。

19年W杯日本代表の中村キャプテン、豪州代表ケレビとハイレベルな切磋琢磨をしている4年目のCTB梶村祐介は12番を背負う。そして天理大卒で9年目の塚本健太がフルバックに入る。

ここまで主戦ハーフ団だった流大ボーデン・バレットはリザーブから出場を狙う。さらに、今春早大を卒業したばかりの下川甲嗣がメンバー入り。果たして途中出場はあるか。

見どころ満載のリーグ戦最終節の好カード「サントリーサンゴリアス×NTTコミュニケーションズ シャイニングアークス」は、4月11日(日)午後0:50 よりJ SPORTSオンデマンドで(先行)LIVE配信、同日午後5:30よりJ SPORTS 1で初回放送だ。

文:多羅 正崇

多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ