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ラグビー コラム 2021年4月2日

秩父宮の決戦、サントリーサンゴリアスとクボタスピアーズの全勝対決。トップリーグ第6節

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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2月20日(土)に開幕したジャパンラグビートップリーグ。リーグ戦も残り2節を残すのみで、今週4月3日(土)4日(日)に第6節を迎える。

3日(土)東京・秩父宮ラグビー場では、2017-18シーズン以来、6度目の王者を目指す、レッドカンファレンスで首位に立つサントリーサンゴリアスと、2位のクボタスピアーズ全勝同士が激突する。

サントリーは開幕から5節まで順調に白星を積み重ね、前節はやはり負けなしだったトヨタ自動車ヴェルブリッツと対戦し、接戦となったものの最後はSO(スタンドオフ)ボーデン・バレットのサヨナラPG(ペナルティゴール)で、39-36と競り勝った。

さらに毎試合3トライ以上のボーナスポイントを獲得しているため、ここまで5試合で勝ち点25と首位をひた走る。

対するクボタも開幕から好調で、前節も三菱重工相模原ダイナボアーズ32-17で退けて、チーム初となる5連勝で、勝ち点23と2位でサントリーを2点差で追っている。

まずはサントリーのラインアップから見ていこう。前節のトヨタ自動車戦からFW(フォワード)4名、BK(バックス)1名の先発を入れ替えた。

サントリーサンゴリアスのスタメン

FW第1列はPR(プロップ)森川由起乙は前節に引き続き先発に入ったが、3番には垣永真之介から、セミセ・タラカイに、HO(フッカー)は堀越康介から中村駿太に替わった。LO(ロック)はハリー・ホッキングス、辻雄康のコンビで変わらない。

FL(フランカー)はトヨタ自動車戦でMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)に輝いたツイ ヘンドリックと、ショーン・マクマーンの2人から、飯野晃司と小澤直輝の2人となり、マクマーンはNO8(ナンバーエイト)にシフトし、前節で負傷したテビタ・タタフはメンバー外となった。

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BKはSH(スクラムハーフ)流大と、現在85点で得点ランキングトップのSOバレットのハーフ団は変わらない。アウトサイドCTB(センター)には梶村祐介に替わり、ここまでWTB(ウィング)でプレーしていた中野将伍がトップリーグでは初めてとなる13番をつけ、キャプテンの中村亮土とコンビを組む。

WTB(ウィング)は、9トライでトライランク首位タイのテビタ・リーと、中野に替わって江見翔太が先発に名を連ねて、FB(フルバック)は引き続き尾崎晟也が務める。リザーブには早稲田大学出身のSH齊藤直人、元オーストラリア代表CTBサム・ケレヴィらが入った。

サントリーのミルトン・ヘイグHC(ヘッドコーチ)は、「試合を通して良いプレーをしたい」と前節の試合内容を踏まえて語った。中村キャプテンも、「同じようにベストな準備する。メンバーもノンメンバーも一体感をもって準備したい」と意気込んだ。

クボタスピアーズのスタメン

対するクボタは三菱重工相模原戦からFW2名、BK2名の先発を変更した。PR海士広大、山本剣士、現役南アフリカ代表HOマルコム・マークスとフロントローはそのままだが、LOは青木祐樹からデーヴィッド・ブルブリングに替わり、ルアン・ボタとコンビを組む。

FLはファウルア・マキシからトゥパ フィナウと替わり、2019年ワールドカップでも活躍した日本代表ピーター・ラピース・ラブスカフニが7番、NO8はバツベイ シオネが引き続き務める。

BKはSOが岸岡智樹はリザーブになり、元ワラビーズのバーナード・フォーリーが先発に復帰。前節、MOMに輝いたSH井上大介とハーフ団を構成する。CTBはキャプテン立川理道が先発復帰し、元オールブラックスのライアン・クロッティはベンチに下がり、テアウパ シオネは引き続き13番でプレーする。

WTBは前節と同じで、初めて2戦連続先発となる山崎洋之と、ゲラード・ファンデン ヒーファー、FBは金秀隆が務める。さらに、ベンチには昨年度の大学選手権で優勝した天理大学を卒業したばかりで4月にチームに加わったばかりのSH藤原忍が、最速でのトップリーグデビューのチャンスをうかがう。

フラン・ルディケHCは「エキサイティングな気持ちです。この試合のために(今まで)36週かけていたと言っても過言ではないし、ピークを持って行きたい。土曜日の試合でどれだけベストなパフォーマンスを出せるか」と大一番を前に語気を強めた。

キャプテンのCTB立川も、「しっかりとチームの強みを出していきたい。クボタで言えばセットピースに強みがある。そこで優位に立てば自分たちのラグビーができるのでは」と自信をのぞかせた。

サントリーとしてはSH流、SOバレットのハーフ団を中心に、NO8マクマーン、CTB中村ら強いランナーが前に出て、WTBリーらバックスリーにいい形でボールを供給してトライを奪いたいところだ。

一方のクボタはHOマークス、FLラピースといった強いFW陣でセットプレー、接点でプレッシャーをかけつつSH井上、SOフォーリー、CTB立川らゲームをコントロールして敵陣での時間を増やしたいところ。

サントリーは勝利すればレッドカンファレンス1位通過に大きく前進する。一方、クボタは2004年度以来の3度目となるサントリーからの白星を奪取すれば、レッドカンファレンスで首位に立つことができる。

オールブラックスの現役司令塔と元ワラビーズの司令塔の対決や、天理大学の出身のルーキーの出番があるかなど、ラグビーファン注目のサントリーvs.クボタの全勝対決は、4月3日(土)東京・秩父宮ラグビー場で午後2:00にキックオフされる。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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