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ラグビー コラム 2021年3月28日

『自分たちのラグビー』に立ち返ったNTTコムが6トライの快勝。東芝もラスト20分に光明。

ラグビーレポート by 直江 光信
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「1週間オフがあったことで、ノンメンバーも含めたチーム全員で『自分たちのラグビーはこういうものだ』というスタート地点に立ち帰り、同じ絵を見て、しっかり方向性を示してこの試合に向けた準備ができた」(LO中島進護共同主将)

【ハイライト】東芝 vs. NTTコミュニケーションズ|トップリーグ2021 第5節

一方の東芝。先制トライを挙げるなど立ち上がりは決して悪くなかったが、エラーの後のリアクションで後手に回り、テイラーの負傷退場というアクシデントも重なって落ち着きを取り戻すまでの間にスコアを広げられたことが、決定的な敗因となった。後半にはこの日再三ビッグタックルを見せていたCTBジョニー・ファアウリも頭部を負傷し交替。開幕節からここまで主軸のケガが続いており、まさに満身創痍の状況だ。

リーチマイケル

リーチマイケル

もっともこの試合に関しては、前節のサントリーサンゴリアス戦が荒天により前半12分で中止、一週後に延期となり、実質的にほぼ6週連続のゲームという状況、さらに金曜開催で通常より短い中5日での戦いというディスアドバンテージがあったのも事実だ。そしてそんな厳しいコンディションの中でも選手たちは最後まで懸命に戦い、敗れながらも随所に責任感をたたえた奮闘を見せた。後半17分にPR三上正貴が危険なプレーでレッドカードを受け14人となった後、気持ちを切らさずSOジャック・ストラトンとCTB桑山淳生がトライを返してプライドを示したことは、次戦に必ずつながるはずだ。

「最後にいいアタックでトライを取れたし、あれを14人でできるのだから、最初からできる力が絶対あると思う。しっかり修正して次の試合に臨みたい」(NO8徳永祥尭)

途中出場で吠えに吠えたPR藤野佑磨の満々の活力は、沈んだムードを一変させる勢いをチームにもたらした。同じく入替で出場しハツラツとしたプレーを見せたHO平田快笙やSH高橋昴平らの活躍も、未来を照らす貴重な光だ。リーグ戦は残り2節。ここからの巻き返しを期待したい。

文:直江 光信

直江 光信

スポーツライター。1975年熊本市生まれ。熊本高校→早稲田大学卒。熊本高校でラグビーを始め、3年時には花園に出場した。著書に「早稲田ラグビー 進化への闘争」(講談社)。現在、ラグビーマガジンを中心にフリーランスの記者として活動している。

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