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2月20日(土)に開幕したジャパンラグビートップリーグ。先週のバイウィーク(休みの週)を挟んで、3月26日(金)28日(日)にリーグ後半となる第5節を迎える。
27日(土)は、トヨタ自動車ヴェルブリッツvs.サントリーサンゴリアスのレッドカンファレンス全勝同士の一戦が、トヨタ自動車のホームである愛知県・パロマ瑞穂ラグビー場で行われる。
トップリーグ初優勝を目指すトヨタ自動車は、開幕戦で東芝に34-33と競り勝った後は、危なげなく勝ち続けて4連勝で勝ち点19と、勝ち点でクボタに並び、得失点差でレッドカンファレンス3位につけている。
一方、2017-18シーズン以来の王座奪還を目指すサントリーも開幕から好調で、悪天候で先週末に再試合となった第4節の東芝戦では、73-5と快勝。こちらは4試合全てで3トライ差以上のポーナスポイントも得て、勝ち点20でカンファレンス首位をキープしている。
まず、ホームのトヨタ自動車のメンバーから見ていきたい。FW(フォワード)は前節の宗像サニックスブルース戦から先発2名を変更した。
トヨタ自動車先発メンバー
フロントローのPR(プロップ)は3年目の三浦昌悟、2年目の淺岡俊亮で変わらないが、HO(フッカー)を若い加藤竜聖から、ベテランの彦坂圭克に交替。LO(ロック)は5試合連続先発となる2年目の秋山大地と、吉田杏に替わって今季新加入のマイケル・アラダイスが務める。
FL(フランカー)は、その吉田が6番に入り、現役オーストラリア代表主将で宗像サニックス戦では、MOM(マン・オブ・ザ・マッチ)に輝いたマイケル・フーパーとコンビを組む。
NO8(ナンバーエイト)には、元オールブラックスで共同キャプテンの1人、キアラン・リードはメンバー外となり、サニックス戦でFLに入っていたフェツアニ ラウタイミが入った。
BK(バックス)は前節から3名を変更。もう1人の共同キャプテンで、日本代表経験のあるSH(スクラムハーフ)茂野海人と、現在43得点を記録しているSO(スタンドオフ)ライオネル・クロニエが先発に戻り、ハーフ団を形成する。
CTB(センター)は元日本代表のマレ・サウと、ロブ・トンプソンの経験値の高い2人が引き続き先発し、WTB(ウィング)は、サニックス戦2トライのヘンリー ジェイミーと、2018-19シーズン新人王の岡田優輝に替わり、3試合で3トライと好調な2年目高橋汰地、FB(フルバック)はチャーリー・ローレンスから南アフリカ代表のウィリー・ルルーが先発に復帰した。
トヨタ自動車としては、サントリーのテンポでアタックさせる時間をなるべく減らしたい。スクラム、セットプレー、接点といったFW(フォワード)でプレッシャーをかけて優位に試合を運びたいところだ。
サイモン・クロンHC(ヘッドコーチ)は「(前節は)後半、ラックの寄りが遅くなった。課題を積み重ねて、前節から良くしていく、そして選手それぞれが役割を実行できるように今に集中する。選手もワクワクしながら(サントリー戦を)待っている」と意気込んだ。
サントリーの先発メンバー
対するサントリーは、FW2名、BK1名の先発を入れ替えた。FWはPR森川由起乙、垣永真之介、HOには副将の堀越康介と経験値の高い第1列は前節から引き続き先発する。
LOはサニックス戦では4番で先発したトム・サベッジがメンバー外となり、ハリー・ホッキングスが4番に、2年目の辻雄康が第2節のHonda戦以来の先発で5番に入った。
FLは日本代表経験のあるツイ ヘンドリックと、小澤直輝に替わって元オーストラリア代表のショーン・マクマーンが務める。NO8は東芝戦でハットトリックを達成し、MOMに選ばれたテビタ・タタフが引き続き先発する。
BKはリーダーシップに長けた日本代表SH流大と、現在76点で得点ランキングのトップに立つオールブラックスの司令塔、SOボーデン・バレットのハーフ団は変わらない。キャプテンのCTB中村亮土と、元ワラビーズのサム・ケレビに替わり梶村祐介がコンビを組む。
WTBは好調のテビタ・リーと、前節でトライを挙げたルーキーの中野将伍、そしてFBは尾崎晟也が引き続き先発する。
サントリーとしてはSH流、SOバレットのハーフ団を中心に、CTB中村を筆頭にNO8タタフ、WTBリーといった強いランナーにいい形でボールを供給してトライを重ねたいところだ。
SOバレットは「(強豪相手に対しても)自分たちのスタンダードをキープして、伸びるところを伸ばしてサントリーらしいゲームを見せていきたい」と先を見据えた。
ホームのトヨタ自動車がファンの声援に後押しされて連勝同士の激闘を制し、カンファレンス首位に躍り出るか。それともサントリーが連勝を伸ばしてトップをキープするか。
ワールドカップで活躍した世界のスター選手と日本代表の競演、そして今シーズンの優勝を占う大一番でファンの耳目が集まる一戦は、3月27日(土)、愛知県・パロマ瑞穂ラグビー場で午後2時にキックオフされる。
文:斉藤健仁
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント
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