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ラグビー コラム 2021年3月4日

「自動車メーカー&東海ダービー」。トヨタ自動車の3連勝か、Hondaの初勝利か。トップリーグ第3節

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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ジャパンラグビートップリーグは第3節。3月6日(土)は愛知県・パロマ瑞穂ラグビー場で、レッドカンファレンスで連勝中のトヨタ自動車ヴェルブリッツと、連敗中のHonda HEATが対戦する。自動車メーカーのチーム同士の「東海ダービー」となる。

トヨタ自動車は開幕戦で、東芝ブレイブルーパスに34-33と競り勝ち、先週はNTTコミュニケーションズシャイニングアークスと対戦、47-29で快勝。2連勝の勝点9でサントリーサンゴリアス、クボタスピアーズを追って3位につけている

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対するHondaは開幕戦でNTTコミュニケーションズと対戦し13-41で敗れた。前節もホームで優勝候補のサントリーサンゴリアスに14-31と善戦したが敗戦。いまだ勝ち点なく最下位に沈んでいる。

3連勝を狙うトヨタ自動車の先発メンバー

ホームのファンの前で3連勝したいトヨタ自動車は、前節からFW(フォワード)3名の先発を変更した。第1列、PR(プロップ)は3年目の三浦昌悟、2年目の淺岡俊亮、HO(フッカー)は彦坂圭克が前節に引き続き務める。LO(ロック)は好調な2年目の秋山大地と、今季加入したマイケル・アラダイスがコンビを組む。

バックローは前節から全て入れ替え、FL(フランカー)にはタウファ オリヴェに替えて吉田杏、佐藤穣司に替わり、現役オーストラリア代表主将のマイケル・フーパーがトップリーグ初先発となる。NO8(ナンバーエイト)には、共同主将の1人で前オールブラックス主将のキアラン・リードが控えに回り、フェツアニ ラウタイミが先発に入った。

BK(バックス)の先発に変更はなかった。共同キャプテンのSH(スクラムハーフ)茂野海人とSO(スタンドオフ)ライオネル・クロニエがハーフ団を構成し、CTB(センター)はマレ・サウとロブ・トンプソンがコンビを組む

WTB(ウィング)はそれぞれ2試合連続トライを挙げているヘンリー ジェイミーと2節連続のMOM(マンオブザマッチ)に輝いた2年目高橋汰地、そして南アフリカ代表のウィリー・ルルーがFB(フルバック)を務める。

トヨタ自動車としては、開幕から好調なFWのフィジカル、そしてターンオーバーからのアタックで優位に進めたいところ。開幕から2戦は失点が多いが、今週に入り修正しているという。

サイモン・クロンHC(ヘッドコーチ)は、「Hondaはディフェンスのラインスピードが非常に速いチームという印象です。コーチ陣もいい方が揃っています。ゲームとして、速いゲームになるので、対応していきたい」と警戒を強めた。共同キャプテンのSH茂野は「成長を続け、今週より来週の方がいいチームになっていると思います」と自信をのぞかせた。

対するHonda、FWは先週から2名を入れ替えた。PRは藤井拓海と日本代表の具智元と変わらず、HOは藤浪輝人に替えて2年目の呉季依典が今季初先発。LOはルーキーの中川真生哉(日本体育大学出身)と南アフリカ代表のフランコ・モスタートで変わらない。

初勝利を目指すHonda

FLはポール・スクーマンに代わって近藤雅喜がキャプテンの小林亮太とコンビを組む。NO8は前節初トライを挙げた新人のヴィリアミ・アフ・カイポウリ(日本文理大学出身)が引き続き務める。

BKも2名の変更で、SH山路健太とSO朴成基がハーフ団を組み、CTBは12番のショーン・トレビーは変わらないが、藤崎眞樹に代わってクリントン・ノックスが入った。WTBは前節はCTBでプレーした藤嶋が尾又寛汰に代わって11番を務め、生方信孝とコンビを組み、FBは元オールブラックスのマット・ダフィーが2試合連続先発する。

開幕戦より2戦目は状態が良かったHonda。なるべくボールをキープし、アタックする時間を増やし、トライを重ねて接戦に持ち込みたいところだ。

ダニー・リーHCは、「(前節のサントリー戦では)エラー、数多くのペナルティで、自陣に切り込まれて、スコアに結びつく原因になってしまった。だが、ここから学んで、次のゲームで、またいいプレーができるようにしたい」と話した。小林主将も、「自分たちがコントロールできるようにしたい」と意気込んでいる。

ホームで迎えるトヨタ自動車は3トライ以上差のボーナスポイントを取って勝利し、サントリー、クボタを追撃したいところだ。Hondaは東海のライバルのトヨタ自動車に勝って連敗を脱出し、ここから勢いに乗っていきたい

注目の「東海ダービー」は、3月6日(土)午後2:30から、愛知県・名古屋市のパロマ瑞穂ラグビー場でキックオフされる。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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