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ラグビー コラム 2021年2月24日

チームの垣根を越えた仲良し対談テキ×トモ!負けず嫌いの似たもの同士!? サントリー・中村亮土選手×パナソニック・内田啓介選手の冗談と本音が交差する爆笑インタビュー!

ラグビーレポート by J SPORTS 編集部
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サントリー・中村亮土選手×パナソニック・内田啓介選手

バチバチと身体を当て、時には喧嘩のように熱い感情をぶつけ合うラグビー。
だけど試合が終わると笑顔でお互いを讃え合う―
ラグビーを初めて見る人には不思議な光景ですよね。
そんな、チームの垣根を越えて友情を結ぶ2人の選手をピックアップ。
「試合中は相手(友達)をどんな風に見ているの?」「仲良くなったきっかけは?」など、
気になる疑問に答えて貰いました。これであなたも2人の対戦を見るのが楽しみになる事間違いなし!

今回は日本代表のCTBとしても活躍するサントリーサンゴリアスキャプテン、中村亮土選手と、NZタスマンでも活躍したパナソニックワイルドナイツの名SH、内田啓介選手の2人の仲を深堀り!
大学時代から代表活動で苦楽を共にして来た2人―
負けず嫌いで似たもの同士だけど、お互いの胸には尊敬の念も。
冗談と本音を言い合える、特別な存在とは…?
※取材はリモートで別々に行いました

――2人の出会いは。

中村「U20(20歳以下日本代表)ですね。その時からずっと一緒で、最初から波長が合うというか、面白い人だなと思いました。」

内田「一番最初に会ったのはたしか高校日本代表の候補合宿とかで、一緒の部屋にはなったんですよね。でもその時は1回も喋らなくて、一番最初にしっかり絡んだのは大学2年生のU20候補合宿だったと思います。(中村選手は)身体もでかくて、これほんまに10番の身体なん?って印象でした。」

――そこから仲良くなったきかっけは。

内田「合宿進むにつれてメンバーが絞られていって、9番10番なのでポジション柄密になるというか、コンビネーション組む事も多くなって、それからずっと(仲良い)って感じですね。何で仲良くなったのか未だに分かんないですけど…皆で喋ってても気が付いたら亮土と2人で居るって感じで、同じ部屋にもなってたので自然とですかね。あいつ凄いよく喋るんで、2人でずっと喋ってる感じでした。どっか行くのも一緒だったので一緒に居すぎて怒られる事とかもあったんですけど。エディジャパンの時も僕と亮土が大学生で入れて貰ったりしてたので、エディさんからしたら『大学生同士で一緒に居るなよ』みたいになってました。もっと他の人と喋れって。僕らからしたら元々仲良いし大学生なんだから良いやん、って感じで。その時から苦楽を共にして来たって感じです。」

インタビュー動画

サントリー・中村亮土選手×パナソニック・内田啓介選手の冗談と本音が交差する爆笑インタビュー!|チームの垣根を越えた仲良し対談テキ×トモ!

――一緒に居る時はどんな感じ?

中村「基本僕がボケて、ツッコんで貰ってます。(内田選手は)ツッコミタイプですね。」

内田「これアイツに言ったらめっちゃ悔しがるんですけど、僕関西人じゃないですか。お笑いとかもよく見るんですけど、アイツ普段全然おもんないんですよ、お笑いに関して。ツッコミもボケも全然おもんないんですけど、僕と合宿とかで一緒に居たらちょっと面白くなるんですよ(笑)僕と喋ってたらアイツ関西人みたいになるんで、ツッコミとか出来るようになるんですよね。それに味しめてめっちゃツッコんで来るんですけどそれが面白くなるんですよ。僕と居る期間以外は全然おもんないんですけど。あいつボケも雑で、ほんとにしょーもないボケばっかして来るんですけど、それがちょっとずつ面白くなって行って逆に最後はアイツがツッコむようになって来るっていう。成長ですね。」

――お互いはどんな人?

中村「話は面白いですね。滋賀県出身なんですけど、都合の良い時は(中高過ごした)京都の人になって、都合の良い時は滋賀県民になってっていう。そういう行ったり来たりしてる感じが気に食わないですけど(笑)面白い人です。」

内田「負けず嫌いですね。もうこのひと言に尽きると思います。話してても絶対曲げないし、一緒にゲームしてても自分が徹底的に勝つまで終わらないんで。僕どっちかというと飽き性なので飽きたら止めるんですけど、アイツ自分が勝つまで止めさせてくれないんですよ。僕もそんなゲームが上手いわけでもないし、強くもないんですけど、アイツが納得行くまで終わらないんで、凄いしんどいっすよ本当に。お互いプライド高いって言い合ってるんですけど、亮土は凄い高いです。それをイジッたりもするんで、そしたらまた悔しがるみたいな。永遠その繰り返しって感じです(笑)」

中村亮土選手

――お互いの尊敬する部分は?

中村「向上心が凄い高くて、チームの事を考える選手なので、色んな苦労はしてるなと思いますね。代表に入ったり入らなかったり、他のメンバーがポンッと入って来たりとか。なかなか難しいポジションに居る中で、自分自身を見つめてやっているなって感じがします。なんか上からみたいになってしまいますけど全然そんな事は無くて、(純粋に)キツいだろうなって。でもそれを見せないというか、弱みを見せないですよね。根が強いのかな。芯が強いので、それに負けずにしっかり向き合う強さは尊敬しています。」

内田「芯が強いと思います。負けず嫌いっていうのもそうだし、ラグビーにおいても私生活においても思った事をしっかり人に言えるタイプですね。僕も色んな事いっぱい言われて来ましたし、誰にでも思った事はしっかり言えるタイプです。そういう真っ直ぐな性格は本当に尊敬しますね。僕あんまり人に思いっきり強く言われたりするタイプでは無いんですけど、亮土は僕に対しても思った事バーンと言って来てくれるタイプなので、そういう人が逆に貴重というか。しっかり言って来てくれるなという印象です。」

――ここは直して欲しい、という所は?

中村「プライベートが結構クセが強いんですよ。一緒に歩いてる時も絶対に自分の前を歩かれたら嫌な奴で、俺より後ろを歩けっていう。意味分かんないじゃないですか。絶対抜いて来るんですよ。あと、仕切られるのが嫌いですね。『何時出発ね』とか、『何時にここ来て』とか言われるのが嫌で、自分がいつも仕切りたいタイプ。何でもリードしておきたい奴なんで、結構めんどくさいですよ。なんかそういうしょうもない立ち位置を気にしすぎるのはよくないなって思います。小っちゃいなって。」

内田「東京に染まり過ぎてる所ですかね。アイツ出身鹿児島なんですけど僕が知ってる鹿児島の人ってめっちゃ訛ってるんですよ。アイツめっちゃ標準語なんで、染まってんなって思いますね。ぶってるというか。僕とかは関西弁抜けたりしないんで、意識して抜いてますよね。それだけはちょっと、直した方が良いっていうか、ちゃんと自分見つめろよって感じです(笑)」

内田啓介選手

――仲の良い選手と試合で対戦する時はどんな気分ですか。

中村「楽しみですね。楽しみですけど『こいつが居るから』とかはあんまり意識しないかもしれないです。どちらかと言うと自分のパフォーマンスにフォーカスしてやるって感じで。ただそういう仲の良い選手がトライしたりするとちょっと嬉しくなるかもしれないです。『お、やったな』みたいな感じで。」

内田「やっぱり『負けたくない』が一番強いですよね。仲が良い分。楽しいっていうのももちろんあるんですけど、それはラグビーやってる時は常に楽しいので。やっぱり負けたくない、が一番に来ますね僕は。試合終わった後とかは、自分達がもし勝ってたりしたら、それを存分に出して悔しがらせるみたいな事をやっちゃいますね。性格悪いですけど(笑)写真撮って、お前ら負けたし偉そうにすんなよ、みたいな。逆に負けたら写真なんて絶対撮りたくないですね。自分勝手ですけど(笑)」

――最後、お互いに向けてメッセージをお願いします。

中村「何も無いです。いつもありがとうとか死んでも言えないですね…
っていうのがメッセージかもしれないです(笑)まぁ良い父親になれよっていう。
クセをちょっと削って、まともな人間になって下さい。」

内田「僕はちゃんとありがとうが言える人間なので、亮土、今まで仲良くしてくれてありがとう。
負けず嫌いは良い性格なんですけど、正直周りが苦労してるっていう事もちょっと考えてこれからは生きて行って欲しいなと思います。
もうちょっと面白くなって、また出会いましょう。よろしくお願いします。」

お互いを「芯が強い」と表現した2人。冗談を言い合う中に、苦楽を共にし、お互いを励まし合って来た歳月が感じ取れました。
そんな2人がグラウンドでどんな姿を見せるのか。熱い戦いを是非お楽しみに!

文:J SPORTS 編集部

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