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ラグビー コラム 2021年2月19日

連覇を狙う神戸製鋼コベルコスティーラーズ、 初戦は花園でNECグリーンロケッツを迎え撃つ

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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FWは強力だ。共同キャプテンのトム・フランクリンは、6番のFLで先発し、仕事人のFL橋本大輝、抜群の突破力を誇るNO8ナエアタ ルイとのFW第三列を形成。PR中島イシレリ、LOブロディ・レタリックなどボールを持って前に出られる卓越したボールキャリアーが揃っており、攻守にスキのないFW陣だ。

NECスターティングメンバー

NECとしては、神戸製鋼の強力FWの圧力に屈することなくボールを継続保持し、飯山竜太、後藤輝也の両WTBを走らせたい。FWを引っ張るのはトップリーグ選手会会長の顔も持つHO川村慎、34歳のPR瀧澤直、土井貴弘というベテランFW第一列だ。専修大卒で新加入のLO山極大貴は198cmの長身で期待の大型FW。200cmのLOサム・ジェフリーズとともに空中戦で神戸製鋼に対抗したい。サモア代表NO8ジャック・ラムと神戸製鋼のナエアタの激しいコンタクト合戦は見ものだ。

NECのメンバーでもっとも注目されるのが、イングランド代表21キャップのSOアレックス・グッドだ。スペース感覚に優れ、卓越したパス、キックのスキルを持つグッドがどのように神戸製鋼のディフェンスを崩すのか。NECとしてはグッドにいかに良いボールを供給できるかが勝利の鍵になる。

神戸製鋼のリザーブには、注目の新人・SO李承信が名を連ねる。ジュニア・ジャパンにも選出され、将来は日本代表入りが期待される逸材だ。帝京大学を退学し、トップリーグで自分を伸ばすことを選んだ。兵庫県ラグビースクールで4歳からラグビーを始めた地元選手であり、持ち前のパススキルと高さで実力を示せば人気も出るし、BKラインの層はさらに分厚くなる。

試合は午後2時キックオフ。神戸製鋼優位は動かないが、NECとしては序盤の神戸製鋼の猛攻を食い止め、拮抗した展開に持ち込みたい。攻めては簡単なミスで相手にボールを渡さないようプレーの精度が課題になる。今年もトップリーグは面白い。そう実感できる試合を期待したい。

文:村上 晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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