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ラグビー コラム 2021年2月15日

チームの垣根を越えた仲良し対談テキ×トモ!趣味が繋げた友情-サントリー・中村亮土選手×リコー・松橋周平選手の先輩から後輩へ贈る想いとは!?

ラグビーレポート by J SPORTS 編集部
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テキ×トモ!サントリー・中村亮土選手×リコー・松橋周平選手

バチバチと身体を当て、時には喧嘩のように熱い感情をぶつけ合うラグビー。
だけど試合が終わると笑顔でお互いを讃え合う―ラグビーを初めて見る人には不思議な光景ですよね。
今回はそんな、チームの垣根を越えて友情を結ぶ2人の選手をピックアップ。
「試合中は相手(友達)をどんな風に見ているの?」「仲良くなったきっかけは?」など、
気になる疑問に答えて貰いました。これであなたも2人の対戦を見るのが楽しみになる事間違いなし!

今回はサントリーサンゴリアスキャプテンにして、日本が誇るCTB中村亮土選手とリコーブラックラムズの背中で語るキャプテン、松橋周平選手の2人の仲を深堀り!
多くのプレッシャーやしがらみから解放される『キャンプ』という場所を見つけた2人。チームは違えど同じキャプテン同士、自然をこよなく愛する先輩から、真面目で真っ直ぐな後輩へ伝えたい想いとは…?
※取材はリモートで別々に行いました

――お互いに存在を意識したのはいつ頃ですか。

松橋「大学生の時ですかね。亮土さんが帝京の3年生の時に僕が明治の1年生で、帝京でバリバリ活躍されているのを見て『凄いなこの人』と思っていました。実際に喋ったりしたのは社会人になってからで、僕が1年目か2年目の時の代表活動で初めて一緒になりました。サンウルブズの時は僕が車を持っていて、亮土さんを家まで送り届けてたりしたので、一緒に居る時間が多かったですね。」

中村「サンウルブズですね。そこで初めて一緒になって話すようになりました。基本メンバーみんな仲が良いんですけど、周平とは波長が合ったって感じですかね。」

――お互いの最初の印象は。

松橋「もう、ほんとに凄い良い人です。優しいですし、誰に対してもフラットというか。優劣を付ける人じゃないので、そういう所が見ていて素晴らしいなと思います。」

中村「周平は優しいし、弟みたいな感じがあって凄い可愛いです。ラグビーに対してすごく熱くて、しっかりもしてるんですけど、プライベートだとちょっとお茶目で、おっちょこちょいな部分もあるんですよね。そういう所が可愛いというか、ギャップですね。年上の人に可愛がられる要素があると思います。」

チームの垣根を越えた仲良し対談テキ×トモ!

サントリー・中村選手×リコー・松橋選手の先輩から後輩へ贈る想いとは!?

中村亮土選手

――一緒に行ったキャンプで仲が深まったとか。

松橋「サンウルブズとかウルフパックとか、代表活動でずっと一緒だった時、皆オフのタイミングも一緒で、(サントリーの)尾崎晟也と梶村祐介とキャンプに行きたいって話をしていたんです。そしたら亮土さんがキャンプに詳しいので連れて行ってくれるってなって、僕も連れて行って貰って4人で行きました。僕が車を持ってたから誘ってくれたっていうのもあるかも知れないです(笑)僕はキャンプも釣りもその時が初めてで、そこから自分用のテントを買ったり色々揃えるようになったので、亮土さんはアウトドアの師匠だと思っています。」

中村「サンウルブズメンバーでキャンプの話が出たんですが誰もやった事が無くて、経験者が僕しか居なかったので全部段取りして実現させました。皆をハマらせようとしたら見事に綺麗にハマってくれた感じですね(笑)キャンプをきっかけに周平とも仲良くなって、それから一緒にご飯を食べに行ったりするようにもなりました。」

――中村選手は後輩の面倒見が良いタイプですか。

松橋「面倒見が良いというよりかは一緒になって何かするのが好きな方だなって印象ですね。よく仲間を引き連れて何かをしてるっていう意味では面倒見が良いのかもしれません。若手ともつるんでくれるしノリも若いですね。」

中村「僕の先輩っていうのがもうなかなか居ないですからね。後輩だと気軽に誘えるじゃないですか。僕より上ってなると家族が居て時間が合わなかったりしますけど、後輩だとまだ結婚していないメンバーも多く居て、簡単に連れ回せるって言ったらあれですけど、付き合ってくれるので。でも面倒見るっていうよりは同じノリで一緒に楽しんでます。なので基本ナメられてますね(笑)」

――お互いの良いなと思う部分はどこですか。

松橋「オンとオフが凄く上手な所ですかね。僕とかはオフになっても気になってしまうというか、ラグビーの事が頭から離れなくなってトレーニングの事とか考えてしまうタイプなんですけど、亮土さんを見てるとオフになったらしっかりリラックスしていて、完全にラグビーから離れていて凄いなと思います。ラグビーでは戦うために色々な準備があって、プレッシャーを感じながら毎日集中して過ごすじゃないですか。亮土さんはオフの時はそこから一歩離れて『完全に休む』『自分のやりたい事を全力でやる』というのが上手で羨ましいなと思いました。キャンプではラグビーの話も一切しないですね。」

中村「人間性が凄く出来ていますね。人のこと貶さないですよね周平って。悪く言う事が無いので人にも嫌われない人間だなと思います。
あとは真面目ですよね。キャプテンもやっているのでチームの事も考えて、自分のプレーにも真剣に向き合っていて。でも真剣な分、ちょっとこう考えすぎる部分はあるかもしれないですね。それが彼の良い所でもあるんですけど、見ていて凄くこう…『大丈夫だよ』って言いたくなります。」

松橋周平選手

――仲の良い選手と試合で対戦する時はどんな気分ですか。

松橋「意外に試合に入ったらやりやすい・やりにくいとかそういう感情は無くて、なんかもう本当に勝つために必死って感じですね(笑)それこそ終わった後に話せるのが唯一の楽しみかなっていう。相手の癖とかちょっと分かってる時は自分のチームに『こいつがこういう事して来る』みたいな事は伝えてるかもしれないですね。」

中村「楽しみですね。楽しみですけど『こいつが居るから』とかはあんまり意識しないかもしれないです。どちらかと言うと自分のパフォーマンスにフォーカスしてやるって感じで。ただそういう仲の良い選手がトライしたりするとちょっと嬉しくなるかもしれないです。『お、やったな』みたいな感じで。『対ヒト』って感じにはあんまりならないですね、ラグビーやってる時って。やっぱりチームで勝つか勝たないかと、自分のパフォーマンスが良いか悪いかだけなので。お互いのチームの話とかもしますけど、そこは大人な対応というか、一線越えた事は聞かないようにしています。」

――今季サントリーvsリコーが実現したらどんな対戦になりそうですか。

松橋「たぶんサントリーはうち(リコー)とやるのが苦手意識があると思うんですよ。なのでそこをしっかり突いて行きたいというか、僕達らしいラグビーで泥臭く勝ちたいですね。ビッグネームな選手も何人か試合に出ていたり、今年は例年とはまた違った感じになると思うので、もし戦う事があればうちのやるべき事をしっかりやって勝ちたいと思います。」

――最後、お互いに向けてメッセージをお願いします。

松橋「早くまたキャンプ行きましょう!試合ではお互いキャプテン同士なので良い試合をしましょう。」

中村「また落ち着いたらキャンプして、焚火見ながら美味しい物食べて、お酒飲んで話したいなって思ってます。落ち着いて時間が合ったら行きましょう。」

キャンプという趣味を通して仲が深まった2人。キャンプの楽しみ方にも人生観が滲み、先輩から後輩へ無言のメッセージを送っているようにも見えました。そんな2人が試合でどんな姿を見せるのか、是非お楽しみに!

文:J SPORTS 編集部

J SPORTS編集部

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