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オンラインで行われたプレスカンファレンス
1月16日(土)、18回目、そしてラストシーズンとなるトップリーグが開幕する。それに先がけて、1月4日(月)に「ジャパンラグビー トップリーグ2021」シーズン開幕前のプレスカンファレンスが行われ、今大会の概要や各チームの意気込みが語られた。
従来であれば、都内の会場で各チームのHC(ヘッドコーチ)やキャプテンが登壇して行われるが、今年はコロナウィルス感染拡大防止のため、各チームはそれぞれの本拠地からオンラインで出席するという形での開催となった。
太田治チェアマン
まず、トップリーグの太田治チェアマンが「トップリーグは17シーズンで24チームが参加し、3009人のトップリーガーが1574試合を戦ってきました。その積み重ねが、2019年ワールドカップの日本代表の快挙につながったのだと思います」と話した。
さらに今年のトップリーグのコンセプトを「His Story,HISTORY.」と説明し、「新型コロナウィルス感染症対策のガイドラインを守りながらやっていくので、最後のトップリーグにかける選手たちに熱いエールを送ってほしい」と続けた。
引き続き、MCを務める、J SPORTSの実況でお馴染みの矢野武アナウンサーが、今大会の概要を説明した。今大会は「ファーストステージ」として、2018-2019シーズンの成績をもとに、16チームを「レッド」「ホワイト」の2つのカンファレンスに分け、総当たりのリーグ戦を1月16日(土)から3月6日(土)の期間で行う。
そして、3月26日(金)から始まる「セカンドステージ」では「ファーストステージ」の成績によって、16チームを4チームずつ、4プール(A・B・C・D)に振り分ける。また、9チームによって競われる「ジャパンラグビー トップチャレンジリーグ2021」の上位4チームも同様に成績によって1チームずつ、4つのプールに振り分け、各プール5チームずつとして1回戦総当たりのプール戦を行う。
さらに、5月8日(土)から「プレーオフトーナメント」が行われ、「セカンドステージ」の各プール上位2チームが進出し、5月23日(日)の決勝戦で「トップリーグ2021」の優勝チームを決定する。太田チェアマンは、「最後のトップリーグを安心・安全を心がけて運営していくので、世界レベルのラグビー見てほしい」と話した。
続けて、今大会のトップリーグアンバサダーが紹介された。昨年度に引き続き、女優の山崎紘菜さん、日本テレビアナウンサーの安村直樹さんに加えて、お笑い芸人のスリムクラブが就任することが発表された。
さらに矢野アナウンサーと、アンバサダーのスリムクラブ、真栄田賢さん、内間政成さんが進行役を務め、各16チームのキャプテンが開幕戦の対戦カード順に紹介され、開幕戦へ向けての意気込みや今シーズンの目標や抱負を語り、キャプテンがおすすめする各チームの注目選手も意気込みを語った。
【レッドカンファレンス】
1月16日(土)13:40 東京・国立競技場
東芝ブレイブルーパス vs. NTTコミュニケーションズシャイニングアークス
◆東芝ブレイブルーパス
・SH(スクラムハーフ)小川高廣共同主将「プレシーズンはチーム全員がプレー時間を長く取れたので、誰が試合に出ても東芝のラグビーを体現できる」
・FL(フランカー)徳永祥尭共同主将「小川キャプテンの言う通りなので、早くリーグが始まって欲しいという気持ちです」
・SO(スタンドオフ)中尾隼太「チーム内でいい競争ができて、いいストラクチャーもできて、優勝に必要なものが揃っている。自分としてはSOとして自由自在に操りたい」
◆NTTコミュニケーションズ
・FL金正奎共同主将「長かったプレシーズンだったが、例年にないハードワークをしてきたので試合が楽しみ」
・LO(ロック)中島進護共同主将「開幕戦は新しい国立競技場ですし、チームの仕上がりもいいので勝ちにいきたい」
・SHグレイグ・レイドロー「自分の得意なプレーはキック、パス。トップ4に入るためにベストパフォーマンスをしたい」
1月16日(土)13:00 東京・江戸川陸上競技場
クボタスピアーズ vs. 三菱重工相模原ダイナボアーズ
◆クボタスピアーズ
・CTB(センター)立川理道主将「プレシーズンはたくさんの試合こなして、若手もベテランも順調にきている。長い時間チームで一緒なので、さらにまとまってシーズンにピークを持っていきたい」
・FL岡山仙治「1試合でも多く試合に出られるように頑張りたい」
◆三菱重工相模原ダイナボアーズ
・NO8(ナンバーエイト)土佐誠共同主将「まずは感謝の気持ちを持ってやりたい。どのチームが相手でもベストな、人を勇気付けるようなプレーを見せたい」
・FLトーマス優デーリックデニイ共同主将「ヘモポ選手はあまり喋らないが、身体を張って見せてくれる選手」
・FLジャクソン・ヘモポ「タックルは90%の成功率を目指したい」
1月16日(土)13:00 愛知・豊田スタジアム
トヨタ自動車ヴェルブリッツ vs. サントリーサンゴリアス
◆トヨタ自動車ヴェルブリッツ
・SH茂野海人共同主将「1試合、1試合しっかり勝って、今年こそ優勝したい」
・NO8キアラン・リード共同主将「古川は努力を惜しまず、必ず準備ができている。ターンオーバーやボールに絡むところ、タックルの精度を見て欲しい」
・FL古川聖人「タックルとジャッカルに注目して欲しい」
◆サントリーサンゴリアス
・CTB中村亮土主将「毎試合いい準備をして、最後は優勝で終わりたい。最高の状態でいいスタート切りたい。(新加入のオールブラックスSOボーデン・バレットのことは)ボーディーと呼んでいます。ロッカーが隣なのでいつも話しています。全部に隙がなくて、文句の付けどころがないです」
・SH齋藤直人「パススピードとフィットネスには自信があります。まずは開幕戦、9番をつけてプレーしたい」
1月17日(日)13:00 三重・三重交通Gスポーツの杜鈴鹿サッカー・ラグビー場
Honda HEAT vs. 宗像サニックスブルーズ
◆Honda HEAT
・FL小林亮太主将「昨年トップリーグが中断したが、自分たちにフォーカス当てて激しいトレーニングをしてきた。それを出したい。準備は整っているので熱いゲームに期待して欲しい」
ジャパンラグビー トップリーグ2021
大会概要 ~トップリーグ2021開幕スペシャル~
・PR(プロップ)具智元「Hondaのフロントローは若いので、いろんな経験していろんなスクラムを組みたい。(スクラムを)押します」
◆宗像サニックスブルーズ
・LO福坪龍一郎主将「準備期間が長かったので仕上がりはいい。1つでも多く勝って喜びたい」
・WTB(ウィング)レメキ ロマノ ラヴァ「(宗像は)海が近くて、カフェがあっていいところです。スピードとパワーランを見てほしい。ベスト8目指す」
【ホワイトカンファレンス】
1月16日(土)14:00 大阪・花園ラグビー場
日野レッドドルフィンズ vs. NTTドコモレッドハリケーンズ
◆日野レッドドルフィンズ
・NO8堀江恭佑共同主将「毎日ラグビーができると言う環境を楽しみたい。開幕戦を楽しみにしている」
・SHオーガスティン・プル共同主将「見ていて楽しめるラグビーがしたい。スペースにボールを運んでキックで取っていく」
・PR浅原拓真「こだわりのスクラムを見て欲しい。日野市は新撰組の街なので、侍スピリットも感じてください」
◆NTTドコモレッドハリケーンズ
・LOローレンス・エラスマス主将「長いプレシーズンの後なので、開幕を楽しみにしています」
・WTBマカゾレ・マピンピ「まいど!浪速のスピードスター、マピンピです!チームファーストで勝利に貢献できるパフォーマンスしたい」
1月16日(土)14:00 兵庫・ノエビアスタジアム神戸
神戸製鋼コベルコスティーラーズ vs. ヤマハ発動機ジュビロ
◆神戸製鋼コベルコスティーラーズ
・SH日和佐篤共同主将「ハードトレーニングを日々重ねている。まずはいい準備していいスタートが切れるようにチーム一丸となって戦いたい」
・LOトム・フランクリン共同主将「ベン・スミス、アーロン・クルーデンとワールドクラスで人間性も素晴らしい選手がいい影響をチームに与えている」
・PR中島イシレリ「また優勝したい!イヤボイ(yeaboii)!」
◆ヤマハ発動機ジュビロ
・LO大戸裕矢主将「ここまでいい感じで来ているので、ヤマハのスタイルを最大限出し切って日本一になりたい」
・CTB鹿尾貫太「差し込みタックルで流れを変える。優勝目指します」
1月17日(日)12:00 東京・駒沢オリンピック公園総合運動場
リコーブラックラムズ vs. キヤノンイーグルス
◆リコーブラックラムズ
・FL松橋周平共同主将「開幕戦が楽しみ。いい準備をしてリコーらしく泥臭いラグビーをしたい」
・CTB濱野大輔共同主将「プレーオフ進出が目標だが、目の前の試合にいい準備をまずしたい。開幕戦は出し切りたい」
・SO堀米航平「ゴールキック成功率100%目指します!」
◆キヤノンイーグルス
・SO田村優主将「みんな頑張っている。いっぱいボール動かして、いいランナーがたくさんいるのでそこにボールを集めていきたい」
・WTBホセア・サウマキ「ベストパフォーマンスをしてチームにエナジーを」
・FLサウマキ・アマナキ「トップ4を目指します!」
1月17日(日)14:00 埼玉・熊谷ラグビー場
パナソニック ワイルドナイツ vs. NECグリーンロケッツ
◆パナソニック ワイルドナイツ
・HO(フッカー)坂手淳史主将「チームは高いコミュニケーションができている。毎試合いい準備をして、一貫性のあるベストなパフォーマンスをしたい」
・WTB福岡堅樹「まだ自分はパナソニックで優勝できていないので、(今年で引退するため)いい形で締め括りたい」
◆NECグリーンロケッツ
・FL亀井亮依共同主将「チームが強みと軸になるものが共通認識できている。昨季は1勝もできず悔しい思いをしたが、その分勝負へのこだわりを持って積み上げてきている」
・SH中嶋大希共同主将「亀井主将とはまた違った視点でプラスの影響を与えていきたい。トップ4目指す」
・SOアレックス・グッド「日本のラグビーはスキルがあってスピードがある。楽しみです」
最後に、スリムクラブの内間さんが「親父がNTTに勤めていて、洗濯機は東芝です。開幕戦の東芝 vs. NTTコミュニケーションズ戦が楽しみです!ぶつかり合いが見たいです」と言えば、真栄田さんが、「このトップリーグが次のワールドカップに向けてのエネルギーになる。全チームに頑張って欲しい」と締めくくった。
このカンファレンスでも、十分に選手たちのトップリーグ開幕への熱い気持ちが伝わってきた。昨年2月23日に行われた最後の試合から約11ヶ月、待ちに待ったラストシーズンのトップリーグは、1月16日(土)13時から東京・国立競技場での東芝ブレイブルーパス vs. NTTコミュニケーションズ戦で開幕を迎える。
文:斉藤健仁
斉藤 健仁
スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント
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