クレルモン松島幸太朗が欧州チャンピオンズカップ2戦目へ！アイルランド代表多数のマンスターと激突。

ASMクレルモン・オーヴェルニュ（フランス）vs.マンスター（アイルランド）

日本代表のWTB／FB松島幸太朗が所属するASMクレルモン・オーヴェルニュ（フランス）が、欧州クラブ王者決定戦「チャンピオンズカップ」（2020－2021）の2戦目へ挑む。

松島擁する大会白星スタートのクレルモンは、現地時間12月19日（土）、本拠地のスタッド・マルセル・ミシュラン（フランス）で、1勝のマンスター（アイルランド）を迎え撃つ。

ジェイ・スポーツは今回、松島が所属するクレルモンの「チャンピオンズカップ」プールステージ4試合と、プレーオフの全試合を放送・配信する。日本のラグビーファンには朗報だ。

今年サントリーから移籍した松島は、9月6日のTOP14（フランス1部リーグ）開幕戦に先発し、クレルモンで公式戦デビュー。

その試合の前半に右内転筋を痛めて途中交代をしたが、約2週間後にあった昨シーズンの欧州チャンピオンズカップ準々決勝で復帰し、移籍後初トライを決めた。

フランス国内のTOP14では、第11節終了時点で7試合に先発（WTBで4試合、FBで3試合）先発しており、ここまで3トライ。主力に定着している。

そして12月12日（土）、クレルモンは 英仏愛伊の24チームが参加する「チャンピオンズカップ」の新シーズン、プールステージ初戦のブリストル（イングランド）戦を迎えた。

大会初優勝を目指すクレルモンで先発出場した松島は、スワーブやカットインなど、多彩なランニング技術で3トライ。チームの白星スタート（51－38）に大きく貢献した。

日本の多くのラグビーファンは、こうした松島の出場試合を視聴する機会に恵まれなかっただけに、今回のチャンピオンズカップ放送・配信決定は嬉しいニュースだ。

プールステージ2戦目の相手は、こちらも大会白星スタートのマンスターだ。

マンスターはアイルランド南部を拠点とする強豪。2019年W杯のアイルランド代表12人を擁する。

FLピーター・オマーニー、NO8・CJ・スタンダー、SHコーナー・マレー、WTBキース・アールズ…。

日本代表が19年W杯で破ったアイルランド代表のスターに加え、南アフリカ代表で元パナソニックのCTBダミアン・デアリエンディ、ヒザを負傷中だが元HondaのRG・スナイマンも所属する。

本稿執筆時点で両軍メンバーは未発表だが、こうした日本代表と因縁浅からぬ豪華メンバーが多く登場するだろう。

マンスターは大会初戦でハリクインズ（イングランド）に21－7で快勝。所属リーグ「PRO14」のカンファレンスBでは7戦全勝であり、今シーズンはまだ一度も負けていない。

クレルモンは今後、全4戦あるプールステージを勝ち抜き、各プールのポイント上位4チーム（計8チーム）によるプレーオフ出場、そして2021年5月22日にフランスのマルセイユでの決勝戦を目指す。

期待が膨らむ欧州クラブ王者決定戦「ハイネケン・チャンピオンズカップ2020/21」の第2戦「クレルモン・オーヴェルニュ×マンスター」は2020年12月19日の深夜2:20よりJ SPORTS 3で生中継、J SPORTSオンデマンドでLIVE配信される。

クレルモンは悲願の初優勝へ向けて、今季無敗のマンスターを破り、開幕2連勝を飾ることができるか。

そして我らが松島幸太朗は、欧州最高峰大会でどんなプレーを見せてくれるのか。日本ラグビー界のスターに熱い声援を送りたい。

文：多羅正崇