関西王者が登場！死闘を乗り越えた流経大は雪辱戦。大学選手権準々決勝

そして4強進出を虎視眈々と狙うのは流経大だ。

筑波大学と激突した先週の大学戦選手権3回戦は、同じ茨城県内を拠点とする「茨城ダービー」に。死闘は19－19で後半終了の笛が吹かれ、抽選により流経大が準々決勝に進むことに。

筑波大の嶋崎達也監督は試合後、コロナ禍による制限の中、流経大が練習試合を組んでくれたことなどを明かして「流通経済さんあっての僕ら」と語った。

流経大は筑波大との名勝負を乗り越えて、いよいよ昨季に敗れた天理大との雪辱戦に臨む。

12/13 流通経済大学 vs. 筑波大学

FWとBKが躍動する「ダイナミック・ラグビー」を旗印とする流経大。こちらも出場メンバーが発表されており、3回戦で猛タックルを繰り返したFL坂本侑翼キャプテンは名実ともに中心的存在。

スクラムの最前線に立つのはPR小川寛大、HO松田一真、PR津嘉山廉人。強力スクラムを誇る日本大学戦（関東リーグ戦1部）でも3人は大いに頼もしかった。

ラインアウトでジャンパーもできるFLタマ・カペネは、アタックでは懐の深いオフロードパサーでもある。

ハーフ団は安定性の高いSH野村悠、タックルも得意なSO柳田翔吾。重要なプレーメイカーであるCTB中川彪流は、突進力が光るヴィリアメ・タカヤワとセンター・コンビを組む。

ポジション最後尾は、一瞬の加速も光るキッカーのFB河野竣太。そしてサンウルブズに参加経験のあるイノケ・ブルアは、リザーブからゲームチェンジャーとして途中出場する見込みだ。

大舞台でそれぞれのストーリーをぶつける両軍。注目の一戦「流通経済大学×天理大学」は12月19日（土）午後10:30よりJ SPORTS 1で放送、J SPORTSオンデマンドで配信される。

文：多羅正崇