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ラグビー コラム 2020年12月13日

激戦、流通経済大学vs.筑波大学は引き分けで抽選に。ラグビー全国大学選手権3回戦の結果

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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激戦となった流通経済大学vs.筑波大学

12月13日(日)、東京・秩父宮ラグビー場と大阪・東大阪市花園ラグビー場でラグビー全国大学選手権3回戦3試合が行われた。

なお、花園ラグビー場で行われる予定だった同志社大学(関西リーグ2位)vs.帝京大学(関東対抗戦4位)の試合は、同志社大学の部員に新型コロナウィルス感染者が複数出たことにより出場を辞退。中止となり、帝京大学の不戦勝となった。

◆大学選手権3回戦の結果

○日本大学 108-0 福岡工業大学●
△流通経済大学 19-19 筑波大学△
※抽選により流通経済大学が準々決勝進出
○慶應義塾大学 47-14 京都産業大学●
●同志社大学(不戦勝)帝京大学○

秩父宮ラグビー場での1試合目は、日本大学(関東リーグ戦3位)に、1回戦から白星を重ね、調子を上げている福岡工業大学(九州学生リーグ1位)がチャレンジした。

ハットトリックのNO8シオネ・ハラシリ

試合は前半序盤からセットプレー、展開力に勝る日本大学が圧倒する。得意のモールからNO8(ナンバーエイト)シオネ・ハラシリ(3年)がトライを挙げて先制すると、WTB(ウィング)ナサニエル・トゥポウ(2年)が4トライを重ねてハットトリックを達成した。

さらにNO8ハラシリも2トライを加え、ハットトリック。前半だけで11トライの猛攻を見せた日本大学が61-0とリードして前半を折り返した。

後半も日本大学のペースは変わらず、さらに7トライを加えて108-0で快勝。昨シーズン同様、準々決勝に進出した。福岡工業大学は2回ほどあったチャンスでトライを取り切ることができなかった。

秩父宮ラグビー場の2試合目は、「茨城ダービー」となった流通経済大学(関東リーグ戦2位)と筑波大学(関東対抗戦5位)の対戦となった。

トライを挙げる流通経済大LOカペネ

先制したのは筑波大学だった。前半3分、スクラムからオープンサイドに展開しWTB植村陽彦(2年)が抜け出してトライ。7-0と先制する。流通経済大学も20分、ゴール前でFW(フォワード)にこだわり、最後はLO(ロック)タマ・カペネ(3年)が右端に飛び込み、7-7の同点に追いつく。

トライを挙げた流通経済大学FB河野竣太

さらに30分、流通経済大学はCTB(センター)中川彪流(4年)のグラバーキックに反応したFB(フルバック)河野竣太(3年)が、自ら足にかけて、インゴールで押さえて12-7とリードする。

一方、筑波大学も負けておらず、自陣からのアタックから主将CTB岡崎航大(4年)が抜けだし、最後はWTB仁熊秀斗(4年)が中央に押さえ、前半は14-12で筑波大学のリードで折り返した。

後半も拮抗した展開が続き、11分には筑波大学SH(スクラムハーフ)鈴村淳史(3年)が、14分には流通経済大学のWTBイノケ・ブルア(3年)がトライを挙げて19-19の同点となる。

そこから電光掲示板は動かず、流通経済大学はロスタイムに相手陣奥でチャンスを得たが生かし切れず、試合はそのまま19-19の引き分けでノーサイドを迎えた。

トライ数もゴール数もまったく同じということで、試合後に抽選が行われ、その結果、流通経済大学は準々決勝へ駒を進めた。

花園ラグビー場では京都産業大学(関西リーグ3位)と慶應義塾大学(関東対抗戦3位)が激突した。ともにFWのモールに自信があるチーム同士の対戦だった。

先制したのは慶應義塾大学だった。前半4分、ゴール前でFWにこだわり、最後はPR(プロップ)竹内寛(4年)がトライを挙げて先制。19分に、京都産業大学は相手の反則後に、1年のNO8(ナンバーエイト)ヴェア・タモエフォラウ(札幌山の手出身)がタップキックから自ら持ち込んで7-7の同点に追いつく。

21分、地力に勝る慶應義塾大学はFL(フランカー)山本凱(3年)が相手のディフェンスラインを突破して中央にトライを挙げて14-7。攻撃の手を緩めない慶應義塾大学は27分にPR大山祥平(4年)がゴール前でねじ込んだ。

さらにロスタイム、連続攻撃を仕掛けて最後はHO(フッカー)原田衛(3年)がトライを挙げ。28-7とリードして前半を折り返した。

後半、21点差を言う京都産業大学は7分、ゴール前でSH廣田瞬(3年)がトライを挙げて14点差に追い上げる。しかし13分、慶應義塾大学はディフェンスでチャンスを作り、相手のパスミスを誘い、ボールを拾い上げたCTBイサコ・エノサ(2年)が50m以上を走りきってトライ(35-14)。

ラグビー 全国大学選手権 20/21 3回戦

【ハイライト】流通経済大学 vs. 筑波大学

最後まで集中力を切らさない慶應義塾大学は、28分にはスクラムを起点にボールをつないでCTBは三木亮弥(4年)が、38分にはラインアウトからパスをつないでSO(スタンドオフ)中楠一期(2年)がトライを挙げて47-14でノーサイドを迎えた。

2大会ぶりに大学選手権に出場した慶應義塾大学が3回戦に勝利し、準々決勝に進んだ。

◆12月19日(土)大学選手権準々決勝

【秩父宮ラグビー場】
11:35 早稲田大学(関東対抗戦2位)vs.慶應義塾大学(関東対抗戦3位)
14:00 明治大学(関東対抗戦1位)vs.日本大学(関東リーグ戦3位)

【花園ラグビー場】
11:35 東海大学(関東リーグ戦1位)vs.帝京大学(関東対抗戦4位)
14:00 天理大学(関西リーグ1位)vs.流通経済大学(関東リーグ戦2位)

文/写真:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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