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前半開始2分、帝京大学が慶應大の反則を誘い、ゲームキャプテンのFB(フルバック)奥村翔(4年=伏見工)がしっかりPG(ペナルティゴール)を決めて先制点を奪った。
しかし、慶應大も隙を突いて一瞬で敵陣に入り込み、トライ。さらに反則でPGを決められ、3-10となった。前半16分、敵陣ゴールラインのギリギリまで攻め込むも、慶應大の堅いディフェンスに阻まれてノックオン。それでも帝京大の怒とうの攻撃は続く。
前半28分、左に大きく展開してチャンスを作り出し、タックルを受けながらCTB(センター)尾崎泰雅(4年=伏見工)がゴール左隅にトライ。ゴールは外すも、8-10とした。
前半40分、帝京大は粘り強いアタックで敵陣での連続攻撃を仕掛ける。慶應大のディフェンスを密集にひきつけSH(スクラムハーフ)土永雷(4年=光泉)、奥村、CTB押川敦治(3年=京都成章)、CTB尾崎、WTB(ウイング)平坂海人(4年=日向)と右に展開。平坂が右隅にトライをあげ逆転。13-10で前半を終えた。
帝京大の攻勢は後半に入ってもまだまだ終わらない。後半7分、ゴール前でできたラックから右に展開。尾崎がディフェンスをひきつけWTBミティエリ・ツイナカウヴァドラ(2年=セントジョセフカレッジ)にパスを送る。ガラ空きのゴールにミティエリがトライ。北村がゴールを決めて20-10と点差を広げた。
HO李のトライで笑顔を見せた
だが、慶應大もあきらめない。後半11分にBK(バックス)も加わったモールから連続トライを決められ、20-20とまたも同点に。それでも帝京大は35分、ゴール前5mでのラインアウトからモールで押し込む。じわじわと足をかき最後はHO(フッカー) 李承ヒョ(火に赤赤/4年=大阪朝鮮)が勝ち越しトライをあげる。
しかし、41分に慶應大のFW(フォワード)による連続攻撃で。27-25と2点差まで追いつめられる。そして最後は48分、自陣ゴールライン前でのモールで慶應大の粘り強いアタックに押し切られ、逆転トライを許し27-30でノーサイド。
ラグビー 関東大学対抗戦2020
【ハイライト】慶應義塾大学 vs. 帝京大学
FB奥村は「苦しい場面でミス1つ、タックルミス1つ、ペナルティ1つ。やはり慶應大学さんがやり切ったゲームだった」と話し、「あと一歩というゲームだった」と悔しさを滲ませた。
しかし、「組織としての力は上がってきている」と自信を持って語り、奥村をはじめ、他の選手たちもこの結果をただネガティブに捉えてはいないようだ。また、岩出雅之監督も「良いまとまりで、雰囲気でやっています。ここからです」と選手たちと同じように前向きな思いを語った。
対抗戦は4位となり、大学選手権初戦の相手は同志社大学に決定。会場は大阪・花園ラグビー場と関西出身者が多く集まる帝京大にとってはある意味ホームかもしれない。
帝京大が大学選手権で初優勝した2009年度は対抗戦を4位で終えた。大学選手権に対して、岩出監督は「自分たちの力で勝ち取ることが大切。新しいスタートを作ってくれればいいと思います」と選手たちに期待を寄せた。
文:亀ヶ谷沙希、写真:太田和樹(帝京スポーツ新聞部)
帝京スポーツ新聞部
1996年創刊。帝京大学体育局所属の公認クラブにして唯一の学生新聞。ラグビー部をはじめ、柔道部、空手部、野球部など帝京大体育局の情報を年4回の発行で熱く伝える。現在部員13名で活動。 Twitter @teikyo_sports
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