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試合前、チームに声をかけるFL中尾
11月8日に開幕したラグビー関西大学リーグ。同志社大学は33-31と苦戦を強いられながらも、関西大学から開幕戦白星を飾った。さらに続く2戦では立命館大学に53-19、京都産業大学に49-19と危なげなく勝利。初戦の不安を払拭(ふっしょく)するかのように、連勝街道を突っ走ってきた。
同志社の今季、最大の武器は前に出る、攻めのディフェンスだ。特に際立ったのは、PR(プロップ)山本敦輝(社1)の活躍だった。リーグ初戦、関大に前半を10点ビハインドで折り返した同志社。
トライに喜ぶ選手たち
後半1分でCTB(センター)稲吉渓太(商3)がトライを返すと、さらに勢いに乗る。4分には、PR山本が敵陣22mライン付近でターンオーバーに成功し、関大優勢の流れを断ち切る。最後はSO(スタンドオフ)田村魁世(スポ3)が、WTB(ウイング)岡野喬吾(商1)に預けて逆転トライを決めた。
常に強気のマインドを持ち続けることで、ディフェンスから勝ち切っていくことができるはずだ。
また、第2節ではWTB山口楓斗(社3)や、NO8(ナンバーエイト)木原音弥(スポ3)が、第3節ではWTB和田悠一郎(文情3)が立て続けに復帰。エースたちの活躍にも期待がかかる。「決勝戦で、僕らはこれまで何年も勝てていないので、ここで絶対に勝ちたい」とFL(フランカー)中尾主将(政策4)。
11月29日に行われる順位決定戦では、天理大学と対戦する。同志社は2015年に関西制覇を成し遂げて以来、天理大に4年間王者の座を譲り続けてきた。
今年、FL松岡大和(4年)率いる天理大は「Go For The Top」をスローガンに、日本一を目指す。Oddリーグ最終節では関西学院大学に前半リードを許すも、後半を無失点で抑え、同リーグ1位通過を決めた。
得点力はもちろん、防御力の高さには目を見張るものがある。天理大はリーグ戦で摂南大学に64-0、近畿大学に50-0で完封勝利を収めている。同志社の伝統ある『展開ラグビー』で、厚い防御網を突破したいところだ。
主力選手は今年の春、サンウルブズでプレーしたCTBシオサイア・フィフィタだ。身長187センチ、体重105キロという恵まれた体格にスピードを兼ね備え、抜群の突破力を誇る。また、SH(スクラムハーフ)藤原忍(4年)や、29日はFB(フルバック)として出場予定の松永拓朗(4年)など、経験豊かなBK(バックス)陣の攻撃力も侮ることができない。
同志社の強みであるディフェンスで、天理大の猛攻をどれだけ封じ込めることができるかが鍵となる。守備で得たチャンスから、確実に得点につなげたい。
「80分間集中して走り続けていくだけだと思います」(中尾主将)。5年ぶりに同志社が西の頂点に立つ日が来るか。愚直に、ひた向きに。チャレンジャー精神で、漆黒の壁を迎え撃つ。
◆11月29日(日)順位決定戦
・12:00 関西学院大学vs.京都産業大学 宝が池球技場
・14:05 同志社大学vs.天理大学 宝が池球技場
文:小野真央/写真:内藤界(同志社スポーツアトム)
同志社スポーツアトム編集局
同志社スポーツアトム編集局は1978年に創刊された同志社大学唯一の体育会機関紙です。年6回の本紙の発行を軸に、号外の発行やHPの管理などをすべて学生の手で行っています。
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