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ラグビー コラム 2020年11月27日

ニュージーランド国内王者は!?マイター10カップ決勝「オークランド×タスマン」。日本国籍持つロスはメンバー入り

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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マイター10カップ オークランド×タスマン

今年のマイター10カップの王者はタスマンか。それともオークランドか。

9月に開幕したNZ国内選手権「マイター10カップ」のプレミアシップ決勝が、ついに11月28日(土)、オークランドのイーデンパークで開催される。

14の地域代表が参加するマイター10カップは、上位7チームによる1部「プレミアシップ」と、下位7チームによる2部「チャンピオンシップ」に分かれている。

今年は10週のレギュラーラウンドと各上位4チームによる準決勝を経て、2部のチャンピオンシップ決勝にはホークス・ベイとノースランドが残った。

そして国内王者を決める1部のプレミアシップ決勝には、2連覇を狙うタスマンと、2年ぶりの覇権奪還をめざすオークランドが勝ち進んだ。

この試合はスポンサーの大手不動産エージェンシー「バーフット&トンプソン」社の協力により無料で観戦できるという。J SPORTSではオンデマンド限定で11月28日(土)午後2:30よりLIVE配信される。

タスマンといえば、昨季はSH内田啓介(パナソニック)が参加。初優勝を成し遂げたウェリントンとの決勝(31-14)にも途中出場して貢献した。

そして今年は、日本国籍を持つ日本人であり、2019年までNTTコミュニケーションズで9季プレーしたロス アイザックが在籍。

準決勝でベイ・オブ・プレンティを19-10で破り、2連覇に王手をかけた決勝の舞台に、ロスはリザーブで名を連ねている。

国内選手権であるマイター10カップはNZ代表を頂点とするピラミッドではスーパーラグビーに次ぐ第三層に位置づけられるが、出場選手はトップレベル。

タスマンの先発メンバーを見てみると、今年NZ代表に初選出されたLOクィンテン・ストレンジ。

さらに9月5日に開催された伝統の南北対決「North(北島選抜)×South(南島選抜)」の出場者では、ハーフバック団のSHフィンレー・クリスティとSOミッチェル・ハント。

そして両ウイングのレスター・ファインガアヌクと、マーク・テレア。フルバックはNZ代表キャップを持つキャプテンのデイビット・ハヴィリ。名の知れた実力者ばかりだ。

一方のオークランドといえば、2015年の決勝には元NECのSH茂野海人(現トヨタ自動車)が先発。23-25でカンタベリーに惜敗したものの、ハイテンポの配球など持ち味を披露した。

こちらもメンバー23人は有望な人材ばかり。

NZ南北対決のメンバーでは、陽気なキャラクターでも知られるPRアンガス・タアヴァオ。そしてハードワーカーのLOスコット・スクラフトン。またPRイシ・トゥウンガファシの兄オファは現役NZ代表だ。

12月5日にNZ先住民の血を引く選手で構成される「マオリ・オールブラックス」と対戦する「モアナ・パシフィカ」(太平洋諸島諸国にルーツを持つ選手で構成)に選出された精鋭もいる。

モビリティ性能も高いHOレニ・アピサイと、決定力が光るWTBサレシ・ラヤシだ。

また、そのマオリ・オールブラックスには、決勝のリザーブに入っているPRマルセル・レナタが招集されている。

そして要注目はオークランドの背番号7、あの伝説的な元オールブラックス、W杯2大会(1987、1991)に出場したマイケル・ジョーンズの息子であるFLニコ・ジョーンズだ。

父もオークランドの名選手だったが、息子もまたオークランドのジャージーに身を包み、初めての決勝戦に臨む。

今年オークランドにデビューしたばかりの186センチ100キロ超の二十歳は、一体どんなプレーを見せてくれるのか。タスマンでメンバー入りをしているロスの途中出場にも期待したい。

今年の国内王者はどちらか。要注目のマイター10カップ プレミアシップ決勝「オークランド×タスマン」は11月28日(土)午後2:30より、J SPORTSオンデマンド限定でLIVE配信だ。

文:多羅正崇

多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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