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11月15日(日)、ラグビー関西大学リーグの第2節が行われた。既に、京都産業大学との初戦を落としている立命館大学は、大学選手権出場のためにも絶対に負けられない試合であった。
前半終了間際にトライを決めたFL宮下大輝
第2節の相手は、すでに1勝している同志社大学。試合は前半の序盤から相手にボールを持たれてしまい、ペースを握られる展開になる。立て続けに、3トライを取られ、厳しい状況となったが、何とか前半終了間際に、FL(フランカー)宮下大輝(営3・報徳学園)が1トライ返し、前半を折り返した。
後半、SH(スクラムハーフ)松本涼志(済4・立命館宇治)のトライで、立命館は先に点を取ることに成功。ここから、一気に流れを持っていきたかった。しかし、相手のキックチャージにあい、ボールをそのまま運ばれトライされた。
その後も相手の猛攻に合い、失点を繰り返して試合終了。合計で7トライを奪われ、スコアも53-19と敗戦を喫した。試合後、立命館の中林正一監督は、「前半は、なかなか敵陣でプレーできず、ミスも多かったため、リズムがつかめなかった。後半も、ペースは同志社に握られたままだった」と語る。
また、主将の庄司拓馬(済4・東海大仰星)も、「自分たちとしては、立命館らしいディフェンスとアタックを仕掛けたかった。しかし、良いタックルはあったものの、うまく攻撃につなげられず、終始相手のペースだった」と振り返った。立命館は2敗してしまったため、2大会ぶりの大学選手権出場とはならなかった。
3戦目の相手は、同じく2敗し、大学選手権出場を逃した関西大学。気持ちを切り替え、今シーズンの公式戦初勝利をつかみたい。関大の強みは粘りである。ここ2戦の試合では、前半のスコアは、相手に負けていない。同志社とは33-31と激闘を繰り広げた。
今年昇格してきたことを感じさせない試合をしてきているため、決して楽な戦いにはならないだろう。ここ2試合のように、イージーミスやペナルティを重ねてしまうと失点も多くなる。立命館としては、もう一度チームのサインプレーやセットプレーを確認し、チームとしての完成度を高めたい。
関大戦では立命らしさを存分に発揮し勝利を目指す
すでに、全国大会の出場は逃してしまっているが、切り替えて勝利を目指してほしい。主将の庄司も「この2戦、立命らしさを出せている部分と出せていない部分がある。4回生としては学生最後のラグビーとなるため、悔いの残らない試合をしたい」と残りの試合への思いを語った。
選手たちとしては、まだまだ満足できる試合をしてはいないはずだ。次のシーズンへつなげるためにも残り2戦しっかりと勝利し、少しでも良い形でシーズンを終えたいところだ。
文:太田秀平/写真:福清真人(立命スポーツ編集局)
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