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関東大学リーグ戦1部の強豪が竜虎(りゅうこ)相打つ。
ともに5戦全勝。ともに上り調子。
ともに2試合を残して総勝点「20」。
一体どんな展開が待っているのか。まずは今週土曜日の秩父宮から目が離せない。
11/15 大東文化大 vs. 東海大
それでは3年連続9回目のリーグ戦制覇を狙う東海大から見ていこう。
木村季由GM兼監督は開幕当初、新型コロナの影響により「今年は実戦で学ぶことがほとんどすべて」と語っていたが、勝利しながらも一戦ごとに修正、成長しているのではないだろうか。
第5週の大東大戦は、その修正力が光った。
最終的に43点差(55-12)をつけたが、前半のリードは5点(17-12)と拮抗。ブレイクダウンでの劣勢、反則によりたびたびエリアを後退した。
しかし後半はMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)に輝いたFB酒井亮治が「後半は継続ができてトライを重ねられた」と語ったように改善され、東海大の強みが発揮された。
その強みとは、高いスキルによる展開力、遂行力もひとつだが、大東大戦はセットピース(スクラム、ラインアウト)の威力が抜群だったろう。
ラインアウトでは193センチのジャンパーであるLOワイサケ・ララトゥブアが前列でカットを連発し、好キャリアーのLO横井隼も俊敏な動きでリフトに奔走。
大東大のラインアウト成功率は実に42%(12回中5回成功)。一方で自軍ボールのラインアウトは成功率88%(17回中15回成功)だった。
後半15分にはスクラム勝利からのPK奪取、そして武器であるラインアウトモールでトライという必勝パターンでスコア。
流経大戦ではセットピースの攻防が大きな注目ポイントになるだろう。
東海大のメンバー23人が発表されており、FW第1列はPR田草川恵、HO山田生真、PR前田翔。
ラインアウトが主戦場のひとつであるロックは、ララトゥブアと横井。そして大東大戦は調整により欠場したキャプテン、吉田大亮が8番に戻ってきた。
注目の司令塔は、指揮官が「安定感がある」と評価するルーキーのSO武藤ゆらぎ。経験豊富な10番、丸山凜太朗はリザーブに入った。
両センターは堅実かつ強力な4年生コンビ、赤木凜と杉浦拓実。そして人に強い快足FB酒井は、大一番でもポジション最後尾に名を連ねた。
一方、6年ぶり4回目の歓喜を狙う流経大。
昨年の直接対決は前半を16点リード(21-5)で折り返しながら、後半に3連続トライを喫して21-26で逆転負け。目の前で事実上の優勝を決められた。
今季は初戦から法大(28○10)、専大(52○17)、関東学大(95○31)、中大(64○7)、日大(40○14)と連勝街道を進み、王者への挑戦権を掴んだ。
先週は強力スクラムを武器とする日大と真っ向勝負し、逆に後半2分にはスクラム戦でペナルティを奪取。雄叫びを上げていた。
昨季の逆転負けを味わっているFL坂本侑翼キャプテンは「一戦一戦良くなっている。チームとして戦えるようになってきた」と語っており、こちらも上昇気流のただ中だ。
流経大もメンバー23人が発表されており、フロントローは4年生トリオのPR小川寛大、HO松田一真、PR津嘉山廉人。
ラインアウトはジャンパーとしても威力大のLOタマ・カペネ。FL坂本主将は7番を背負い、日大戦で何度も好守を繰り出した南太陽が8番を着る。
ハーフ団はSH野村悠とSO荒木龍介。センターコンビは万能型のプレーメーカー・土居大吾と、強力なヴィリアメ・タカヤワ。
フルバックは俊足が光るキッカーの河野竣太。そしてサンウルブズに招集経験のあるイノケ・ブルアは、インパクト・プレイヤーとして途中出場する見込みだ。
全勝同士の大一番「東海大学×流通経済大学」は11月21日(土)午後1:50からJ SPORTS 1で生中継、J SPORTSオンデマンドでLIVE配信される。
週末土曜日に歓喜するのはどちらか。今週は聖地・秩父宮が熱い。
文:多羅正崇
多羅 正崇
1980年2月1日生まれ、神奈川県出身。法政大学第二高校、法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻修了。スポーツジャーナリストとして『ラグビーマガジン』『Number』『J SPORTS』などに寄稿する傍ら、ユーモアコラムの執筆も行なっている。スポーツにおけるハラスメント防止を目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」理事。共著に『子どもがラグビーを始めたら読む本』(ベースボール・マガジン社)がある
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