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【ハイライト動画あり】同志社大学、前節の反省を活かし快勝で開幕2連勝。次節は京都産業大学と大学選手権出場を賭けた決戦。ラグビー関西大学リーグ
ラグビーレポート by 同志社スポーツアトム編集局11月15日、宝が池球技場(京都府)にて行われた、2020ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第2節、対立命館大学。53-19で開幕2連勝を飾り、同志社大学は11月29日に行われる1~4位決定戦進出を決めた。
覇権奪還を目指す同志社にとって、何としても勝ち切りたかった大事な一戦。前節で京都産業大学に惜敗し、後がない立命大に対して、強気の姿勢で攻め込んだ。
立命大のキックオフで試合が開始。序盤は両者ハンドリングエラーや反則が目立ち、攻めあぐねる時間が続いた。前半16分、ようやくその均衡が崩れる。自陣10mラインでのラインアウトから、SH(スクラムハーフ)人羅(社4)が起点となり、敵陣深くに攻め込む。
先制トライを奪ったWTB山口
SH人羅から配球されたWTB(ウイング)山口(社3)が、右サイドを走るWTB内田(政策1)にオフロードパス。ゴールラインに大きく近づいたWTB内田のフォローで、WTB山口が再びボールに絡み、復帰後初トライを奪った。
26分、ラインアウトから、FW(フォワード)を中心にボールを前進させる。最後はLO(ロック)南(スポ3)からSO(スタンドオフ)田村(スポ3)、WTB谷川(スポ3)へとパスが通り、5点を追加。FB(フルバック)桑山(政策4)のコンバージョンゴールも決まり、14-0とした。
そして、追い討ちをかけるように36分、再びWTB山口が魅せた。同志社のスクラムからボールを持ち出すと、約40mのビッグゲイン。WTB山口から、左サイドを走っていたSH人羅がボールを受け取り、インゴールに飛び込んだ(19-0)。
しかし、直後の39分、連続トライで気が緩んでしまったのか、同志社のノットリリースザボールで、立命大にラインアウトを獲得されてしまう。自陣5mラインから立命大FWに押し負け、失点を許した(19-7)。
だが、前半ロスタイム、同志社も相手の反則を着実に得点に結びつける。立命大のノットロールアウェイで、PG(ペナルティゴール)を選択。FB桑山がしっかりと決めきり、22-7で前半を折り返した。
「今日は全員で盛り上げることを意識して試合に入った中で、80分間を通して相手を圧倒することができました」(FL中尾/政策4)。緊張から思うようなプレーができなかった前節の反省を踏まえ、今回は特にチームの雰囲気を修正して臨んだ。
メンバー全員が勝ち切るマインドを強く持ち、序盤から立命大を圧倒。前半のボール支配率は70%と、同志社優勢の試合展開を繰り広げる。後半でも、その勢いが止まることはなかった。
後半4分、自陣ゴールライン付近で立命大にアドバンテージを獲得され、そのまま被トライ(22-12)。このトライで火がついた同志社は、立命大に猛攻を仕掛ける。12分、CTB(センター)岡野(商1)が、敵陣5mラインで立命大のキックをチャージダウン。そのままインゴールに持ち込み、点差を広げる(29-12)。
さらに15分、WTB山口のラックから、SH人羅、SO田村へとボールを展開し、FB桑山がステップで相手ディフェンスを置き去りに。最後は外側のNO8(ナンバーエイト)木原がオフロードでCTB岡野につなぎ、追加トライを挙げた。(36-12)。
このまま流れに乗りたい場面だったが、同21分、自陣での立命大ラインアウトモールからトライを献上してしまう(36-19)。しかし、もう立命大に失点を許さなかった。
30分、敵陣22mラインで形成された立命大ラインアウトを同志社がスチール。SH人羅、CTB西村(商2)、CTB岡野がボールを展開しつつゲインする。ゴールライン間際のラックからボールを受けたSO田村がトライを決めた(43-19)。
37分には、立命大のドロップアウトから同志社が展開。FL(フランカー)梁本(社2)がビッグドライブでラインを前に進める。最後はFL大熊(商4)からのオフロードパスで、SH木下(経4)が得点を重ねた(50-19)。
ゴールを見据えるFB桑山
最後は立命大の反則から同志社がショットを選択し、FB桑山が3点を追加してノーサイド。53-19で、伝統ある「同立戦」を制した。
ラグビー 関西大学リーグ2020
【ハイライト】同志社大学 vs. 立命館大学
前後半を通して、立命大から奪った計7トライ。そのほとんどで、FWが前進させたボールを、BK(バックス)が最後に得点につなげるシーンが見受けられた。「まずはFWが前に出てくれた結果が、今日の点差につながったかなと思っています」(伊藤紀晶ヘッドコーチ)。
スピードのあるBKの展開力と、パワーで陣地を前へ拡大するFWの突破力。この2つを組み合わせることで、相手を翻弄させる攻撃が可能となるはずだ。15人全員でつないだボールで、次節でもトライを量産したい。
POM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)には桑山が選ばれた。キックを有効に使用したエリアマネジメントに加え、ゴール成功率の高さが際立っていた。この日、PGも含めると18点を決め、チームの勝利に大いに貢献した桑山。右足から放たれる豪快かつ、正確なキックに今後も期待だ。
前回から大幅にメンバー構成を変更した第2節。岡野に加え、交流試合初戦からフル出場のPR(プロップ)山本(社1)や、今回初めてスタメンに抜擢された内田など1年生の活躍も光った。下級生の積極的なプレーで、チームの士気もより一段と上がっていくだろう。
次は11月21日に、因縁のライバル京都産業大学と対戦する。現在互いに2勝ずつ挙げており、どちらが「Evenリーグ」を1位通過で終えるのか注目が集まる。
同志社はこれまで3年間敗戦が続いているが、前に出る攻め気のディフェンスで京産大のセットプレーを崩すことができれば、十分に勝機はある。一味違う今年の同志社を見せつけ、順位決定戦へと駒を進めたい。
文:小野真央/写真:内藤界(同志社スポーツアトム編集局)
同志社スポーツアトム編集局
同志社スポーツアトム編集局は1978年に創刊された同志社大学唯一の体育会機関紙です。年6回の本紙の発行を軸に、号外の発行やHPの管理などをすべて学生の手で行っています。
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