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ラグビー コラム 2020年11月4日

【ハイライト動画あり】慶應義塾大学、昨年度対抗戦覇者に劇的勝利!「慶應ラグビー」の真髄見せた。ラグビー関東大学対抗戦

ラグビーレポート by 慶應スポーツ新聞会
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ラグビー関東大学対抗戦第4節。慶應義塾大学蹴球部が明治大学に劇的な逆転勝利を収めた。試合前から「ディフェンスで勝つ」と話し合っていた慶大は、その言葉通り強固なタックルで明大攻撃陣を封じ込める。後半16分の逆転トライもディフェンスから生み出したチャンスだった。

ルーキーFB山田響

ハイライトは10-12で迎えた後半ロスタイム。代わって入ったFL(フランカー)高武俊輔(総2・尾道)が相手の腕から楕円球をかきだし、慶大最後の攻撃へ。敵陣22m付近でペナルティを得た慶大は、ショットを選択。不気味なまでの静寂の中、ルーキーFB(フルバック)山田響(総1・報徳学園)がこれを決め、見事2年ぶりの明大撃破を成し遂げた。

ラグビーは、1人の力では勝てない。昨年度「3-40」と大敗を喫した相手に対し、慶大は15人全員が徹底して前に出た。LO(ロック)相部開哉(政4・慶應)、FL山本凱(経3・慶應)、HO(フッカー)原田衛(総3・桐蔭学園)らおなじみのタックラーが紫紺のジャージをなぎ倒す。

BK(バックス)陣も負けていない。WTB(ウィング)佐々木隼(総2・桐蔭学園)が開始早々に明大BKを吹き飛ばすと、後半途中から入ったCTB(センター)イサコ・エノサ(環2・King's College)は狙いすましたジャッカルで、チームの危機を救った。

そして絶賛されたのがこの2人。まずは圧巻にして納得のMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)、CTB三木亮弥(環4・京都成章)。右に左に、目を落とせばいつもそこには13番のジャージの姿があり、低く刺さるタックルで幾度となくチームの危機を救った。

もう1人は、LO北村裕輝(経4・慶應)。栗原監督をして「僕が感じたもう1人のMOMは北村だった」と言わしめるほどの献身的な活躍を見せた。

全員で掴んだラストチャンスの命運は、山田響の左脚に委ねられていた。

山田は先制のPG(ペナルティゴール)を難なく沈めた後、タッチキックミスを連発。1度目は白い歯がこぼれたが、2度目のミスには思わず頭を抱えていた。どのように切り替えたのだろう。後半開始直後のPGも失敗したものの、後半16分のコンバージョンキックは成功。最後のPGを託され、そして決めた。

喜びを分かち合う選手、スタッフ

首脳陣は、チームメイトはルーキーを信じ、ルーキーはそれに応えた。13-12で、ノーサイド。見事、昨年の対抗戦覇者を下した瞬間だった。

強敵を下し、最高の形で対抗戦を折り返した慶大。次なる相手は、今季初勝利を目指す青山学院大学だ。80分間やり切って、強敵との対戦に弾みをつけたい。

文:野田快/写真:刀禰仁生、長谷川健太(慶應スポーツ新聞会)

ラグビー 関東大学対抗戦2020

【ハイライト】明治大学 vs.慶應義塾大学

慶應スポーツ新聞会

慶應スポーツ新聞会

慶應義塾大学文化団体連盟所属の公認サークル。通称ケイスポ。全40ある体育会の取材から記事の執筆、年7回の新聞製作まで全て学生の手で行う塾内唯一のスポーツ新聞サークル。部員数約50名、35年の歴史を持つ。»慶應スポーツWebサイト

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