人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2020年10月23日

ともにスプリングボクス、ブリッツボッカ経験者が多数のブルズとシャークスが対戦。スーパーラグビー2020 南アフリカ

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
  • Line

2戦目を迎えるシャークス

10月9日(金)に開幕した南アフリカの国内大会「スーパーラグビー アンロックド」は今週第3節を迎えて、10月24日(土)は、ブルズvs.シャークスの一戦が行われる。

ブルズは、開幕戦はホームでグリカスに30-23と勝利したが、第2節のチーターズ戦は終盤追い上げたが17-19と惜敗し、勝ち点5で現在2位につけている。

2007年にスプリングボクスをワールドカップ優勝に導き、トヨタ自動車でも指揮を執った名将ジェイク・ホワイトHC(ヘッドコーチ)はシャークス戦に向けて、FW(フォワード)3人、BK(バックス)5人を入れ替えた。

第1列は右PR(プロップ)を、スプリングボクスのトレヴァー・ニャカネに替えて、フランスのトゥーロンから復帰し、初先発となるマルセル・ファンデルメルヴァを起用。左PRジャック・ファンルーエン、HO(フッカー)ヨハン・グロベラーは引き続きスターターを務める。

LO(ロック)は日本のトヨタ自動車でもプレーするジェイソン・ジェンキンスと、22歳のルアン・ノーキアは先週と変わらず先発。FL(フランカー)はマルコ・ファンステーデンと、アルノ・ボタに代わって21歳のエルリー・ロウが入り、NO8(ナンバーエイト)はキャプテンで、日本のクボタでもプレーした、昨年のワールドカップ決勝の最優秀選手のドウェイン・フェルミューレンが務める。

BK(バックス)は、SH(スクラムハーフ)エンブロス・パピエーに代わってイヴァン・ファンセイルが、経験豊富なSO(スタンドオフ)モルネ・ステインとハーフ団を組む。CTB(センター)は先週13番をつけていたコーナル・ヘンドリックスが12番にシフトし、13番には7人制南アフリカ代表でもあるステッドマン・ガンスが入り、先週先発、トヨタ自動車でもプレーしていたクリントン・スワートはメンバー外となった。

WTB(ウィング)はジェイド・スティグリングが外れ、7人制でもプレーするカートリー・アレンゼとトラヴィス・イズマイエルのコンビとなり、先週14番でプレーした21歳の新人デーヴィッド・クリエルは、今回はFB(フルバック)を務め、元南アフリカ代表でトヨタ自動車でもプレーした38歳のベテラン、ジオ・アプロンがケガのためメンバー外となった。

ホワイトHCは「今週は前節よりももっと良くなる必要がある。キックオフから全てのプレーのフェーズを支配しないとならず、後から挽回するような事態になってはいけない」と意気込んだ。

一方、シャークスは開幕戦はホームで、19-16とライオンズに競り勝ち、先週はBYE(お休みの週)で、現時点で勝ち点4の4位につけるが、休養十分で臨む。大幅にメンバーを入れ替えたブルズに対して、シャークスは初戦のライオンズ戦から、わずか1名の変更にとどめた。

FWは変わらず、ともに南アフリカ代表キャップを持つPRオクス・ンチェとトーマス・デュトイ、21歳のHOディラン・リチャードソンの第1列。LOはルベン・ファンヒールデン、ハイロン・アンドリューズ、FLはジェームズ・フェンターと21歳のフェンデュラニ・バザレッチ、そしてスプリングボクスのNO8シクンブーゾ・ノーチェが先発する。

BKは21歳のSHサネレ・ノハンバと23歳で代表経験のあるSOカーウィン・ボッシュのハーフ団。CTBはマリウス・ロウとキャプテンでスプリングボクスの中心選手でもあるルカニョ・アム。WTBには7人制南アフリカ代表のヴェルナー・コックと、元南アフリカ代表でパナソニックでもプレーしたJP・ピーターセンに替えて、スプリングボクスのシブシソ・ンコシ、FBはSOでもプレーできるマニー・リボックが入った。

ベンチには、先月の南アフリカ代表セレクションマッチで注目を集めた23歳のWTBヨウ・ペンセが入り、出場すればスーパーラグビーデビュー戦となる。

シャークスのショーン・エヴェリットHCは「1ヶ月ほど前、ブルズのホームで試合をしたので、その教訓は生かせると思うが、また全然違ったゲームになるだろうということもわかっている。我々も非常に安定感のあるスコッドになっている。ケガ人も復帰し、休養も取れたので、いいパフォーマンスが出せることを期待している」と前を向いた。

南アフリカのスーパーラグビーも3試合目、ともにスプリングボクス、ブリッツボッカ(7人制ラグビー南アフリカ)経験者も多く、選手たちはそろそろエンジンがかかってくる頃だろう。強力FWを擁するブルズがセットプレーからプレッシャーをかけてペースをつかむか。それともシャークスがFW戦で耐えて、タレントの揃うBKで取り切り連勝となるか。

ブルズのホーム、プレトリアのロフタス・ヴァースフィールドでキックオフされるブルズvs.シャークス戦は10月24日(土)深夜1:50からJ SPORTS 1で生中継、J SPORTSオンデマンドでLIVE配信される。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ