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ラグビー コラム 2020年10月16日

シヤ・コリシ主将ら南ア代表8名が登場!スーパーラグビー2020南アフリカ「ストーマーズ×ライオンズ」

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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2019年ワールドカップ(W杯)優勝国、南アフリカ代表“スプリングボクス”の8選手が登場する。

10月9日(金)に開幕した南アフリカ国内大会「スーパーラグビー(SR)アンロックト」。

国内7チームが11月下旬までの全7節で総当たり戦をおこない、栄えある国内王者を決める。

10月17日(土)の第2節は、SRアンロックトに初登場のストーマーズが、1敗のライオンズと地元ケープタウンで激突する。

ストーマーズ スタメン

ストーマーズは19年W杯の代表戦士が7名先発。

日産スタジアムで優勝杯を掲げたFLシヤ・コリシ主将をはじめ、フォワードではPRフランス・マルハーバ、PRスティーヴン・キッツォフ、HOボンギ・ンボナンビが揃ってスタメン。

バックスではSHハーシェル・ヤンチース、SOダミアン・ヴィレムセ、FBウォリック・ヘラントの計7名が揃い踏みとなる。

ライオンズ スタメン

対するライオンズは、代表歴の長いSOエルトン・ヤンチースが主将としてチームのアタックを統率する。

スプリングボクスの有力選手は、今後もSRアンロックトに参戦できる可能性がある。

10月31日(土)より、伝統の南半球4か国対抗戦「ザ・ラグビーチャンピオンシップ(TRC)2020」がオーストラリアで集中開催される予定だったが、事態が一変。

新型コロナの影響による南アフリカの渡航制限、プレイヤーの安全面など複合的な理由から10月16日(金)、リーグ統括団体であるSANZAARが南アフリカ代表の大会不参加を発表した。ニュージーランド代表などとの対決を楽しみにしていたファンには残念なニュースだ。

ただ人材の宝庫である南アフリカでは、国内でもハイレベルな競争が期待できる。まずストーマーズの先発メンバーでノンキャップの有望株を見てみよう。

22歳のNO8ジュアルノ・オーハスタスは有望株だ。U20代表として参加した国際大会でMVPに輝いた逸材であり、豪快な突進に注目したい。

SHヤンチース、SOヴィレムセの19年W杯代表コンビが指揮を執るバックスでは、21歳のCTBリカス・プレトリアスはぜひ見ておきたい。

191センチの大型センターで、南アフリカの高校・U20代表を経験してきたエリートでもある。強力なボールキャリーに加え、ハンドリングも巧みだ。

対するライオンズにも注目選手はいる。

欧州から帰還した元クボタのFLヤコ・クリエルなど実力者も多いが、ノンキャップでは10月3日(土)の代表トライアルマッチ「スプリングボック・ショーダウン」にも登場したFLヴィンセント・チトゥカは注目。

身長195センチのフランカーだが、ロックとしてもプレー可能な22歳だ。

コンゴ民主共和国に生まれたが学生時代はライオンズの地元ジョハネスバーグで過ごした変わり種で、伝統の国内大会「カリーカップ」ではゴールデン・ライオンズで経験を積んできた。運動量も豊富なハードワーカーで、将来の代表入りを期待されている。

未来のスプリングボックを探してみるのも楽しいだろう。果たしてどんなプレー、激突が繰り広げられるのか。

注目の「ストーマーズ×ライオンズ」は10月17日(土)深夜1:50からJSPORTS1で生放送、JSPORTSオンデマンドでLIVE配信だ。

文:多羅正崇

多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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