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ラグビー コラム 2020年10月7日

優勝を知る世代として基準を示し、そして最後に結果を残す。帝京大学ラグビー部・松本健留主将インタビュー

ラグビーレポート by 帝京スポーツ新聞部
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新主将の松本

3年ぶりの大学日本一を目指す帝京大学。大学選手権優勝を知る最後の世代となった松本健留主将(4年=大阪桐蔭)が、最終学年として臨むラグビー関東大学対抗戦への思いなどを語った。

―― 関東大学対抗戦が開幕します

チームの空気として良い状態です。みんなが挑戦しようとする空気があります。

―― 春の過ごし方はいかがでしたか?

4月にチームとして解散という形で実家に帰るメンバーと、寮に残るメンバーとに分かれました。大半の人は実家に帰りましたが、そこで寮の活動と、帰った人は自粛という形で各自で活動しました。

寮に残ったのは20数名でしたが、僕はそのメンバーと一緒に毎日出来ることをしていた。トレーニングはずっとしてました。自分が主将ということで残ったのもあります。残ったメンバーとは、出来る限りコミュニケーションを密に取って準備をしてました。

―― 菅平で合宿を行いました。

夏合宿に行っても健全を保ち、個人とチームで安全対策をしました。チームが集まって、ようやく活動ができたので、練習やトレーニングに力を入れてやっていました。

チーム練習を夏合宿の少し前から再開できたので、チームとしての戦術や戦略などを重点的に行いました。フィジカルトレーニングであったり、フィットネスのトレーニングも入れながら。チームとしての練習を重点的にやって、本当に基本的な練習を深めました。

―― チームでの活動はいかがでしたか?

最初、コロナで解散した時は不安や戸惑いがありました。集合して、チームとしての活動をしていくなかで、みんなが挑戦的に取り組んでいます。チームとして、今年日本一に挑戦しようという空気があって、その土台に春から積み上げてきた健全を守るができているから、みんなで挑戦しようという空気になれているんだなという気がします。

今年は特別なスローガンは決めていません。ただ、例年ずっとある「enjoy&teamwork」を掲げて活動しています。

ラグビー 関東大学対抗戦2020

【ハイライト】日本体育大学 vs. 帝京大学

―― 最終学年の対抗戦です

1日1日が最後。昨年、一昨年といい結果が出ていないので、その悔しさや負けを経験していろいろ感じている思いもある。最後の年に自分たちが優勝したいというのと同時に、下級生にいいものを残したい。1日1日が最後なので、悔いなくやろうと思います。

―― 大学選手権の優勝を経験している世代としては?

下級生は優勝経験がない。その時のチームの空気であったり、1つ1つの練習やトレーニングであったり、姿勢やレベル、基準がわからないと思う。

どこまでやったら優勝できるのか、このぐらいやらなければいけないが、わからないと思うので、それが分かるのは、今の僕たち4年生。取り組む姿勢や自分たちの基準、優勝に向けてのレベルを4年生が中心となって示していければ。そして、最後に結果を残して下級生に示していければと思います。

―― 主将に選ばれた時の気持ちを教えて下さい

毎年、4年生で主将を選びます。僕は公式戦にあまり出た経験がなかった。でも、みんなが、それ以外の自分を見てくれていた。学生リーダーをずっとやってたので、責任感があるとみんな思ってくれた。そこで自分も覚悟を決めて、みんなのために主将をやりたいなと思いました。

―― CTB(センター)からFL(フランカー)にコンバートしています

タックルでチームを鼓舞する

2年の時に監督、コーチからFLに行かないかと。ちょうど自分自身が行きたいと思っていました。監督、コーチから言われたことと、自分のやりたいことがマッチした。そこでチャレンジしたいなと思って転向しました。強みがタックルとディフェンスなので、それがフランカーに行けば強みをもっと生かせるんじゃないかと。

―― 今年のスクラムはいかがですか?

昨年は結構、押し負けた。今年はスクラムのトレーニングを積み重ねて、みんなで地道に取り組んでやった成果が出せると思います。

―― 昨年のメンバーが多く残りました

昨年、下級生がいっぱい出てたなかで、最近になって練習をチームとしてできている。4年生だけでなく3年生、2年生も、出場していたメンバーが中心となって、リーダーシップを発揮している。プレーもそうですし、プレー以外でもいい経験が生きてるのかなと思います。

―― 応援してくれる方にメッセージをお願いします

今年は対抗戦優勝、大学選手権優勝を目指してチーム一丸となって頑張っていきます。応援のほど、よろしくお願いします!

文:太田和樹/写真:亀ヶ谷沙希(帝京スポーツ新聞部)

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帝京スポーツ新聞部

1996年創刊。帝京大学体育局所属の公認クラブにして唯一の学生新聞。ラグビー部をはじめ、柔道部、空手部、野球部など帝京大体育局の情報を年4回の発行で熱く伝える。現在部員13名で活動。 Twitter @teikyo_sports

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