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ラグビー コラム 2020年9月27日

明治大学、対抗戦連覇と大学王者『奪還』に向け、いざ勝負の秋へ。ラグビー関東大学対抗戦チーム紹介

ラグビーレポート by 明大スポーツ新聞部
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FW最後方からチームを牽引する箸本主将

再興か、後退か――。勝負の秋、待望のラグビーシーズンが幕を開ける。9月11日に関東ラグビー協会より、関東大学対抗戦の日程及び組み合わせが発表された。昨年同大会を全勝優勝で飾った明治大学は、箸本龍雅主将(商4=東福岡)を筆頭に、対抗戦連覇に向けて着々と準備を進める。

いまだ記憶に新しい1月11日、昨年度の全国大学選手権決勝の早稲田大学戦。下馬評では、春季大会、対抗戦の戦績から分があるとされていた明大だったが、早大の猛攻に後手を踏んだ。

35-45。好敵手の祝杯を前に「(来年は)絶対に早稲田に勝って優勝する」。箸本は試合後のインタビューで、リベンジを誓った。

あれから7カ月、新型コロナウイルスの影響もあり、チームが本格的に活動を再開したのは8月の下旬。福島県のJヴィレッジにて約1週間の合宿を行った。9月に入ってからも、関東学院大学、慶應義塾大学、流通経済大学と実戦形式の合同練習を行い、来る対抗戦開幕に向け、調整は着々と進んでいる。

新体制発足時、指揮官は今年の最上級生を「本当に向上心のある学年」(田中澄憲監督)と位置付けた。昨年のチームとの違いについても「全体的に競争しながら成長していく感覚がある」。春シーズンはフィジカルとベースの部分に重きを置き、「1人1人の成長が大きくなり、それがチームになった時……」と期待を寄せる。

今年の明大も選手は粒ぞろいだ。主将の箸本は今年からNO8(ナンバーエイト)にポジションを転向。大学選手権直後には、スーパーリーグのサンウルブズにも合流した。「後悔のない1年、全員が楽しかったと思える1年に」。今年はスクラムの最後方から、チームを鼓舞していく。

今年もチームの心臓として活躍が期待される山沢

副将を務めるのはLO(ロック)片倉康瑛(法4=明大中野)と、SO(スタンドオフ)山沢京平(政経4=深谷)。片倉は2年次から、山沢は1年次から紫紺に袖を通し、長年チームの柱としてプレー。

「闘争心を持ち、統率したい」と片倉が言えば、山沢は「プレーでチームを引っ張る」。片倉は長身を生かしたセットプレー、山沢は正確無比なキックと敵陣切り裂くランを武器に、チームを牽引する。

BK(バックス)は昨年から大舞台で経験を積んだ選手が多く残る。BKリーダーを務めるCTB(センター)の森勇登(政経4=東福岡)を始め、SH(スクラムハーフ)飯沼蓮(営3=日川)、FB(フルバック)雲山弘貴(政経3=報徳学園)など。

昨年の主力2人が抜けたWTB(ウイング)のポジションは、7人制日本代表経験のある石田吉平(文2=常翔学園)、松本純弥(政経3=佐賀工)らトライゲッターが虎視眈々とその座を狙う。

FW(フォワード)は昨年の最前列であるフロントローが全員4年生だったこともあり、抜けた穴は大きい。『FWの明治』を継承するニューフェイスは誰になるのか。注目される。

先日の慶應義塾大学との実戦形式では1年生が4人、Aチーム入りを果たすなど、フレッシュな面々も紫紺ジャージーを懸けた椅子取りゲームに参戦する。「今まで隠れていた選手がポッと出てくる可能性もある」(田中監督)。レギュラー争いはFW、BK共にし烈を極めそうだ。

直近、3年連続で日本一を争っている明大。ウイニングカルチャーが根付きつつある今、再び王者の座を『奪還』できるか。まずは10月4日に控える対抗戦初戦・立教大学戦は、今後を占う試金石となる一戦。今年初の公式戦にはなるが、昇格組相手に危なげないスタートを切りたいところだ。

文/写真:高智琉大朗(明大スポーツ)

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明大スポーツ新聞部

1953年(昭和28年)創部。現在明治大学において唯一の学生新聞部。明治大学体育会43部の競技成績や、学内外の話題を幅広く紙面・WEBサイト上にて掲載、発信。 現在の部員数は56名。

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