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ラグビー コラム 2020年9月4日

プレーオフ決勝の前哨戦!?首位ブランビーズと2位レッズが最終ラウンドで激突!スーパーラグビーAU

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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7月3日に開幕したオーストラリア5チームによる国内大会「スーパーラグビーAU」は、レギュラーシーズンの最終節(第10節)に辿り着いた。

9月5日(土)は2試合を開催予定で、サンコープ・スタジアム(ブリスベン)では、6勝1敗の首位ブランビーズと、4勝1分2敗の2位レッズが激突する。

両者は上位3チームによるプレーオフ(ファイナルシリーズ)進出が決定している。

2位レッズは9月12日、決勝進出をかけて3位チーム(ワラターズorレベルズ)と対戦。

決勝で待ち受ける1位ブランビーズはその勝者と9月19日、優勝をかけてファイナルラグビーを展開する。

つまりブランビーズとレッズは決勝で再戦する可能性があり、今回の対戦は“プレーオフ決勝の前哨戦”という見方もできるだろう。ただプレーオフ進出は決まっており“消化試合”という側面もある。

もしあなたがチームの指揮官だった場合、この状況でどんな選手起用をするだろうか?

プレーオフへ向けて主力を休ませる?若手に経験を積ませる?それとも手加減なしの主力メンバーを並べる?

両軍メンバーを見る限り、両チームの指揮官は「手加減なし」の選択をしたようだ。

敵地に乗り込むブランビーズの名将ダン・マッケラーHC(ヘッドコーチ)は、今年ホームで無敗のレッズにチャレンジしたいと語った。

「レッズは今年サンコープ・スタジアム(ホームスタジアム)で無敗であり、そして我々はここ数年その場所でベストを尽くせていない。私たちにとってはチャレンジになる」

【ブランビーズ】スターティングメンバー

ブランビーズは前回対戦の第5節でレッズに勝利(22-20)している。きっちりと連勝し、苦手意識を植え付けたいというところだろうか。

ブランビーズの先発メンバーは圧巻だ。

PRアラン・アラアラトア主将もいるFW第1列はPRスコット・シオ、HOフォラウ・ファインガアというオーストラリアの2019年W杯メンバーが並ぶ。

FW第3列には、豪州代表デビューが待たれる才能豊かなFLロブ・ヴァレティニ、決定力抜群のキャリアーであるNO8ピート・サミュ。

そしてスクラムハーフには経験豊富なテクニシャン、SHニック・ホワイトがリザーブから先発昇格。

センターには豪州代表61キャップのCTBテヴィタ・クリンドラニが帰ってきた。

「経験豊富なメンバー」(マッケラーHC)が先発を飾り、敵地での勝利を掴みにいく。

【レッズ】スターティングメンバー

レッズも手加減なしの布陣で迎え撃つ。

13人制と15人制で活躍した伝説的なプレイヤーであるブラッド・ソーンHCは地元メディアに語った。

「良い試合になることを期待している。相手は今シーズンでトップの実力を証明している。土曜日の夜は激しいコンテストになるだろう」

レッズは4勝目を挙げたフォース戦から先発2人を変更。

身長192センチの巨漢プロップ、ハリー・フーパートが先発を託され、また豪州代表キャップを持つWTBクリス・フェアウアイ=サウティアが、ふくらはぎの負傷から復帰した。

その他のメンバーは、若手を中心に才能豊かな実力者ばかりだ。

破壊的なキャリーで知られるPRタニエラ・トゥポウ、ゴミ収集員から豪州代表を掴んだHOブレンダン・パエンガ=アモサ。

器用かつパワフルなLOラカン・サラカイア=ロト、キャプテンを務める闘将FLリアム・ライト。

将来の豪州代表デビューが確実視されている逸材、弱冠二十歳のNO8ハリー・ウィルソンは今節も先発を飾る。

ハーフ団はアグレッシブなランナーでもあるSHテイト・マクダモットに、安定感が増して好調のSOジェームズ・オコナー

ウイングだったジョーダン・ペタイアは13番でスタメンとなり、今年のホームでの無敗記録更新を目指す。

ブランビーズはレッズを敵地で撃破できるか。レッズはプレーオフ決勝をにらんで好感触を得たいところ。

注目の「レッズ×ブランビーズ」は9月5日(土)午後6:00からJSPORTS1で生放送、JSPORTSオンデマンドでLIVE配信される。

多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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