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クルセイダーズが勝てば優勝が決まる。
佳境を迎えたニュージーランド(NZ)版スーパーラグビー「アオテアロア」。NZ強豪5チームによる激闘は、第9節に突入した。
8月9日(日)は、5勝1敗で首位を走るクルセイダーズが、地元クライストチャーチに、同じNZ南島ダニーデンを拠点とする2勝4敗(4位)のハイランダーズを迎える。
この「南島ダービー」にクルセイダーズが勝利すれば、今週ゲームのない2位ブルーズとの勝ち点差は、逆転不可能な「6」以上に拡大する。
アオテアロアではプレーオフがないため、最終節(第10節)を残してクルセイダーズの優勝が決まる。
今週がBYE(休みの週)である2位ブルーズは、最終節での逆転優勝を夢見て、ハイランダーズの勝利を願っているだろう。
しかし下馬評はクルセイダーズの圧倒的有利だ。
英ブックメーカー大手「ウイリアムヒル」のオッズは、7日時点でハイランダーズの「6.5」に対し、クルセイダーズが「1.12」。ハイランダーズが勝てば番狂わせとなる。
それもそのはず、ハイランダーズはクルセイダーズの地元クライストチャーチで、2015年シーズンに25-20で勝利して以来、約5年間勝利がない。
2020年のアオテアロアでは第4節に対戦しているが、ホームスタジアムでダブルスコア(20-40)で負けている。
ハイランダーズのコーチ陣にとっても挑戦となる。FWコーチのクラーク・ダーモディは、SR3連覇中のクルセイダーズを「完成されている」と認めている。
「彼ら(クルセイダーズ)は完成されており、洗練されている。そして私達の経験からいえば、彼らは後半10分から30分にかけてとても強い」
「私達はスタートから80分間戦い抜かなければならない。彼らに勝つことは容易ではない。80分間の完璧な遂行が(勝利のための)レシピだと思っている」(ダーモディFWコーチ)
3年目を迎えた指揮官、アーロン・メイジャーHC(ヘッドコーチ)は「首位チームに対して、私達の実力を証明する最高の機会」と意気込んでいる。はたして最高の機会を捉えられるか。
そんなハイランダーズの注目の先発メンバーを見てみよう。
先発には、5年前のクルセイダーズ戦勝利を知る共同主将が揃い踏みとなる。HOアッシュ・ディクソンと、SHアーロン・スミスだ。
注目のFW選手は成長著しい26歳のFLシャノン・フリゼル。22歳のNO8マリノ・ミカエレ・トゥウと共に攻撃の核となっている。
バックスでは、7人制の経験も豊富な22歳のWTBジョナ・ネレキが先発する。FBミッチ・ハントも独力でトライが獲れる危険なランナーだ。
迎え撃つクルセイダーズ。
2017年からSR3連覇を成し遂げており、アオテアロアでも載冠となれば4年連続のタイトル獲得となる。
指揮官は、2019年ワールドカップ後にオールブラックス(NZ代表)の次期HC候補に名前が挙がった4年目のスコット・ロバートソンHC。その名声は高まる一方だ。
優勝を懸けたクルセイダーズの注目メンバーを見てみよう。
家族の不幸で前節チーフス戦を欠場したNZ代表のプロップ、タックルの正確性も 一級品であるジョー・ムーディーが先発復帰。
またCTBブレイドン・エノーもつま先の負傷からスタメン復帰を果たす。
その他の先発メンバーも世界最高峰だ。
圧倒的走力を誇るNZ代表のHOコーディー・テイラー、運動量豊富なサモア代表のPRマイケル・アラアラトア。
ロックではNZ代表のサム・ホワイトロック。22歳の新人ながらクルセイダーズの7番を背負うのは、20歳以下のNZ代表でキャプテンを務めたFLトム・クリスティーだ。
司令塔はランニングセンスが光るNZ代表のSOリッチー・モウンガ。そしてポジション最後尾には、リーグ1位の6トライを記録しているFBウィル・ジョーダンがいる。
クルセイダーズのラインナップは圧巻だ。ハイランダーズは80分間集中力を持続し、粘り強いディフェンスで後半の失点を抑えたい。
アタックでは得意のラインアウトモール、華麗なアタックで得点を重ねられるか。
クルセイダーズの最終節はアウェーゲームであり、ホームゲームはハイランダーズ戦が今季ラストだ。
ホームファンの前で優勝を見せられる唯一の機会でもあり、王者チームの士気は高いだろう。
番狂わせは起こるか。ハイランダーズも誇り高きNZチームであり、何が起こるかは分からない。
注目の大一番「クルセイダーズ×ハイランダーズ」は、8月9日(日)午後0:25からJ SPORTS 1で生放送、J SPORTSオンデマンドでLIVE配信される。
文:多羅正崇
多羅 正崇
1980年2月1日生まれ、神奈川県出身。法政大学第二高校、法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻修了。スポーツジャーナリストとして『ラグビーマガジン』『Number』『J SPORTS』などに寄稿する傍ら、ユーモアコラムの執筆も行なっている。スポーツにおけるハラスメント防止を目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」理事。共著に『子どもがラグビーを始めたら読む本』(ベースボール・マガジン社)がある
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