人気ランキング

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

メルマガ

お好きなジャンルのコラムや
ニュース、番組情報をお届け!

メルマガ一覧へ

コラム&ブログ一覧

ラグビー コラム 2020年7月24日

ホームで戦えない未勝利のフォース、全勝のブランビーズに挑む。スーパーラグビー2020 オーストラリア

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
  • Line

スーパーラグビーでオーストラリアを本拠地に持つ4チームと、2017年シーズンまで参戦していたフォースの計5チームで行われる「スーパーラグビー2020 オーストラリア」は第4節を迎え、25日(土)はフォースvs.ブランビーズの一戦が行われる。

なお、試合は新型コロナウィル感染拡大防止のため、一部の州がロックダウンされている影響で、フォースのホームがあるパースではなく、シドニーにあるライカート・オーヴァルで開催される。

2017年以来のスーパーラグビー参戦となったフォース、初戦となった第2節はアウェイでワラターズと対戦。前半リードするも後半逆転され、14-23で敗れた。

続く前節はレッズと戦い、やはり先制したがレッズのSO(スタンドオフ)ジェームズ・オコナーにコンバージョンやドロップゴールを決められ、24-31と連敗。未だ白星はないが、3試合目のこのブランビーズ戦こそ、勝利を奪いたいところだ。

FW(フォワード)のメンバーは前節から変更はない。第1列は、PR(プロップ)アンガス・ワグナーとキーラン・ロングボトム、HO(フッカー)はフェレティ・カイトゥ。

LO(ロック)はゲームキャプテンで、元ニュージーランド代表のジェレミー・スラッシュとファーガス・リー・ワーナー、FL(フランカー)にはヘンリー・ストワーズとテビ・フェリス、NO8(ナンバーエイト)にはブリイナード・スタンダーが前節に引き続き先発する。

BK(バックス)は2名を変更した。キャプテンのSH(スクラムハーフ)イアン・プライアーがケガのため元オーストラリア代表のニック・フリスビーが先発し、SO(スタンドオフ)ジョノ・ランスとハーフ団を構成する。

CTB(センター)はニック・ジョーストに代わってサモア代表歴のあるヘンリー・タエフがスターターに復帰し、マルセル・ブラーシュとコンビを組む。

両翼はWTB(ウィング)ブラッド・レーシーと、ここまで3トライと気を吐く20歳のバイロン・ラルストン、FB(フルバック)はジャック・マクレガーが先発を務める。

リザーブには加入したばかりで、東芝でもプレーしている元オールブラックスのリチャード・カフイが入り、フォースでのデビューを伺う。また、ケガをした元オーストラリア代表のベテランPRグレッグ・ホームズに替わって、トム・シェミナントがベンチ入りした。

マット・ホジソンHC(ヘッドコーチ)は「カフイの洞察力と優れたメンタリティはチーム全体にとって計り知れない価値があることは間違いない。試合に対する彼の知識、守備の能力、そして彼がトレーニングにもたらすプロ意識のレベルは、私たちのシーズンに大きなものになるだろう」と経験豊富な元オールブラックに期待を寄せた。

対するブランビーズは、開幕戦はレベルズに31-23で勝利し、BYE(休みの週)を挟んで迎えた前節は、アウェイでワラターズに24-23と逆転で競り勝ち連勝。勝ち点9で首位のレッズとはわずか1ポイント差で2位につけている。

FW第1列はオーストラリア代表のPRスコット・シオが今大会初めて先発、キャプテンで現役のワラビーズのアラン・アラアラトアと、HOフォラウ・ファインガとフロントローを形成する。先週まで先発でプレーしていた代表経験豊富なPRジェームズ・スリッパーはベンチスタートとなった。

LOは20歳のニック・フロストがダーシー・スウェインに替わって初めて先発に抜擢され、マレー・ダグラスとコンビを組む。FLはトーマス・キューザックに替わり、ウィル・ミラーがワラビーズのロブ・ヴァレティニとコンビを組み、NO8はピート・サムが務める。

BKを見るとワラビーズのSHジョー・パウエルと、SOはノア・ロレシオに替わって22歳のベイリー・キュンツェルが初めてコンビを組む。

CTBは昨年のオーストラリア年間最優秀選手のテヴィタ・クリンドラニとイラエ・シモネの2人が、WTBはトム・ライトと、アンディ・ミュアヘッドに替わりソロモネ・カタがスターターに、FBはトム・バンクスが入った。

ダン・マッケラーHCは「若いキュンツェルが10番のジャージを着るのをとても興奮しています。彼は今まで私たちチームの一員としてトレーニングしてきたが、先週末は私たちのために良い仕事をしてくれました。LOフロストも1年を通じてトレーニングを積んできたのでスターターに値するプレーができるはずだ」と初先発の若い選手たちの活躍を願った。

フォースは2013年以来、ブランビーズに1度も勝てておらず7連敗中だ。CTBクリンドラニを筆頭にワラビーズをずらりと揃えるブランビーズが優勢と予想されるが、若きWTBラルストンや新加入のカフイらの活躍で初白星を挙げることができるか。

フォースvs.ブランビーズの一戦は7月25日(土)午後6:00より、J SPORTS 1で生中継、J SPORTSオンデマンドでLIVE配信される。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

  • Line

あわせて読みたい

J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題

J SPORTS IDの登録(無料)はこちら

ジャンル一覧

J SPORTSで
ラグビーを応援しよう!

ラグビーの放送・配信ページへ