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ラグビー コラム 2020年7月16日

ハリケーンズvs.ブルーズ、首位追撃に向け2位と3位の直接対決。スーパーラグビー2020 アオテアロア

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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6月13日(土)に開幕したニュージーランドで開かれている「スーパーラグビー2020 アオテアロア」は、今週末に折り返しの第6節を迎え、7月18日(土)には、3位のハリケーンズが、2位のブルーズをホームに迎える。

ハリケーンズは開幕戦でブルーズに20-30、第2節はクルセイダーズに25-39と連敗した。だが、BYE(休みの週)明けの第4節はチーフスに25-18と今大会初白星を挙げると、先週のハイランダーズ戦も終始リードして、17-11と白星。2勝2敗で現在3位につけている。

2週連続ホームでの試合となったハリケーンズは、ハイランダーズ戦から先発3名を変更。共同キャプテンの1人、HO(フッカー)ダン・コールズが先発に復帰し、PR(プロップ)ベン・メイ、ティレル・ロマックスとフロントローを形成する。

ジェームズ・ブラックウェル、スコット・スクラフトンとLO(ロック)の2人は変わらず、FL(フランカー)は前節ブラインドサイドで先発した20歳のデヴァン・フランダースに替わってリード・プリンセプが復帰、オープンサイドFLデュプレシー・キリフィとコンビを組む。NO8(ナンバーエイト)はオールブラックスの経験豊富なアーディ・サヴェアが引き続き先発する。

BK(バックス)はSO(スタンドオフ)にジャクソン・ガーデン バチョップが復帰し、共同キャプテンの1人、ニュージーランドを代表するSH(スクラムハーフ)、TJ・ペレナラとハーフ団を構成する。

CTB(センター)はピーター・ウマンガ ジェンセンが先発復帰し、オールブラックスのンガニ・ラウマペとコンビを組む。WTB(ウィング)は引き続きベン・ラムと、先週トライを挙げた南アフリカ出身のコーバス・ファンヴァイク、FB(フルバック)はオールブラックスのジョーディー・バレットが入った。

リザーブには膝のケガから復帰したPRフレイザー・アームストロングが入り、またニュージーランド代表のFLヴァエア・フィフィタ、サンウルブズでプレーしたSHジェイミー・ブースらがベンチからチャンスを伺う。

ハリケーンズのジェイソン・ホランドHC(ヘッドコーチ)は「今週もホームのファンの前で戦えるので、試合が待ちきれない。

しっかり、リカバリーもできたので、フィジカルな挑戦の準備もできている。80分の戦いなので、ベンチからもインパクトを与えられるだろう」と意気込んだ。ハリケーンズは持ち前の前に出るディフェンスと攻撃の鋭さで前半から主導権を握りたい。

一方のブルーズは、開幕戦から3連勝と好調をキープして、先週はスーパーラグビー3連覇中の王者のクルセイダーズに挑んだ。後半逆転されて、15-26と初黒星を喫したものの、3勝1敗で2位となっている。ブルーズはそのクルセイダーズ戦から、FW(フォワード)2名、BK(バックス)1名を変更した。

HOのジェームズ・パーソンズが脳震盪のため、カート・エクランドがスターターに入り、FLに入っていたアキラ・イオアネが、ホスキンス・ソトゥトゥに替わってNO8にシフト。6番はアーロン・キャロルが務めることになった。

それ以外のFWは、PRアレックス・ホッジマン、代表のPRオファ・トゥウンガファシ、キャプテンでLOのパトリック・トゥイプロトゥ、クルセイダーズで活躍するCTBジャックの双子の弟ジョシュ・グッドヒュー、FLダルトン・パパリイは引き続き先発する。

BKは、SHフィンレー・クリスティー、SOオテレ・ブラックのハーフ団、CTBはハリー・プラマーと、NO8アキラの弟でニュージーランド代表のリーコ・イオアネの2人が引き続き先発する。

WTBマーク・テレアと両翼を担うのは、ケガのケレリブ・クラークに替わって21歳のフィジー出身のエモニ・ナラワとなった。FBには来年はサントリーでプレーすることが決まった、オールブラックスのスター選手・ボーデン・バレットが連ねた。

神戸製鋼でプレーしていたレジェンド、SOダン・カーターのベンチ入りが期待されたが、ふくらはぎの痛みのため、大事をとって今週は見送られた。また、LOのジェラード・カウリー トゥイオティがベンチから出場すれば、スーパーラグビー50キャップとなる。

ブルーズのレオン・マクドナルドHCは「セットピース、接点、それにキックには自信を持って、このビッグマッチに臨みたい。ハリケーンズのフィジカルなラッシュディフェンスに警戒してカウンター攻撃をしたい」と話した。ブルーズはFWで優位に立ち、試合をコントロールしたいところだ。

ブルーズは昨年まではハリケーンズに5連敗だったが、今年は3月7日に行われた「スーパーラグビー」の試合で24-15、6月14日の「アロテアロア」でも勝利し、連勝中だ。2003年以来の対ハリケーンズ3連勝で首位クルセイダーズ追撃なるか。それともハリケーンズがホームでリベンジを果たし、ブルーズを抜いて2位に浮上するか。

残り5節、互いに負けられない一戦は、ハリケーンズのホームであるウェリントンのスカイスタジアムでキックオフされ、7月18日(土)午後3:55より、J SPORTS 1で生中継J SPORTSオンデマンドでLIVE配信される。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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