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ラグビー コラム 2020年7月9日

ストーバーグら、日本でプレーした選手の活躍が気になるレベルズvs.レッズ。スーパーラグビー2020 オーストラリア

ラグビーレポート by 斉藤 健仁
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7月3日(金)、スーパーラグビーでオーストラリアに本拠地を持つ4チームと、2017年まで参戦していたフォースの計5チームで行われる「スーパーラグビー2020 オーストラリア」が、ニュージーランドの「スーパーラグビー2020 アオテアロア」に続いて開幕。

その第2節は7月10日(金)11日(土)の両日に行われ、10日はレベルズがホームにレッズを迎える。

レベルズの開幕戦はアウェイでのブランビーズ戦。近鉄ライナーズに所属し、今年サンウルブズでもプレーしたLO(ロック)マイケル・ストーバーグが先発。スクラムで優位に立ちブランビーズを追い詰めたものの、前半序盤の失点と終盤に勢いが落ちたことが影響し、結局23-31で敗れてしまった。

デイヴ・ヴェッセルHC(ヘッドコーチ)は、ベンチ入りの23人のセレクションは同じだったが、ブランビーズ戦で先発したオーストラリア代表CTB(センター)リース・ホッジからサントリーでのプレーも記憶に新しい、元レッズのキャンベル・マグネイを13番に替えて、ホッジは控えに回った。

ヴェッセルHCは、「マグネイは長いケガから復帰したばかりだし、ホッジもスーパーラグビー中断前は少し故障を抱えていた。互いの負担を減らすための起用だ。2人とも違った良さを持っていて、マグネイはサイズとフィジカルの強さがある」と、その理由を説明した。

その他はブランビーズ戦と変わらず、PR(プロップ)はマット・ギッボンとポネ・ファアマウシリ、HO(フッカー)はオーストラリア代表のジョーダン・ウエレセ、LOにはストーバーグとワラビーズキャップを持つマット・フィップ。

バックローはFL(フランカー)が今年デビューしたジョシュ・ケメニーと代表経験のあるリチャード・ハードウィック、NO8(ナンバーエイト)に副キャプテンの1人でセブンズでも活躍したマイケル・ウェルスが入った。

ハーフ団は南アフリカ出身で近鉄に在籍していたSH(スクラムハーフ)ライアン・ローレンスと、ワラビーズのSO(スタンドオフ)で、もうひとりの副キャプテンであるマット・トゥームアがコンビを組む。

昨年のオーストラリア最優秀選手のWTB(ウィング)マリカ・コロインベテとアンドリュー・ケラウェイが両翼を担い、CTBがマグネイとビルー・ミークス、FB(フルバック)はキャプテンでオーストラリア代表のデイン・ハイレット ペティが入った。

リザーブにはサンウルブズでプレーし、先週も控えから出場したHOエフィトゥシ・マアフが今週もベンチ入りしている。

ヴェッセルHCは「先週の敗戦から、より良くなることに努めた。ブランビーズ戦ではFFW(フォワード)の半分に当たる4人がレベルズでの初先発だったにもかからず、非常に良いパフォーマンスをしてくれた。

スクラムは長い時間支配できていた。私たちはどのチームにも勝てる力は十分あるはずだ」と自信をのぞかせた。やはり、スクラムを起点に、BK(バックス)でトライを量産したいところだ。

一方のレッズは、先週はワラターズをホームに迎えて粘り強い戦いを見せて、32-26と勝利。2013年からの対ワラターズ戦の連敗を11で止めた。そのため、ブラッド・ソーンHCは、ワラターズ戦と全く同じ23人で試合に臨む。

FWをみるとPRは21歳のハリー・フーパートとワラビーズのタニエラ・トゥポウ、HOもオーストラリア代表キャップを持つブランドン・パエンガ アモサ、先週のワラターズ戦で脳震盪の影響が心配されたLOアンガス・ブライスも無事にHIAをパスしメンバー入り。ワラビーズ経験もある23歳のルカーン・サラカイアロトとコンビを組む。

キャプテンのFLリアム・ライトは前節初先発した21歳のフレイザー・マクレイトとコンビを組み、先週に続きハリー・ウィルソンがNO8に入った。

BKは積極的な姿勢が光るSHテイト・マクダーモットと経験豊富なSOジェームズ・オコナーがハーフ団を組み、WTBは先週トライを決めたフィリポ・ダウングヌと、ジョック・キャンベルが担い、FB(フルバック)にはブライス・ヘガティーが務める。

ベンチにはU20オーストラリア代表のWTBジョシュ・フロックがおり、スーパーラグビー デビューをうかがう。

ソーンHCは、「レベルズはラインスピードがあってディフェンスが良い。SOマット・トゥームアというスマートな10番がいる。そしてセットピースも強い。今週はよりゲームの質を高めてタフな相手と戦うことにフォーカスしてきた」とレベルズを大いに警戒した。

レッズとしては先週同様にディフェンスで粘り、セットプレーでも互角に戦って敵陣での時間を増やしたい。

昨年はレベルズが2連勝した両者の対戦、レベルズが先週同様にスクラムで相手を上回って、ホームで初勝利を飾れるか。一方のレッズは、開幕戦勝利の勢いのまま昨年のリベンジを果たし連勝なるか。近鉄やサンウルブズでプレーした選手の活躍も気になるところだ。

レベルズとレッズの対戦は7月10日(金)、シドニー近郊にあるブルックベール・オーバルでキックオフされる。また、午後5:55からJ SPORTS 1で生中継、J SPORTSオンデマンドでLIVE配信される。

文:斉藤健仁

斉藤健仁

斉藤 健仁

スポーツライター。1975年生まれ、千葉県柏市育ち。ラグビーと欧州サッカーを中心に取材・執筆。エディー・ジャパン全試合を現地で取材!ラグビー専門WEBマガジン「Rugby Japan 365」「高校生スポーツ」の記者も務める。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。「エディー・ジョーンズ 4年間の軌跡」(ベースボール・マガジン社)、「ラグビー日本代表1301日間の回顧録」(カンゼン)など著書多数。≫Twitterアカウント

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