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オーストラリアで国内版スーパーラグビー(SR)がいよいよ開幕する。
6月開幕のニュージーランド版スーパーラグビー「アオテアロア」に続いて、オーストラリアでもSR代替大会「スーパーラグビー オーストラリア(AU)」の火蓋が切られる。
参加チームは、東オーストラリアを拠点とするレッズ、ワラターズ、ブランビーズ、レベルズ。そして2017年シーズンをもってSRから除外された西海岸チーム、フォースだ。
5チームはホーム&アウェーで10週間のレギュラーシーズンを行い、プレーオフで優勝を決定。当面は無観客で行われるが、状況次第で9月19日の決勝戦までに観客が入る可能性もある。
記念すべき開幕節は2試合が行われ、7月4日(土)は、首都キャンベラのGIOスタジアムで、地元ブランビーズがレベルズを迎え撃つ。
中止前の2020年シーズンで、ブランビーズは5勝1敗でカンファレンス首位。一方のレベルズは3勝3敗で2位であり、いきなり強豪同士のビッグマッチとなる。
両軍の先発メンバーが発表されており、やはり日本のラグビーファンとしては、レベルズで先発を飾るサンウルブズ(日本)出身選手に注目したい。
サンウルブズはスーパーラグビーAUに参戦希望だったが実現せず、6月2日に活動終了が公表された。
ただサンウルブズの2020年シーズンで飛躍を遂げ、将来の日本代表入りも期待されているハードワーカーが、レベルズの一員として先発を果たす。
2016年から近鉄ライナーズでプレーする身長204センチの27歳、ロックのマイケル・ストーバーグだ。
愚直なプレースタイルが同部で14シーズン活動した元日本代表ロック、トンプソンルークに似ていることもあり「トンプソン2世」と呼ばれることもある。
2020年のサンウルブズに新加入したストーバーグは全6試合に先発し、SR公式の週間ベスト15に3度選出されるなど大活躍。ナショナルチームやサンウルブズ以外のSRチームに参加歴はなかったが、今シーズンは世界的に注目を集めた。
サンウルブズでの活躍が今回のレベルズ招集を後押したのだろう。サンウルブズから飛躍したストーバーグのプレーに注目したい。
レベルズの先発には、同じく近鉄所属のSHライアン・ローレンスの名前も。ハーフ団を組むのは2019年W杯オーストラリア代表のSOマット・トゥームアだ。
バックスが強力で、2019年W杯組ではキャプテンを務めるFBデイン・ハイレットペティ、CTBリース・ホッジ、WTBマリカ・コロインベテが顔を並べる。
フォワードでは主力NO8のイシ・ナイサラニがハムストリング負傷のため、万能型のハードワーカー、マイケル・ウェルズが8番に入った。21歳のFLジョシュ・メケニーはデビュー戦となる。
迎え撃つブランビーズの先発メンバーも見てみよう。
2019年W杯組が並んだフロントロー(FW第1列)は強烈。PRジェームズ・スリッパー、HOフォラウ・ファインガア、そしてキャプテンを務めるPRアラン・アラアラトアだ。
すでにオーストラリア代表にデビューしている21歳のFLロブ・バレティニは要注目。8番は元クルセイダーズ(NZ)のNO8ピート・サムが背負う。
司令塔は弱冠20歳のSOノア・ロレシオ。2020年シーズンは全6試合に先発し、ダン・マッケラーHCの信頼を得た。
さらには百戦錬磨の豪代表CTBテビタ・クリンドラニ、テクニシャンのWTBアンディ・ミュアヘッド、そして地元キャンベラ出身で188センチの長身FBマック・ハンセンはSRデビュー戦となる。
ブランビーズは司令塔が20歳のロレシオ、フルバックが22歳でデビューするハンセンであり、キックゲームで優勢に立てるか。
しかもスーパーラグビーAUでは試験的ルールが導入される。ベテラン司令塔でも80分間冷静にプレーできるか分からない。
試験的ルールは、レッドカードの20分後に代替選手の出場可、5分ハーフの延長戦、ゴールラインドロップアウトのルール変更などがあるが、タッチキックにおける新ルールは試合展開に大きく影響するかもしれない。
自陣22mライン内から敵陣に蹴り込んだボールがワンバウンド以上してタッチラインの外に出た場合は、蹴った側のマイボールラインアウトになるなど、“起死回生のスーパーキック”が可能になる。
これまで以上にキッカーの重要性が増すと同時に、防御側は要警戒のスペースが増え、守りづらくなる。果たしてブランビーズの若手起用は吉と出るか、それとも凶と出るのだろうか。
注目の「ブランビーズ×レベルズ」は7月4日(土)午後6:00からJ SPORTS 1で生放送、J SPORTSオンデマンドでLIVE配信される。
一体どんな試合が繰り広げられるのか。興味の尽きないスーパーラグビーAUがいよいよ幕を開ける。
文:多羅正崇
多羅 正崇
1980年2月1日生まれ、神奈川県出身。法政大学第二高校、法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻修了。スポーツジャーナリストとして『ラグビーマガジン』『Number』『J SPORTS』などに寄稿する傍ら、ユーモアコラムの執筆も行なっている。スポーツにおけるハラスメント防止を目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」理事。共著に『子どもがラグビーを始めたら読む本』(ベースボール・マガジン社)がある
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