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ラグビー コラム 2020年4月27日

NEXTジャパンは誰だ!? ~ラグビー日本代表新戦力予想~ 議論百出! 田村優のあとを継ぐスタンドオフは? ポスト福岡堅樹は? 

村上晃一ラグビーコラム by 村上 晃一
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ラグビーワールドカップ(RWC)日本大会で初の決勝トーナメント進出を成し遂げた日本代表選手たちは、一躍、時の人となった。頼れるキャプテン・リーチ マイケル、笑わない男・稲垣啓太、泣き虫・田中史朗、ドレッドヘアの堀江翔太、クールな松島幸太朗ら個性的なキャラクターも人気の要因だった。ただし、この5人は2015年のRWCでも活躍していたが、ジャッカル・姫野の活躍を2015年時点で予想できた人はいなかっただろう。


もっと言えば、2011年のニュージーランド大会時点で2015年大会の五郎丸歩の活躍を予想できた人がいなかっただろうし、2015年大会のときに2019年大会のファーストチョイスのハーフ団が流大と田村優になると予想していた人もいなかったはずだ。過去のRWCのメンバーの変遷を見ていくと、2大会連続で出場する選手は10名前後である。これは日本代表でもニュージーランド代表、イングランド代表など強豪国でも変わらない。4年というのはそれだけメンバーが入れ替わるだけの期間。だから、4年後、8年後の予想が面白いのだ。

J SPORTSは、4月29日(水)、午後11:30より、特集番組「NEXTジャパンは誰だ!? ~ラグビー日本代表新戦力予想~」を放送する。解説者の大西将太郎、ゲストの沢木敬介(サンウルブズコーチングコーディネーター)、大和田佳世(報知新聞)、そして筆者の4名がそれぞれの視点で、ざっくばらんに語り合う。

まずは、注目の外国人選手から。2019年のジェームズ・ムーア、ピーター・ラブスカフニのような選手は現れるのか。ラグビーは代表選手資格に国籍を問わないが、その国で出生している、3年間継続して居住しているなど、いくつかの条件がある。この「3年居住」が、2021年からは5年に延長される。そんな条件をクリアできる選手で2023年の主力になり得る選手とは?

2019年では見事なゲームリードと正確なプレースキックを披露した田村優は、2023年大会へ出場する意思を示していない。だとすれば、ポスト田村は誰なのか。2019年は控え選手だった松田力也はいるとして、もう一人は? 山沢拓也(パナソニック ワイルドナイツ)、小倉順平(サンウルブズ)など経験豊富な選手から選ばれるのか、それとも、山沢京平(明治大学)、岸岡智樹(早稲田大学→クボタスピアーズ)ら若手の抜擢か。2023年のハーフ団はどんなコンビが期待できるのか。トライゲッターの福岡堅樹は、15人制日本代表からは退くことを明らかにしている。次代のスピードスターとして名乗りを上げるのは誰か。スピード、トライの嗅覚、ポスト福岡に相応しい選手とは。


注目の若手なども語られる。U20日本代表選手からRWCへの階段を一気に駆け上がる選手はいるのだろうか。コーチの視点であくまで現実的に予想する沢木敬介、他の3人は期待値もこめて名前をあげる。視聴者の皆さんの意見もさまざまだろう。未来を前向きに語るのは、なんとも楽しいし、元気が出てくる。不幸にも日本代表の活動は休止中だが、だからこそ、自由な発想がふくらむ。気楽な気持ちで新戦力予想を楽しんでみてはどうだろう。


文:村上晃一

村上晃一

村上 晃一

ラグビージャーナリスト。京都府立鴨沂高校→大阪体育大学。現役時代のポジションは、CTB/FB。86年度、西日本学生代表として東西対抗に出場。87年4月ベースボール・マガジン社入社、ラグビーマガジン編集部に勤務。90年6月より97年2月まで同誌編集長。出版局を経て98年6月退社し、フリーランスの編集者、記者として活動。

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