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ラグビー コラム 2020年2月21日

名門同士のビッグマッチ。5戦全勝の神戸製鋼が、4勝の東芝を迎え撃つ。トップリーグ第6節プレビュー

ラグビーレポート by 多羅 正崇
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ラグビー国内最高峰「トップリーグ2020」は、シーズンの3分の1にあたる5試合を消化し、第6節を迎えた。

5月9月の最終節(第15節)まで残る試合は「10」だ。

まだまだ道のりは長く、各チームは総力戦を強いられる。メディカルスタッフを含め、総合力の問われるシーズンだ。

そんな過酷な2020年シーズンで、神戸製鋼コベルコスティーラーズは5戦全勝でリーグ2位(総勝ち点23)。勝ち点2差で、首位のパナソニック(総勝ち点25)を追いかける。

そのパナソニックに先週、2万2705人を集めた熊谷で今季初黒星を喫したのが、4勝1敗の東芝ブレイブルーパス。2連敗は絶対に避けたいところだ。

5戦全勝と神戸製鋼と、4勝1敗の東芝によるビッグマッチ。舞台は2月23日(日)、神戸製鋼のお膝元、兵庫・神戸総合運動公園ユニバー記念競技場だ。

迎え撃つ神戸製鋼は先週、リコーに43-6で快勝。鉄壁を築き、2試合連続で相手にトライを与えなかった。

好調ムードで迎える第5節のメンバー23人では、’19年W杯日本代表の4人が先発する。

プロップ(PR)中島イシレリ、センター(CTB)ラファエレティモシー、ウイング(WTB)アタアタ・モエアキオラ、そしてフルバック(FB)山中亮平だ。

ニュージーランド(NZ)代表のロック(LO)ブロディ・レタリックは5番で先発。元NZ代表の英雄ダン・カーターも10番を背負い、スクラムハーフ(SH)日和佐篤とコンビを組む。

ディフェンスも脅威の神戸製鋼だが、アタック能力はリーグ随一。

アタックデータでも証明されており、第5節を終えてトライ数(38)、ボールキャリー数(755)、クリーンブレイク数(122)、ゲインメーター(3772)で、リーグトップの数値を叩き出している。

その象徴的な存在が、流経大卒のナンバーエイト(NO8)タウムア・ナエアタだ。

トンガ出身の26歳は第5節を終えてトライ数(8)、ボールキャリー数(91)、クリーンブレイク数(19)、ゲインメーター(542)でリーグ単独1位。チーム方針でアタック機会に恵まれていることもあるが、十二分に役割を果たしていると言えるだろう。

彼らをまとめるのは、ゲームキャプテンとして出場するフランカー(FL)橋本大輝。運動量と激しさを兼備する京産大出身の33歳だ。

一方の東芝は、新指揮官にNZ出身のトッド・ブラックアダーHC(ヘッドコーチ)を迎え、好調を維持している。

先週はパナソニックに27-46で敗れたが、師弟関係にあたるパナソニックのロビー・ディーンズHCは、敵将として対峙したかつての教え子を讃えた。

「東芝のパフォーマンスを見てわかるように、彼(ブラックアダーHC)は監督として非常に素晴らしい功績をあげている」

東芝は、昨季王者を敵地で撃破するという難しいミッションに挑む。

選ばれた東芝のメンバーを見てみると、自慢のスクラムを支えるFW第1列(フロントロー)にはPR田中圭一、HO橋本大吾、PR深村亮太。

両ロックにはともに190センチ台の梶川喬介、小瀧尚弘。

そしてNO8は日本代表キャプテンとして’19年W杯で史上初の8強入りを達成したリーチマイケル。

キャプテンは精度の高いキックスキルを誇るSH小川高廣だ。

注目はセンターコンビ。12番は、鹿児島大では教員志望だった中尾隼太。スタンドオフとしてもプレーでき、配給役としても機能する万能型だ。

一方、13番でコンビを組むのは、激しいプレーが持ち味のジョニー・ファアウリ。スーパーラグビーのチーフス(NZ)でも活躍したハードヒッターだ。特徴の違うセンターコンビのプレーにも注目したい。

神戸製鋼と東芝は、トップリーグの前身である全国社会人大会で、幾度となく名勝負を繰り広げてきた名門同士。プライドがぶつかり合う激戦が予想される。

激闘必至の「神戸製鋼コベルコスティーラーズ×東芝ブレイブルーパス」は2月23日(日)午後0:50から、 JSPORTSオンデマンド限定でLIVE配信される。

文:多羅 正崇

多羅正崇

多羅 正崇

スポーツジャーナリスト。法政二高-法政大学でラグビー部に所属し、大学1年時にスタンドオフとしてU19日本代表候補に選出。法政大学大学院日本文学専攻卒。「Number」「ジェイ・スポーツ」「ラグビーマガジン」等に記事を寄稿.。スポーツにおけるハラスメントゼロを目的とした一般社団法人「スポーツハラスメントZERO協会」で理事を務める。

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